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二章13 えみの根
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えみ【分かりません。けど最初は何をするにも大変でした。紙に書けば言葉は伝わります。けど感情が伝わらない。皆が楽しかったと言うと物凄く楽しそうに聞こえました。けど私は紙に書かなくちゃいけない。紙に書くだけ時間がかかります。瞬間的な感情は伝わりません。けどこの今いる3人と家族3人は私の感情をわかってくれているような気がします。言葉を出さなくてもまず私を見てくれます。紙に書くのを待っているわけではないと思います。表情を見てくれてるのかなと思います。皆が喋っていて私だけ輪から外れてると思った事もありません。けど別に皆は喋れないから喋られるになる事を諦めてるわけではありません。この間携帯を買いました。祖母も買いました。話ができる手段が増えるからだそうです。喋れるにこした事はないと思います。けど今のこの状況で不満はありません】
「そっか。皆も不満はないの?」
心、駿、春「うん」
「よし!終わり!お疲れ様でした」
春「はい!」
「気を付けて帰ってね」
駿「うん!じゃあね」
心「じゃ」
えみは軽く会釈した。
心「お前先生の名前聞かなくていいの?」
駿「あ!そうだった。聞いてくる」
駿は教室に戻った。
駿「先生」
「あら、どうした?忘れ物?」
駿「先生名前何ていうの?」
「村上朋子です」
駿「ふーん、わかった!ありがと!じゃ!」
さって行く駿に向かって朋子が言う、
朋子「今度授業来るんだよー」
駿「うん!じゃねー」
朋子「はい、さようならー」
駿が皆の所に戻ると心が言う。
心「村上朋子だろ?」
駿「何でわかんの?」
心「えみちゃん達に聞けばわかった」
駿「なんだよ!無駄足じゃん!」
帰り道、心が皆に向かって小さな声で言った。
駿「何?聞こえない」
また心は小さな声でボソッと喋る。
駿「何!?」
心「だから、俺達これからもずっと一緒にいよ!」
駿「はー?何言ってんの?はず!」
心「はー?マジで言ったんだけど!」
駿「わかってるよ。一緒にいるよ。な!?」
春の顔を見た。
春「わかってる」
皆がえみの顔を見た。
えみはまんべんの笑みで頷いた。
えみの家に着くと舞美が走って玄関に来た。
心「ただいま。何?どうしたの?」
舞美「いいもん見してやるから来い」
心「何?」
舞美「いいから上がれ!皆も!」
心「わかったよ」
居間に入ると舞美が大きな声で言う。
舞美「じゃーん!!」
心「何?うるさいなぁ」
駿「あ!これ新しくでたゲーム機じゃん!買ったんですか!?」
舞美「そうなんです。買ったんです」
駿「すげー!」
舞美「なんとこれ。DVDも見れちゃうんです」
駿「すげー。で?何のソフト買ったんですか?」
舞美「これです」
心「人生ゲームかよ!」
舞美「何で?いいじゃん!」
心「昔も買ってきて誰もやらなかったじゃん!」
舞美「皆小さかったからわからなくてやらなかったんでしょ?」
心「そうだけど、人生ゲームはいいよ。やりたくない。」
舞美「別に心にやってもらわなくていいですー。ね!?皆やるよね?」
駿「すみません。僕もやめときます」
舞美「何でー!?」
駿「いやチョット」
舞美「そ。男には楽しさがわかんないんだ」
春「舞美さんすみません。私もチョット。ゲームとかわかんないし」
舞美「大丈夫!私が教えるから!」
春「すみません!」
舞美がえみを見た。
えみ【やりません】
舞美「皆なんだよ!小さい頃から何も変わんないな!くそ!体ばっかでかくなりやがって!もういいよ!お母さん!一緒にやろー!」
台所から舞がおやつを持ってきた。
舞「何?」
舞美「一緒にゲームやろ」
舞「やりません」
舞美「えー!じゃあ私は誰とやればいいのー!?」
心「コンピューター」
舞美「くそ!!」
「そっか。皆も不満はないの?」
心、駿、春「うん」
「よし!終わり!お疲れ様でした」
春「はい!」
「気を付けて帰ってね」
駿「うん!じゃあね」
心「じゃ」
えみは軽く会釈した。
心「お前先生の名前聞かなくていいの?」
駿「あ!そうだった。聞いてくる」
駿は教室に戻った。
駿「先生」
「あら、どうした?忘れ物?」
駿「先生名前何ていうの?」
「村上朋子です」
駿「ふーん、わかった!ありがと!じゃ!」
さって行く駿に向かって朋子が言う、
朋子「今度授業来るんだよー」
駿「うん!じゃねー」
朋子「はい、さようならー」
駿が皆の所に戻ると心が言う。
心「村上朋子だろ?」
駿「何でわかんの?」
心「えみちゃん達に聞けばわかった」
駿「なんだよ!無駄足じゃん!」
帰り道、心が皆に向かって小さな声で言った。
駿「何?聞こえない」
また心は小さな声でボソッと喋る。
駿「何!?」
心「だから、俺達これからもずっと一緒にいよ!」
駿「はー?何言ってんの?はず!」
心「はー?マジで言ったんだけど!」
駿「わかってるよ。一緒にいるよ。な!?」
春の顔を見た。
春「わかってる」
皆がえみの顔を見た。
えみはまんべんの笑みで頷いた。
えみの家に着くと舞美が走って玄関に来た。
心「ただいま。何?どうしたの?」
舞美「いいもん見してやるから来い」
心「何?」
舞美「いいから上がれ!皆も!」
心「わかったよ」
居間に入ると舞美が大きな声で言う。
舞美「じゃーん!!」
心「何?うるさいなぁ」
駿「あ!これ新しくでたゲーム機じゃん!買ったんですか!?」
舞美「そうなんです。買ったんです」
駿「すげー!」
舞美「なんとこれ。DVDも見れちゃうんです」
駿「すげー。で?何のソフト買ったんですか?」
舞美「これです」
心「人生ゲームかよ!」
舞美「何で?いいじゃん!」
心「昔も買ってきて誰もやらなかったじゃん!」
舞美「皆小さかったからわからなくてやらなかったんでしょ?」
心「そうだけど、人生ゲームはいいよ。やりたくない。」
舞美「別に心にやってもらわなくていいですー。ね!?皆やるよね?」
駿「すみません。僕もやめときます」
舞美「何でー!?」
駿「いやチョット」
舞美「そ。男には楽しさがわかんないんだ」
春「舞美さんすみません。私もチョット。ゲームとかわかんないし」
舞美「大丈夫!私が教えるから!」
春「すみません!」
舞美がえみを見た。
えみ【やりません】
舞美「皆なんだよ!小さい頃から何も変わんないな!くそ!体ばっかでかくなりやがって!もういいよ!お母さん!一緒にやろー!」
台所から舞がおやつを持ってきた。
舞「何?」
舞美「一緒にゲームやろ」
舞「やりません」
舞美「えー!じゃあ私は誰とやればいいのー!?」
心「コンピューター」
舞美「くそ!!」
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