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第一章
第7話 まおーしゃまに!かんびょー大作戦!
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お腹にもの凄い衝撃が走った。そこそこデカイヨツバの声も聞こえる。
ヨツバに出会ってから、初めての朝に似てる。
「まおーしゃ!だいじょーぶ?」
「ヨツバくん、まおーさまは、調子が悪いんです。体に
負担かけちゃダメですよ。」
「は~い、」
モニウに注意され、ヨツバが慌てて下りた。 お腹の衝撃が少し収まり、痛くは無くなった。
「そんなに注意しなくていいから、ちょっと乗られただけでしょ?」
「まおーさまは、今お熱が40度もあるんです!寝ててください!」
「ヨツバくんにも移りますし。」
心配するモニウを横目にしつつ、元気そうなヨツバの頭を撫でる。治らくても心は、少し落ち着く。
「フフっ。モーくん、ヨツバの心配してくれてありがとな。」
「ヨツバ。今日は違うお部屋でモーくんと、いやおねーしゃと遊んで来な。」
俺は、ヨツバを部屋から出そうと、移動魔法で移さない安全な部屋に移動させた。
本当は、モニウと行ってほしい。だけど、ヨツバの事だから、ちょっと自信を持ち過ぎているかもだけど、俺と遊びたいとか言うとか言うかも知れないし。
部屋だって、カラフルなマットが敷かれ、つみきやドールハウス、大量のぬいぐるみなどなど、おもちゃたっぷりの子供部屋で、俺が魔王城に来たばかりで部屋の数々を見回っていた時に見つけた何であるのか、分からない部屋。こんな所で役に立つのは、嬉しい。
「あれ?まおーさま、ヨツバくんに看病してもらいそうだったのに…いいんですか?」
「俺の事、何だと思ってるの?どんなにヨツバが可愛いくても、」
「モーくんは、ヨツバと遊んできてよ。おもちゃのある謎の部屋。」
「あ!はい!何回も言いますけど、安静にしててくださいね!」
モニウがウインクと共に、部屋を出た。
話し声が何も聞こえず、物音のせず、静かになった。
こんなに静かなのに、 安静にしてと言われても、寝ようとしても眠れない。ベッドの上で暇を謳歌するしか、ないらしい。
その時間が、数十分続き、眠りに就けそうになった。
「ほれ、薬持って来てやったぞ!魔王。」
「ほんと!体調を崩すとは、魔王としてみっともないわ!魔王様はな!、とても生き生きとしておられ、力強く素晴らしいお方だったのじゃぞ!」
この前の魔王信者は、ローズだ。
薬持って来てくれたのは、有難いけど、うるさすぎる。
「ローズ、薬ありがとね、」
俺は、ローズから受け取った錠剤を1錠だけ飲み、後は机に置いた。
「ふん!弱い魔王が困ってたら、少しは看病してやるのは、当然じゃ!」
ローズって本当に優しいだよな、魔王の話は、ウザいから、そこだけ治ればな。
「じゃあ!ついでにそこにある紅茶入れて貰っていい?」
俺は、少し甘えちゃって、部屋の奥にある、俺でも取りに行こうと思えば、行けそうな場所にあるお茶を指さした。
「はぁ…よかろう。」
(フフっ、やってくれた… )
やっぱり優しいな。
そんなローズを優しく、見つめていると、騒がしい声が聞こえた。
「ちょっと!ヨツバくん!?まおーさまの部屋には、行っちゃダメです!移っちゃいます!」
「よつば!まおーしゃなおすの!」
俺のために、ぐずってまで、心配してくれる何て。
「やさしいですね!マスクつけますね!」
「まおーさま!ヨツバくん入りますね!おいで!」
モニウが、ヨツバの手を引き、そう全くいらない報告しながら、入って来た。
「そんな事言われなくても、入ってるでしょ 」
「まおーしゃ!いたい?」
「え、あー、大丈夫だよ、」
(可愛すぎるんだけど…ヨツバってほんとやさしい、心配させたくなかったのに… )
(とりま、嘘ついとこ )
何て、薄ら笑いをする。
すぐバレる事は分かってるけど。モニウは、俺に詳しいから。
「嘘、つかなくていいんですよ!」
「うん!まおーしゃなおす!」
「これぺたぺたしよ!」
「おねーしゃにおしえてもらった!」
「はい!貼り直しましょー!まおーさま!」
冷えピタを持ったヨツバが、俺に迫って来る。
そこまで近づかれるとマスクありきでも、危ないかも、そしたら、俺が丁寧に優しく、お兄ちゃんとして、看病してあげるけど、病気のがダメだよね。
「えっと、いいから!なおったから!」
「いえ!ヨツバくん!貼りたがってます!」
モニウも、ヨツバを抱き抱え始め、かなり怖いぐらいに俺に近寄ってくる。
「さ、貼りましょ!」
「ぺた!」
俺は、普通に貼られた。
もう、治っていたつもりだけど、ヨツバの『ぺた 』が可愛くて、ギリ許せる。
「そのまま安静にしててくださいね!まおーさま!」
「してるんだけどね… 」
「横になっててって事です!」
「うん!まおーしゃ!ねよ!」
にこにこしながら、重たい布団を俺に掛けようと、ヨツバまでずっと心配してくる。
俺って幸せすぎる。ほんと。
「大丈夫。俺がかけるから。これぐらい。」
「それで、マスクしてるしヨツバ一緒にねよ。」
「うん!ねたい!」
ベッドに上がって来たヨツバに頭から布団を被せてあげようと、するも、モニウに止められた。
「まおーさま、移るから移動させたんですよね。」
「あ、そうだったね、 」
モニウ、少し邪魔しちゃったかな、ヨツバを心配してくれているのは、好き。
「なら!ヨーツバくん!まおーさまにおちゃづけ!作ってみませんか?」
「おちゃづけ…なぁに?」
ヨツバには、初めての言葉できょとんとしているのが、想像できる。
「おちゃづけっていうのはねぇ…あったかくて、ぽかぽかするつくるのが簡単なたべものです! 」
「まおーさまをぽかぽかにしちゃいましょう!」
「するぅ!」
モニウは、本当にヨツバを連れ出すのが上手い。
大体の話に優しい俺が入っているのも嬉しいし、今日に関してはヨツバのためにもなる。
モニウ大好き。有能すぎる。
「これで!オレとヨツバくんの様子みれるので!安静にした状態でも楽しめます!」
「モーくん、ありがとね!暇だったら見よーかな。」
そう言って、モニターの前に転がってたリモコンを渡してくれたモニウは、キッチンに行った。
(はぁ…疲れたかな… )
ゆっくりヨツバの様子を見ようと考えていたつもりだったけれど、思ったより疲れていたからか、枕に頭突っ伏して、近くにあったリモコンのボタンを適当に押して、片耳でヨツバの声だけを聞き、そのまま倒れた。
「ヨツバくん!まず、お茶漬けの素はオレが用意しときました!」
「トッピングかけてみて!」
「うん!やってみる!でも、これあついの!」
「そこは、この手ぶくろはめて、」
「うん!」
「じゃあ!これでいれちゃお!」
「とぽとぽとぽぉ~ 」
「とぽとぽぉ 」
凄い癒される。
お茶入れる時の擬音お口で言っちゃうのが、特に可愛い。ずっと俺の頭の中でヨツバのとぽとぽぉが無限ループする、これだけで治りそう。治る訳は無いけど。
(お茶漬け…楽しみだなぁ… )
さらに、2人の会話を聞き続ける。
「最後は、トッピングの海苔です!」
「ぱらぱらしちゃいましょう!」
「やりたい!やりたい!」
「ふふ!お茶漬けにぱらぱらぁ~!」
「ぱらぱら~!」
「とぽとぽもぱらぱらもたのし!まおーしゃともしたかった!」
お茶を入れていく音、海苔をかける音、ヨツバだから、愛らしい。ヨツバ以外は、愛らしくない行為、普通の行為。
「またこ~んど!しましょ!」
「うん!まおーしゃのとこまで、ヨツバが運ぶ!」
「はい!頑張ってね!」
内心、少し不安になる。
お茶漬けは、俺の1杯分、それぐらい持てる、零さない、何て思っても、ヨツバは初めてだからかな、凄い過保護みたいになってる。
何かあったら、有能なモニウが助けてくれるよね。
さすがに手助けする必要はない。
したい気持ちは抑えられるか不安だけど。
「ついたぁ!まおーしゃ!ヨツバがんばった!たべて?」
「え~!めっちゃおいしそう、いただきます、」
明るく挨拶をし、お茶漬けを口に入れた。
「半分はオレなので、安心しておいしいの食べれますよ!」
モニウのハニカム笑顔って本当に安心感がある。
「うん!めっちゃおいしい。ほんとにヨツバできたの
?」
「いっぱいてつだったんだぁ!」
俺の幸せそうに笑いながら、頭をなでなでする。対して、ヨツバは、にこにこ眩しすぎる笑顔を見せる。太陽の天使だ。可愛すぎて、心の中の俺が倒れそう。
「ヨツバくん、お茶かけたりしただけですけどね。」
少し水を差すように、愛想笑いをするモニウに少し、言い返したくなるけど、我慢しようかな。
「はやくなおるといーね!いたいたいのとんでいけするーーー!!」
買い物の時に教えた事やろうとしてくれてる。
にこにこした表情と魔法の杖を振るフリ、本当に天使。痛くないのが、悔しい。
「痛くないから、大丈夫だよ、」
「よかった!いたくなったらいって?」
軽く答えるも、嘘付けば良かった何て、後悔してる。
心配してる顔が見れたし、満足かな。
「ふぅん…大好きなヨツバくんに治してもらわなくていいんですかぁ?まおーさま!」
モニウは、からかって来るような目線でニヤニヤしている。
「モーくん、俺もう治ってるよ?おでこ触ってみる?分かるから。」
「キザな言い方ですねぇ。触りますよ。何かセクハラみたい…たしかに治っては、いますね。 」
「なおったの!?あしたいっしょにあそぼ!」
モニウの言葉を聞いたヨツバは、俺の膝の上に思いっきり飛び乗った。
もちろん俺は、頭を優しく撫でてあげる。
「フフっ、明日遊ぼうね!ヨツバ!」
「家の中で…ね?お外遊びまた出来るといいね… 」
ヨツバに聞こえない小さな声でそう呟いた。
ヨツバに出会ってから、初めての朝に似てる。
「まおーしゃ!だいじょーぶ?」
「ヨツバくん、まおーさまは、調子が悪いんです。体に
負担かけちゃダメですよ。」
「は~い、」
モニウに注意され、ヨツバが慌てて下りた。 お腹の衝撃が少し収まり、痛くは無くなった。
「そんなに注意しなくていいから、ちょっと乗られただけでしょ?」
「まおーさまは、今お熱が40度もあるんです!寝ててください!」
「ヨツバくんにも移りますし。」
心配するモニウを横目にしつつ、元気そうなヨツバの頭を撫でる。治らくても心は、少し落ち着く。
「フフっ。モーくん、ヨツバの心配してくれてありがとな。」
「ヨツバ。今日は違うお部屋でモーくんと、いやおねーしゃと遊んで来な。」
俺は、ヨツバを部屋から出そうと、移動魔法で移さない安全な部屋に移動させた。
本当は、モニウと行ってほしい。だけど、ヨツバの事だから、ちょっと自信を持ち過ぎているかもだけど、俺と遊びたいとか言うとか言うかも知れないし。
部屋だって、カラフルなマットが敷かれ、つみきやドールハウス、大量のぬいぐるみなどなど、おもちゃたっぷりの子供部屋で、俺が魔王城に来たばかりで部屋の数々を見回っていた時に見つけた何であるのか、分からない部屋。こんな所で役に立つのは、嬉しい。
「あれ?まおーさま、ヨツバくんに看病してもらいそうだったのに…いいんですか?」
「俺の事、何だと思ってるの?どんなにヨツバが可愛いくても、」
「モーくんは、ヨツバと遊んできてよ。おもちゃのある謎の部屋。」
「あ!はい!何回も言いますけど、安静にしててくださいね!」
モニウがウインクと共に、部屋を出た。
話し声が何も聞こえず、物音のせず、静かになった。
こんなに静かなのに、 安静にしてと言われても、寝ようとしても眠れない。ベッドの上で暇を謳歌するしか、ないらしい。
その時間が、数十分続き、眠りに就けそうになった。
「ほれ、薬持って来てやったぞ!魔王。」
「ほんと!体調を崩すとは、魔王としてみっともないわ!魔王様はな!、とても生き生きとしておられ、力強く素晴らしいお方だったのじゃぞ!」
この前の魔王信者は、ローズだ。
薬持って来てくれたのは、有難いけど、うるさすぎる。
「ローズ、薬ありがとね、」
俺は、ローズから受け取った錠剤を1錠だけ飲み、後は机に置いた。
「ふん!弱い魔王が困ってたら、少しは看病してやるのは、当然じゃ!」
ローズって本当に優しいだよな、魔王の話は、ウザいから、そこだけ治ればな。
「じゃあ!ついでにそこにある紅茶入れて貰っていい?」
俺は、少し甘えちゃって、部屋の奥にある、俺でも取りに行こうと思えば、行けそうな場所にあるお茶を指さした。
「はぁ…よかろう。」
(フフっ、やってくれた… )
やっぱり優しいな。
そんなローズを優しく、見つめていると、騒がしい声が聞こえた。
「ちょっと!ヨツバくん!?まおーさまの部屋には、行っちゃダメです!移っちゃいます!」
「よつば!まおーしゃなおすの!」
俺のために、ぐずってまで、心配してくれる何て。
「やさしいですね!マスクつけますね!」
「まおーさま!ヨツバくん入りますね!おいで!」
モニウが、ヨツバの手を引き、そう全くいらない報告しながら、入って来た。
「そんな事言われなくても、入ってるでしょ 」
「まおーしゃ!いたい?」
「え、あー、大丈夫だよ、」
(可愛すぎるんだけど…ヨツバってほんとやさしい、心配させたくなかったのに… )
(とりま、嘘ついとこ )
何て、薄ら笑いをする。
すぐバレる事は分かってるけど。モニウは、俺に詳しいから。
「嘘、つかなくていいんですよ!」
「うん!まおーしゃなおす!」
「これぺたぺたしよ!」
「おねーしゃにおしえてもらった!」
「はい!貼り直しましょー!まおーさま!」
冷えピタを持ったヨツバが、俺に迫って来る。
そこまで近づかれるとマスクありきでも、危ないかも、そしたら、俺が丁寧に優しく、お兄ちゃんとして、看病してあげるけど、病気のがダメだよね。
「えっと、いいから!なおったから!」
「いえ!ヨツバくん!貼りたがってます!」
モニウも、ヨツバを抱き抱え始め、かなり怖いぐらいに俺に近寄ってくる。
「さ、貼りましょ!」
「ぺた!」
俺は、普通に貼られた。
もう、治っていたつもりだけど、ヨツバの『ぺた 』が可愛くて、ギリ許せる。
「そのまま安静にしててくださいね!まおーさま!」
「してるんだけどね… 」
「横になっててって事です!」
「うん!まおーしゃ!ねよ!」
にこにこしながら、重たい布団を俺に掛けようと、ヨツバまでずっと心配してくる。
俺って幸せすぎる。ほんと。
「大丈夫。俺がかけるから。これぐらい。」
「それで、マスクしてるしヨツバ一緒にねよ。」
「うん!ねたい!」
ベッドに上がって来たヨツバに頭から布団を被せてあげようと、するも、モニウに止められた。
「まおーさま、移るから移動させたんですよね。」
「あ、そうだったね、 」
モニウ、少し邪魔しちゃったかな、ヨツバを心配してくれているのは、好き。
「なら!ヨーツバくん!まおーさまにおちゃづけ!作ってみませんか?」
「おちゃづけ…なぁに?」
ヨツバには、初めての言葉できょとんとしているのが、想像できる。
「おちゃづけっていうのはねぇ…あったかくて、ぽかぽかするつくるのが簡単なたべものです! 」
「まおーさまをぽかぽかにしちゃいましょう!」
「するぅ!」
モニウは、本当にヨツバを連れ出すのが上手い。
大体の話に優しい俺が入っているのも嬉しいし、今日に関してはヨツバのためにもなる。
モニウ大好き。有能すぎる。
「これで!オレとヨツバくんの様子みれるので!安静にした状態でも楽しめます!」
「モーくん、ありがとね!暇だったら見よーかな。」
そう言って、モニターの前に転がってたリモコンを渡してくれたモニウは、キッチンに行った。
(はぁ…疲れたかな… )
ゆっくりヨツバの様子を見ようと考えていたつもりだったけれど、思ったより疲れていたからか、枕に頭突っ伏して、近くにあったリモコンのボタンを適当に押して、片耳でヨツバの声だけを聞き、そのまま倒れた。
「ヨツバくん!まず、お茶漬けの素はオレが用意しときました!」
「トッピングかけてみて!」
「うん!やってみる!でも、これあついの!」
「そこは、この手ぶくろはめて、」
「うん!」
「じゃあ!これでいれちゃお!」
「とぽとぽとぽぉ~ 」
「とぽとぽぉ 」
凄い癒される。
お茶入れる時の擬音お口で言っちゃうのが、特に可愛い。ずっと俺の頭の中でヨツバのとぽとぽぉが無限ループする、これだけで治りそう。治る訳は無いけど。
(お茶漬け…楽しみだなぁ… )
さらに、2人の会話を聞き続ける。
「最後は、トッピングの海苔です!」
「ぱらぱらしちゃいましょう!」
「やりたい!やりたい!」
「ふふ!お茶漬けにぱらぱらぁ~!」
「ぱらぱら~!」
「とぽとぽもぱらぱらもたのし!まおーしゃともしたかった!」
お茶を入れていく音、海苔をかける音、ヨツバだから、愛らしい。ヨツバ以外は、愛らしくない行為、普通の行為。
「またこ~んど!しましょ!」
「うん!まおーしゃのとこまで、ヨツバが運ぶ!」
「はい!頑張ってね!」
内心、少し不安になる。
お茶漬けは、俺の1杯分、それぐらい持てる、零さない、何て思っても、ヨツバは初めてだからかな、凄い過保護みたいになってる。
何かあったら、有能なモニウが助けてくれるよね。
さすがに手助けする必要はない。
したい気持ちは抑えられるか不安だけど。
「ついたぁ!まおーしゃ!ヨツバがんばった!たべて?」
「え~!めっちゃおいしそう、いただきます、」
明るく挨拶をし、お茶漬けを口に入れた。
「半分はオレなので、安心しておいしいの食べれますよ!」
モニウのハニカム笑顔って本当に安心感がある。
「うん!めっちゃおいしい。ほんとにヨツバできたの
?」
「いっぱいてつだったんだぁ!」
俺の幸せそうに笑いながら、頭をなでなでする。対して、ヨツバは、にこにこ眩しすぎる笑顔を見せる。太陽の天使だ。可愛すぎて、心の中の俺が倒れそう。
「ヨツバくん、お茶かけたりしただけですけどね。」
少し水を差すように、愛想笑いをするモニウに少し、言い返したくなるけど、我慢しようかな。
「はやくなおるといーね!いたいたいのとんでいけするーーー!!」
買い物の時に教えた事やろうとしてくれてる。
にこにこした表情と魔法の杖を振るフリ、本当に天使。痛くないのが、悔しい。
「痛くないから、大丈夫だよ、」
「よかった!いたくなったらいって?」
軽く答えるも、嘘付けば良かった何て、後悔してる。
心配してる顔が見れたし、満足かな。
「ふぅん…大好きなヨツバくんに治してもらわなくていいんですかぁ?まおーさま!」
モニウは、からかって来るような目線でニヤニヤしている。
「モーくん、俺もう治ってるよ?おでこ触ってみる?分かるから。」
「キザな言い方ですねぇ。触りますよ。何かセクハラみたい…たしかに治っては、いますね。 」
「なおったの!?あしたいっしょにあそぼ!」
モニウの言葉を聞いたヨツバは、俺の膝の上に思いっきり飛び乗った。
もちろん俺は、頭を優しく撫でてあげる。
「フフっ、明日遊ぼうね!ヨツバ!」
「家の中で…ね?お外遊びまた出来るといいね… 」
ヨツバに聞こえない小さな声でそう呟いた。
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