【R18】不良×普通くん

おとめ

文字の大きさ
上 下
4 / 6

1.3

しおりを挟む

   「…」
   「こぉーやって、下から引っ張ったり…」
   血の気が引いていく。近藤が背後から片方の腕で馨のペニスを掴み扱いてみせる。
   なかなか反応しないそこに、近藤がぞんざいに馨のものを扱い出すと、「使えねぇなあ」と駿が呟きどこから取り出したのか、液体の入ったボトルを近藤に投げ渡す。受け取った近藤は中身を確認し、粘度のあるそれを手の平に押し出した。
   「冷…っ」
   近藤の手が馨の肉棒に塗り広げていく。だがやがて体温で温かくなり、ペニスや睾丸、果てにはアナルにまで達した。敏感な部位は、今まで味わったことのないぬるぬるとした感覚や、指が這う触感にビクビクと震える。馨は、
   「ぁ…っ」
   肉棒にまとわりついた液体を弄ばれながら、身を悶えさせる事しか出来ない。呆然と見ていた勇二がはっとして駿を振り返る。そして再び馨のものに触れると、そっと愛撫をし出す。前後からの体験したことのないいやらしい刺激に、馨はパニックになりながらも射精寸前になる。
     「や…やめて…やめ…下さ…」
   とうとうしゃくり上げながらだらしなく口から涎を滴らせた馨を見て、 勇二はなぜか愛撫を一層激しくした。
   「やだ…や…っ!!!」
馨が為すがままになると、ペニスが脈打ち先端からどくりと粘液を吐露する。涙を滲ませた馨が息を荒くすると、紙パックのジュースを飲んで無表情に静観していた駿が立ち上がり、馨の髪を鷲掴み、上向かせる。
   「キモチヨカッタ?」
   目と目がぶつかり、馨がもがく。駿は、
 「威勢いいじゃん」
と満足そうに笑みを浮かべ、手を放すと背を向け歩き出して行ってしまった。
   「明日もおいで。ヨカッタらね~」
   駿はひらひらと手を振り、校舎の向こうの昇降口へと消える。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

お酒に酔って、うっかり幼馴染に告白したら

夏芽玉
BL
タイトルそのまんまのお話です。 テーマは『二行で結合』。三行目からずっとインしてます。 Twitterのお題で『お酒に酔ってうっかり告白しちゃった片想いくんの小説を書いて下さい』と出たので、勢いで書きました。 執着攻め(19大学生)×鈍感受け(20大学生)

ヤンデレだらけの短編集

BL
ヤンデレだらけの1話(+おまけ)読切短編集です。 全8話。1日1話更新(20時)。 □ホオズキ:寡黙執着年上とノンケ平凡 □ゲッケイジュ:真面目サイコパスとただ可哀想な同級生 □アジサイ:不良の頭と臆病泣き虫 □ラベンダー:希死念慮不良とおバカ □デルフィニウム:執着傲慢幼馴染と地味ぼっち ムーンライトノベル様に別名義で投稿しています。 かなり昔に書いたもので芸風(?)が違うのですが、楽しんでいただければ嬉しいです!

熱しやすく冷めやすく、軽くて重い夫婦です。

七賀ごふん
BL
【何度失っても、日常は彼と創り出せる。】 ────────── 身の回りのものの温度をめちゃくちゃにしてしまう力を持って生まれた白希は、集落の屋敷に閉じ込められて育った。二十歳の誕生日に火事で家を失うが、彼の未来の夫を名乗る美青年、宗一が現れる。 力のコントロールを身につけながら、愛が重い宗一による花嫁修業が始まって……。 ※シリアス 溺愛御曹司×世間知らず。現代ファンタジー。 表紙:七賀

鬼上司と秘密の同居

なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳 幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ… そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた… いったい?…どうして?…こうなった? 「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」 スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか… 性描写には※を付けております。

少年探偵は恥部を徹底的に調べあげられる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

カテーテルの使い方

真城詩
BL
短編読みきりです。

仕事ができる子は騎乗位も上手い

冲令子
BL
うっかりマッチングしてしまった会社の先輩後輩が、付き合うまでの話です。 後輩×先輩。

放課後教室

Kokonuca.
BL
ある放課後の教室で彼に起こった凶事からすべて始まる

処理中です...