【R18】人間✖️猫人間🐱

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同日、掃除の時間である。
「おい発情猫、ここてめーが片付けやがれ。」
「っ何言って…！！！」
思わず赤面したクロを、大地が不敵に鼻で笑う。
「何考えてんだよ」
「…っ」
以前の出来事もあり、クロは何も言い返せない。ぴょんと猫耳だけが頂きを向く。恥ずかしがった顔を見られたくなくて顔を背け、隣にいたナレムに箒を預けると教室から逃げようとするクロを大地が追いかける。ナレムはそんな二人にため息をついた。
「おい、しっぽ」
「固有名詞で呼ぶなっ！！」
「逃げんじゃねえよ」
「何でついてくんだよっ！！」
走り出すクロに追いかけ返す大地がいとも簡単に前を行くクロの腕を引く。
「はっ…離せっ…！」
「うるさい」
掃除の時間の終わりかけの生徒が残る中、大地は近くにある男子トイレへと引き込み個室の一室の扉を閉める。
「やっ…」
声を上げそうなクロの口を大地の手が塞ぐ。囁き声で、
「声出したらばれるぞ？」
「や…やだやだっ」
「元はと言えばお前が俺の机の上でマーキングしてたんだろ」
「そんなこと…」
「机のまわりお前の匂いでプンプンだったけど」
「…っ」
「ここも」
クロの足の間に割り入った大地の足がクロの下腹部の中心にちょうど当たり、勃起しているそこに手をやる。
「ぅわ…っ」
「言ってること真逆だし」
学生服のズボンのチャックに手をかけ大地がクロの反応しているペニスをさっさと取り出す。そして身長差から口元にちょうどある、クロの猫耳を甘噛みする。
「にゃぁ…」
「普通人の机の上でグルーミングするか？」
「…っ」
「俺の机の上だから乗りましたって言えよ」
「ふぎ…っ」
小さい顔を大地に無理やり頬を押さえ込まれ、さらに三角顔になる。大地は上を向くクロのペニスを握りやわやわと焦らすように触れていき、
「じゃあこっちはどうされたいか言えよ」
下腹部も顔も捉えられながら対面する大地に、クロは目のやり場に困りギュッと目を閉じる。そこで脳裏で咄嗟に思いついたのは、大地の顔面に向けてキスをすること。クロは半ば反射的に、目を開け視界に飛び込んだ大地の唇目掛けて、する。所詮大地だってクロも、動物だ。なりふり構ってられるか。ちゅっと音が立った啄むようなキス。思春期の自分の性欲を抑えられないクロは、その吐き出し場所を盾に取られている。温かい大地の唇の温もりに触れて、生身の人間の温かさを実感し身に沁みる。この感覚は二回目だった。生々しくて少々刺激が強い。それとともに性欲が、全身の血がそこに集中する。思わず腰が動き誘っているような仕草をしてしまう。
「だいち…それやめ…っ」
「何で？」
「…っ恥ずかしいからに決まってんだろっ!…」
「かわいい」
大地のその意外な言葉にクロは驚いた。
「…っそんなこと言うな…っ」
「雰囲気ぶち壊し」
大地が不敵に笑んで、何でそんな慣れてそうな顔が出来るんだとクロと余裕の差にクロは鼻水が垂れ泣きそうになる。
「どっちが欲しい？」
「は？」
「だから先にイかせて欲しいか、俺の入れていいのか」
そんな選択肢に、クロは一瞬考え産な答えが頭をよぎり、素直なクロは、
「い…入れてほしい」
とあっさり答えてしまう。すると大地は満足そうな顔をすると備え付けのトイレに腰を下ろしクロを上に乗せるとゆっくりとその腰を支え下そうとし、
「ええっ」
驚いたクロの気も知らずにそのまま騎乗位をさせようとする。初心者には難易度の高い体位にいっぱいいっぱいになりながら、クロは大地と行為に及んだのだった。