こんなもんだろう

かぁくん

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五章1

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次の日

保健室では。

駿「なぁ心」
心「ん?」
駿「アダムとイブはすげーよなー」
心「何いきなり」
駿「だって初めて子供つくったのってあの2人だろ?」
心「は?」
駿「日本で初めて子供産んだのは小野妹子かなー?」
心「どうしたいきなり」
駿「いや、昨日春んち泊まったんだよ」
心「なるほどね。何?それでそんなどうしようもない事考えてるの?」
駿「いや、昔の人は皆スゲーなって思ってさ」
心「ふーん。そっか。じゃあ俺がもっとスゲー事教えてやろうか?」
駿「おう。何?」
心「アダムとイブは神話で小野妹子は男な」
駿「え?」

その頃えみ達は。

春「ねー、えみ、私胸ないかなー?」
えみ【何で?】
春「昨日駿が私の家泊まったんだけど胸ちっちゃいって言われた」
えみ【え!泊まったの?】
春「うん」
えみ【そっか】
春「それより、私胸ないかなー?」
えみ【大きくはないかな】
春「そうだよね」
えみ【大丈夫。私もないから】
春「ショックだった」
えみ【大丈夫これからおっきくなるって!】
春「そうかなー?」
えみ【私達まだ成長期だし】
春「うーん」


そこからまた1ヶ月ほどたち、せいやの事件がおきてから心達は毎日毎日大した出来事もなく平和に暮らしていた。


保健室。

お昼。

春「駿、あんた私が作ったお弁当の感想くらいたまには言ったらどう?」
駿「えー?おいしいよ」
心「肉だけだけどね」
駿「俺は肉だけでいいの」
春「何か私もえみみたいにカラフルなお弁当とか作ろうかな」
駿「えーー!いいよこれで!」
心「春ちゃん作れるの?」
春「んー。えみ!教えて!!」
えみ【いいよ。今日家で作ってみる?】
春「うん!」

浩二「おう!皆仲良く弁当食ってんな!」

浩二が来た。

駿「おー。来たか!浩二君の今日の弁当どんな感じ?」


2週間前。

放課後。

浩二「しーん。もう俺金ないよー」
心「何が?何で?」
浩二「わかるだろ!お前ら4人に毎日ジュースおごってんだぞ!」
駿「知らねーよ!」
浩二「お願い!今日で最後にしてください!」
駿「あ!急に刺された足が!」
春「えー!?大丈夫!?」
心「おい!救急車!」
浩二「わかったよ。おごるよ」
駿「春!大丈夫。浩二君のお金の問題に比べればこんなの大した事ないから!」
春「浩二君!駿が刺された痛みは浩二君のお金の痛みより大した事ないって思っての!?」
浩二「だからわかったって。今日は皆何飲む?」
駿「ふー。何か楽になってきた。」
心「俺コーヒー」
春「私紅茶」
駿「俺、どうしよっかなー・・・オレンジジュース」
浩二「オレンジジュースとか珍しいじゃん」
駿「やっぱメクソ!」
浩二「だよな。えみちゃんは?」
えみ【私はいいよ】
浩二「え?」
えみ【お金ないんでしょ?】
浩二「そうだけど」
えみ【皆やめよ。何かかつあげしてるみたいになってるよ】
浩二「えみちゃんいいよ?気にしないで」
えみ【皆今日で終わり】
春「えー。何でー?いいじゃん」
えみ【もう終わった事いつまで引きずってんの?】
春「けどさー」
えみ【春ちゃんと私は前もおごってもらって、思ったけど私達いつもあんまり被害なくない?】
春「まぁ確かにそうだけど」
心「いや、えみちゃんは充分被害あったから」
駿「そうだよ!!」
えみ【私はいらない!】
心「えー?じゃあ俺たちももうやめる?」
駿「しょうがない!許してやるか!」
春「わかった。皆がいいなら」
浩二「すまん」
駿「けど何か気がすまないよなー」
心「お前刺されてんもんな」
駿「本当だよー。病院で縫った時超痛かったし。刺された所に麻酔打たれたんだぜ?」
心「やっぱジュースじゃね?」
えみ【ダメ】
駿「うーん。他に浩二君がいるメリット」
浩二「メリットとか言うなよ」
春「そうだ!浩二君ちのお弁当!」
駿「そうか!浩二君これから弁当よこせ!」
春「バカ!浩二君の親についでに私達の分もチョット作ってもらおうよ!」
心「いいね!それ!決定!」
浩二「そんな事でいいの?」
心「いいよ!えみちゃんどう?」
えみ【浩二君の親がいいなら】
浩二「よし!言ってみる!」
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