こんなもんだろう

かぁくん

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三章1 何かある

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ある日の休み時間。
保健室。

駿「浩二君いつも俺達の所来るけど友達いないの?」
浩二「友達かー。そうだな。いないかな」
心「前言ってた先輩とかは?」
浩二「あー。何か急に来なくなっちゃった」
駿「へー。どんな人なの?」
浩二「一言で言うとやばい」
心「連絡もとってないの?」
浩二「まぁ。てか連絡先知らないし」
駿「え!?知らないの!?仲良いんじゃないの!?」
浩二「とてもじゃないけど聞けない」
心「何で?友達なんでしょ?」
浩二「あの人もきっと友達いないよ。お前ら会っても、近づくなよ」
駿「もしかしてまた俺達やられちゃう?」
浩二「やられるかどうかは知らないけど、あの人見境ないから」
駿「は!?どうゆう事?」
浩二「どんだけ不良でもどんだけ真面目でも仲間に取り込もうとして。最初はいいんだ。けど、段々扱いが雑になってきて、離れようとするとボッコボコ。それにあの人のやり方はひどいんだ。何でもする。これ以上やったら死ぬって時もやめないし」
心が「浩二君見ても止めなかったの?」
浩二「止めれないよ!刺されたりなんかしたらどうすんだよ!」
駿「何?刺された人いんの?」
浩二「いないけど、いつもあの人ナイフ持ってたから」

心と駿が顔を見合わせた。

心「その人部活とか入ってた?バスケ部とか?」
浩二「知らない。いつも昼に来て保健室来て学校終わればチャリ置き場でタバコ吸って、帰るだけだし」
駿「えー!?何のために学校来てんだよ!」
ひさこ「あんた達もそうでしょ。ほら、授業行きなさい」
駿「えー。もうチョットいいじゃん」

授業終わりの金がなる。

ひさこ「じゃあ次の時間は行きなさい」
駿「ヤダ!!」
ひさこ「ダメ!」
駿「ヤダ!!」
ひさこ「ダメ!!」

すると保健室にえみ達がやってきた。

春「駿ー。次の授業、音楽だよー!行こー」
えみ【心ちゃんも行こ?】
駿「どうする?心?」
心「駿行きたいんでしょ?俺も行くよ」
浩二「じゃあ俺帰るわ!」
駿「えー!浩二君も来れば?」
春「浩二君はダメに決まってんじゃん」
駿「何でよ!浩二君も友達なんだからいいじゃん!」
春「いや、友達とか関係ないから。どこからそんな発想が思いつくの?」
駿「ひさこちゃんいいよね?」
ひさこ「浩二、行きたい?」
春「ダメ!皆怖がるから!」
浩二「駿、俺はやめとくよ」
瞬「えー。そっかー。わかった」
浩二「はーい」

4人は保健室から出ていった。

ひさこ「浩二本当にせいやに会ってないの?」
浩二「本当だよ」
ひさこ「そっか」
浩二「何か知ってんの?」
ひさこ「知らない。ほら!あんたも帰るなんて言わないで授業行きなさい」
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