【R18】不良×普通くん

おとめ

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   「…」
   「こぉーやって、下から引っ張ったり…」
   血の気が引いていく。近藤が背後から片方の腕で馨のペニスを掴み扱いてみせる。
   なかなか反応しないそこに、近藤がぞんざいに馨のものを扱い出すと、「使えねぇなあ」と駿が呟きどこから取り出したのか、液体の入ったボトルを近藤に投げ渡す。受け取った近藤は中身を確認し、粘度のあるそれを手の平に押し出した。
   「冷…っ」
   近藤の手が馨の肉棒に塗り広げていく。だがやがて体温で温かくなり、ペニスや睾丸、果てにはアナルにまで達した。敏感な部位は、今まで味わったことのないぬるぬるとした感覚や、指が這う触感にビクビクと震える。馨は、
   「ぁ…っ」
   肉棒にまとわりついた液体を弄ばれながら、身を悶えさせる事しか出来ない。呆然と見ていた勇二がはっとして駿を振り返る。そして再び馨のものに触れると、そっと愛撫をし出す。前後からの体験したことのないいやらしい刺激に、馨はパニックになりながらも射精寸前になる。
     「や…やめて…やめ…下さ…」
   とうとうしゃくり上げながらだらしなく口から涎を滴らせた馨を見て、 勇二はなぜか愛撫を一層激しくした。
   「やだ…や…っ!!!」
馨が為すがままになると、ペニスが脈打ち先端からどくりと粘液を吐露する。涙を滲ませた馨が息を荒くすると、紙パックのジュースを飲んで無表情に静観していた駿が立ち上がり、馨の髪を鷲掴み、上向かせる。
   「キモチヨカッタ?」
   目と目がぶつかり、馨がもがく。駿は、
 「威勢いいじゃん」
と満足そうに笑みを浮かべ、手を放すと背を向け歩き出して行ってしまった。
   「明日もおいで。ヨカッタらね~」
   駿はひらひらと手を振り、校舎の向こうの昇降口へと消える。
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