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しおりを挟む緑色のほうきの柄の部分がぐわりぐわりと円を描いたり、埃を取る毛先がもじゃもじゃ揺れている。これはなんだ?
一本のほうきがぐにゃりと湾曲し這い寄り、どこかから液体を纏わせ、ロッカーから溢れ出す。
「ひっ」
後ずさろうとするとその生物が俊敏に動き出し、足首を掴みするすると脛の部分や太腿へと這い上がる。
「えっ…」
ぬるぬるとした感触が下半身を覆い出し、体力を奪うその質感に恐怖を感じる。身動きがとれない。重みのある液体とは裏腹に、生物なりの血液を思わせる体温を感じる。
しかしー…
軟体動物なのかそれは自在に動き回り、変則的でただ長いという特徴以外は他に類を見ない。
下半身を纏う生物が徐々に上半身を這い上がる。全身が熱くなる。
纏わりつかれた箇所から液体が流れだし、血液を圧迫する。または先端が左右上下と枝分かれして行き、行動を読むことが出来ない。触れた場所からざわりと鳥肌が立ち、身震いする。が、それは間もなく衣服の中へ侵入し出し、肌を擦っていく。
「う…」
首に纏わり、穴という穴へ侵入しようとする。目を閉じると、耳や口の中ににゅるにゅると入り込む。
「やめ…ろ…」
どうにか言葉にしたものは、その正体不明の生物に通じるのか。
敏感な箇所を目掛けて入り込む触手は、抵抗感を奪い新たな感覚を産む。
「はあっ…!!」
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