こんなもんだろう

かぁくん

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三章3 瞬、少し興奮

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心達は体育館につき、心が体育館に入るとすぐ心がでてきた。

駿「どうした?」
心「ダメだあちー」
駿「はー?流石に早いだろ」
心「えみちゃん達の所行こ」
駿「早すぎて流石にそれはむずいわ。さっきダメって言われたばっかだし」
心「だよね」
駿「まぁいいや。プレハブでも行く?」
心「いや、プレハブの中なんて地獄だろ」
駿「確かに。じゃあしばらく日陰で時間つぶすか」

心と駿は体育館の前にある廊下で休む事にした。

心と駿がボーッと体育館の中を見ていると1人の女が近づいてきた。

駿「あれ浩二君が話してた夏美って人じゃね?」
心「あー、そうかも」
駿「こっち来るけど」
心「あー、そうかも」

夏美がこっちに向かって手を振ってきた。

駿「何か手振ってるよ。俺達かな?」

心が自分の後ろを見るが誰もいない。

心「あー、そうかも」
駿「お前さー、喋るのだりーの?」
心「うん。口の筋肉動かしたら暑くなりそう」
駿「んー、わからんでもない」
心「駿、手振ってやれよ」
駿「えー」

駿が嫌々手を振った。
すると夏美は嬉しそうに心と駿の前まで来てしゃがみこみ優しい声で話しかけてきた。

夏美「何してんの?」
駿「暇つぶしっす」
夏美「今日はどこもいかないんだね」
駿「どうゆう事っすか?」
夏美「いっつも心君だっけ?部活から抜けるとさっさとどっか行っちゃうのに」
駿「あー。今日はチョット事情があって」
夏美「そういえば、浩二の事やっちゃったんでしょ?すごいね!」
駿「僕はやられましたよ。やったのはこっち」

心を指さす。

夏美「心君凄いじゃん!私2人ともやられて浩二にへいこらするようになると思ってたのに」
心「別に」
夏美「何?つめたーい」
駿「暑すぎて口の筋肉すら動かしたくないらしいっす」
夏美「何それ、うけるー!」
心「何か俺達によう?」
夏美「そうだ、浩二からチョット私も2人の事で手貸しちゃったって聞いた?」
心「まぁ」
夏美「ごめんね!最初は断ったんだけどしつこくて」
駿「全然いいっすよ。気にしないでください」
夏美「よかったぁ。ずっと気になってて。そうだ!2人とも携帯持ってる?メアド教えてよ」
駿「いいっすよ」

2人は夏美とメアドを交換した。

夏美「じゃっ!私行くね!」

そう言うと夏美は部活に帰って行った。

駿「メアド交換しちゃったよ!どうしよう?」
心「何が?」
駿「嬉しくないの?あの人メチャクチャ可愛いじゃん!」
心「まぁ可愛いけどそんな嬉しい?」
駿「嬉しい。今日夜メールしてみよ!」
心「あ、そ」
駿「てかお前ちゃんと喋れよ!」
心「だから口動かしたくないの!!」
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