音楽業界のボーイズラブ

おとめ

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食事を終えどこに向かうかと思えば怪しいホテル街へと連れられ、すすむとシンが目を合わせながら思案気な顔をする。
「プレゼントはね、これ」
手紙の封筒に入れられたものを青井がすすむに渡し、
「開けていいですか?」
「うん、ぜひ」
開封しながら封筒の中の固い感触に嫌な予感がする。
「…っ」
すすむが中身を見るとすぐに隠し、訝るシンに目を合わせられない。
「いいでしょ?」
「あおい、…さん…」
「僕も見ていいですか?」
「もちろんいいよ」
シンがすすむから手紙を取ろうとして、すすむが頑なに拒否する。
「見せろ」
「無理」
その間にも青井がラブホテルへと入り、2人の押し問答を見て笑いながらパネルの空き部屋を取る。
「こんなもの…何で…?」
すすむが握りしめたまま青井に問うが、その間にもすぐにシンから封筒を奪われる。
「だめ、まじで、返せ」
シンがさっさと中身を取り出し、唖然とした顔をする。そこには青井とすすむの体の絡み合う写真が入っていた。以前青井とセックスした時の写真だ。
「どう?いい感じ?」
シンが体を震わせながら拳を握る。
「何のおつもりですか?」
「2人の反応が見たくてね」
すすむとシンが青井に連れ立ちエレベーターに乗り込んだ。
「慰労会がしたいから、すすむくん、シてくれる?」
「…何でシンまで…」
「それは僕の好みと偏見でかな。それにこの前の飲み会2人でベタベタしてたじゃない」
「お金ですか…?」
「逆だよ。すすむくんにならお金払ってもいいよ。だけど君とシン君のセックスの写真は撮らせてもらう。何かあった時のためにね」
青井の本性が出てきて、2人がどん引きする。ホテルの室内に入ると全面が鏡貼りで四角が一つもない部屋に案内され、これも青井の戦略なのか、いつでも自分達の行動を監視できる状況である。
「まあゆっくりして、お風呂でも入ってきなよ。」
「青井さんは…」
「僕は後でいいから。こう見えても忙しくてね、仕事も少ししなくちゃ」
青井が自身の荷物からノートパソコンを取り出す。
浴槽に湯が溜まるのを待ちながらの時間の流れが地獄だ。青井がパソコンのキーボードを打つ音が静まり返る室内に粛々と響き渡る。
「お先に失礼します」
湯が沸くとためらいながらもすすむが服を脱ぎ、バスルームへ向かう。浴槽に浸かりながらも落ち着く場所がなくすぐにシャワーを浴びる。すすむが上がると次にシンが入り、気を遣ってか青井のために湯を張り直した。

「じゃあ遠慮なく」
青井がシンに見せつけるように、すすむの体を膝に乗せ青井の体と反対に向かせたすすむの上半身の肌を指でなぞる。フェザータッチに敏感になり、ぞくぞくとすすむの体が敏感に反応する。シンに自分の裸や感じている所を見られているのもあり恥辱に余計に意識してしまう。腰回りやくびれ、胸へとゆっくりと肌を撫でられる。
「興奮してるの?もう勃ってるけど」
全裸で隠せない状況にすすむは勃起したものが鏡に映りながら攻められている自分がチラチラと目に映り、その状況が卑猥さを増す。首を振り、いやいやと下を向く。太ももをまさぐられながら際どい場所に青井の手が伸びて、敏感な場所に意識が集中する。そんな自分はシンの目にどう映っているのだろう。淫乱だと思われ、嫌われるかもしれない。
「シン君もこっちに来て。一緒に楽しもう」
青井が手をこまねくが、シンを見ると今にも殴りかかりそうに拳を握るシンに、
「シン、来て」
すすむが青井よりもシンに触れられたくて、
「…っ」
シンが項垂れ、考える素振りを見せるがすすむの言葉に、風呂上がりに来ていたガウンを脱ぎすすむと青井の目の前で自身の肉棒をすすむの前に押しつける。シンが自身を扱き、すすむがそれを口に含むとすぐに勃ち上がる。後ろにいる青井がそれを見ながらすすむの乳首を摘んだり、乳輪を攻めると敏感な場所に、思わず体が反応する。
「そこ…っ恥ずかしい…っ」
青井の手に感じながらもシンの勃起したペニスが口の中で犯され、自分の下品さに背徳感を感じながらも興奮してしまう。
「乳首立ってるよ」
「言わなっ…」
上気する頬にシンの顔が近づいてきて、顔中にキスの雨を降らせる。
「僕のも舐めて」
青井が立ち上がり、ベッドへとすすむを連れ立ちいつの間にか勃起したペニスをすすむの前へと誘導する。全裸のすすむが四つ這いで青井のものをフェラする姿と、無防備なすすむの白く小ぶりな双丘にシンの情欲と嫉妬が煽られる。シンがベッドに乗り上げすすむの腰に手を回すと、自身のペニスをすすむのアナルへと挿入しピストンする。
「…っあ…だめ…シン、それ、気持ち良くなっちゃう…っ」
「青井さん、いいんですか?」
「っあ…シンの熱いの…」
「やっぱり君たちデキてたんだ」
口内に入っている青井にイラマチオされすすむは呼吸をするのがやっとになる。
「ちが…っ」
シンの動きまでもすすむの中の最奥を突き、、ピストンされる刺激にすすむのアナルが吸いつきながらシンの熱が熱くて、早くも限界を迎えそうになる。
「…っア…イきたい…っ」
すすむが青井の肉棒を扱く手を早め、アナルの刺激に耐えながら持て余している自身に自然と腰が動きシンにねだるように腰を押し付けてしまう。シンがすすむの物を掴み、絶頂までの手を早めた。
「ぁっ…いくッ」
シンの手に導かれすすむが射精すると、2人もすすむの中にそれぞれ精を吐き出した。

青井とシンの微妙な関係はまだ終わりを見せない。そして青井とすすむの関係はその後も何度か続いたが、そういう時に限ってシンから着信が来たが、寝てるということにしておいて誤魔化していた。
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