こんなもんだろう

かぁくん

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二章10 駿へこむ

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次の日

駿「お姉さん所行かなくちゃ」
心「え?教えてもらったんじゃないの?」
駿「いきなり電話って緊張すんじゃん。だからメアド聞いてメールから」

春は下を向いていた。

駿「そうだ!春もメアド教えてよ!」
春「え?いいけど・・・」
駿「じゃあチョット行ってくる!」
えみ【春ちゃんいいの?】
春「いいよ、別に」
心「あいつ授業どうするんだろう」
春「保健室でも行くんじゃないの」
心「あー。じゃあ俺もそうするわ」
春「え?」
えみ【ダメだよ!授業受けなきゃ!】
心「大丈夫だよ。じゃ」
春「もー!何なの!?あの2人!最近全然授業受けない」

心が保健室に着くと駿はすでに保健室で先生と話していた。

心「早っっ!もういんの?メアド聞けた?」
駿「聞けたんだけど何回やっても送れないんだよ」
心「嘘つかれたんじゃない?」
駿「そんなわけないじゃん。向こうから教えてきたんだから」
心「チョット電話してみ」
駿「うん」

駿は聞いた番号に電話をしてみた。

しばらく時間が経つ。
すると駿が言った。

駿「携帯変えたっぽい」
心「駿・・・お疲れ」
駿「俺もう1回聞いてくる!」
心「やめときな。へこむぞ?」
駿「何で?」
先生「私もやめた方がいいと思う」
駿「え!ひさこちゃんまで!」
心「先生ひさこちゃんってゆうんだ」
ひさこ「何?あんた知らなかったの?」
心「うん。てかあんまり興味もなかったし」
ひさこ「ひどい!いつも来てて駿君だって何回も私の名前言ってたのに!じゃあいいよ、君の名前は?」
心「心」
ひさこ「知ってます」
心「何それ」
駿「それより何で聞きに行かない方がいいの?」
心「多分駿の事、眼中にない」
駿「え?何で?」
心「何でって多分嘘つかれた。携帯持ってる事じたい嘘かもしれない」
駿「えー!マジかよ!」
心「マジだよ。駿。お疲れ」
駿「えー!じゃあ俺は誰と連絡取ればいいの!」
心「春ちゃんがいるじゃん」
駿「いーやーだー!!」
ひさこ「それより2人とも授業いきな」
心「俺チョット寝かせて」
ひさこ「ダメだよ。どこも悪くないでしょ?」
心「駿が傷ついた事で胸が」
ひさこ「何言ってんの?えー、じゃあ1時間だけね。駿君は行きなさい」
駿「俺も寝る!」
ひさこ「あんたはどこも悪くないでしょ!」
心「ひさこちゃんよく見なよ。悪い所あるじゃん」
ひさこ「え?どこ?」
心「顔」
駿「ひさこちゃん、わかってもらえたでしょうか」
ひさこ「わかった」
駿「わかっちゃったよぉ」

次の日。

春「今日から部活始まるね。緊張してきた」
心「あー、そうだった」
駿「ご苦労様です」
心「駿、帰るの?」
駿「思ったんだけど、帰ってもやる事ないんだよね」
春「だったら部活入ればいいじゃん」
駿「いや、それはだるい。心が部活終わるまで見てるわ」
心「別にいいけど面白くないんじゃない?」
駿「部活やっても面白くないし、いっしょでしょ。体動かすのだるいし」
春「じゃあ皆頑張ろ。また後で。えみ行こ」
心「俺達も行くか」
駿「おう」

そして部活が始まった。

心は他の生徒と先生の話を聞いている。
すると1年生は腕立てをし始めた。

駿「あー、だるそ」

しばらくすると心が腕立てをやめ、駿の所に歩いてきた。

駿「どうした?」
心「だるい、えみちゃん達の所行こ」
駿「諦めるの早!!」

するとバスケ部の3年がやって来た。

「おい。お前何サボってんだよ」
心「はい?」
「だから何サボってんだよ」
心「チョットだるくて、今日はここらへんで帰ります」
「は?お前なめてんの?」
心「いや、なめてないですよ。なめてる要素今の言葉にありました?」
「いいからやってけよ」

そう言うと心の胸ぐらを掴んだ。

心「勘弁してくださいよ。僕もめたくないですよ」
「は?チョット来い」

そして3年に先導されるがままに心達はついて行く。
そして向かってる最中。

駿「これ体育館裏とか連れてかれちゃうんじゃないの?」
心「それ漫画じゃん。だる」

連れてかれたのは体育館裏だった。
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