こんなもんだろう

かぁくん

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二章5 いきなり現れた女の子

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放課後

駿「はー」

駿がため息をついた。

春「何!?まだ考えてるの?」

すると1人の女子生徒がえみ達に近づいてきた。

女子A「ねぇ私2年の夏美って言うんだけど女の子2人バレー部入んない?」
春「あー、すみません、私達もう決まってて」
夏美「え?何部?」
春「吹奏楽部です」
夏美「そうなの?そっちの子は?」
春「この子も一緒なんです」
夏美「そうなんだー。がっかり。まぁ一応考えといてよ!」

駿「あの、僕部活やりたくないんですけど何部がいいでしょうか!?」
夏美「んー。帰宅部かな!」

そう言うと体育館の方に走って行った。

春「あー!怖かったね。えみ」
えみ【うん。ごめんね。春ちゃんに喋ってもらっちゃって】
春「全然!気にしないで!」
駿「春達バレー部入れ」
春「は!?なんでよ!」
駿「見ただろ?あの人可愛いすぎだろ!」
春「は!?何それ!?」
駿「お近づきになれるかもしれない。な!?心!」
心「確かに可愛かったけど」

するとえみと春がお互いの顔を見た。

春「もう知らない!」

春はそう言うとスタスタ行ってしまった。

えみ【駿君最低】
駿「え?」
心「まぁ確かにあれはないわ。減滅」
駿「え?何で?」
心「えみちゃん帰ろ」
駿「何何?チョット待ってよ!」


えみ家

心「ただいまー」
駿、春「おじゃましまーす」
舞「はーい」
舞美「お!学校今日はどうだった?」
心「別にどうとかないよ、普通」
舞美「勉強は?」
心「あんまり授業出てないけどなんとなくでやれるでしょ」
舞美「はー。さすが頭いい子は違うね」
心「別に頭はよくないけど」
舞「皆は?」
春「私、英語でつまずきそうです」
舞美「大丈夫だよ、この中では1番頭いいんだから」
春「でも」
舞美「駿君はどう?」
駿「僕ですか?どうなんですかねぇ?僕もあんまり授業出てないから」
舞美「はー。まぁ駿君ぽいわ」
駿「それより、舞美さん帰宅部って分かります?」
舞美「帰宅部?えー?部活しないで帰れるみたいな?」
駿「マジすか!俺帰宅部にしよ」
春「ダメだよ!」
駿「なんでよ!」
春「中学生って言ったら部活でしょ?」
駿「なんだよそれ。帰宅部も大事な部活でしょ」
春「はー。もう勝手にして」
舞美「えみちゃんはちゃんとやっていけそう?」
えみ【うん。大丈夫。私は授業もちゃんと出てるし部活も決まってるし】
舞美「そかそか。ならよかった。よし!おやつ食べよ!」
心「舞ちゃん今日おやつ何ー?」
舞美「今日は私が作りました」

すると舞美が台所に向かった。

舞美「お母さんは牛乳持って来て」
舞「はいはい」


舞美「じゃーん!」
駿、春「おー!」
春「クッキーじゃないですか!美味しそう!」
駿「舞美さん凄いっすね!」
心「美味しいの?」
舞美「美味しいよ!きっと」
心「何きっとって。食べてないの?」
舞美「だって皆に最初に食べて欲しくて」
心「ふーん。やばそうだね、えみちゃん」
えみ【大丈夫だよ!舞美ちゃん料理は一様できるし】
舞美「そうだよ!私だって、一様元人妻だったんだから!」
えみ【食べよ】
心「皆先たべてよ」
駿「うん」
春「いただきまーす!」

春はひとかけら、駿は一口でまるまる1つ食べた。

舞美「どう?美味しい?」

2人とも中々反応しない。
そして2人とも顔を見合い首をかしげた。

舞美「美味しいでしょ?」

春「はい!美味しいです!」
心「嘘つけ!!」
舞美「はー?美味しいって言ってんじゃん」
心「イヤイヤ、だって今1回間があったよ!?」
舞美「そんな事ないでしょ!ね!?」
春「はい!美味しかったです!」
舞美「ほら!心食え!そのハートの形の食え!」
心「えー。わかったよ」

心がクッキーを一口食べた。
少し間が開く。

心「味な!!」
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