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一章16 僕が守るよ
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元気「は?」
舞美「私のせいで子供ができなくて陣君の人生の1つの幸せを壊したくない」
元気「いつからそんな事考えてた?」
舞美「お姉ちゃんが死んだチョットあとかな。心と会ってから」
元気「なんだ心君の事自分の子供みたいに思ってんのか?」
舞美「わかんない。けど心と会ってから余計に子供が欲しくなったのは確か」
元気「男の子だからか?」
舞美「どうだろう?わかんないけど」
元気「だけど人様の息子だぞ?どう頑張ってもどんなにかわいがってもお前の子供にはならないぞ?」
舞美「わかってるよ。けどあんなに可愛いのを陣くんに味合わせる事ができないのはかなり辛い。それに自分の子供だったらもっと可愛いんでしょ?普通に無理でしょ。陣君にはもっと幸せになってほしい」
元気「お前。けど」
舞「元君、いいんじゃないの?自分の幸せより、人の幸せ考えて。今まで舞美がどんだけ辛い思いしてきたと思う?自分のせいで子供できないかもしれなくて、陣君の為に別れるって言ってる子がその陣君と一緒にくらしてたんだよ?こんな陣君の事考えてる子が一緒にいてこの今の現状どれだけ居づらかったか。逆に舞美は楽になるかもしれない、いい?これでも反対するなら私、元君のご飯もう一生作んないから」
元気は少し黙った。
すると玄関に向かって誰かが走って来る音がした。
心「えみちゃーん!」
舞美「タイミング悪!」
舞「はい!どうぞー」
心「元気さん!おはようございます!」
元気「おー!おはよう!」
舞美「心、明けましておめでとうって知ってるか?」
心「知らない」
舞美「バカだなー!ほら!私に言ってみな?」
心「何で?」
舞美「いいから早く!」
心「やだよ。えみちゃんは?」
舞美「まだ寝てるよ。起こして来る?」
心「うん」
舞美「チョット待っててね」
心「はーい」
舞美「あー、そうだ。それと明けましておめでとうって言わなきゃお年玉あげないから!」
心「明けましておめでとう!」
舞美「お前、本当にムカつく!」
舞美がえみを起こしに行くと元気が心に話しかけた。
元気「心君、舞美の事好きか?」
心「別に」
元気「何で?」
心「だっていっつも僕の事怒るしベタベタしてくるから」
元気「そっか」
少し日はたち。
舞美「お母さんそういえばもうすぐえみちゃんの誕生日だよね?お姉ちゃんってえみちゃんに何あげてた?」
舞「服とかあげてたよ。何?あんたえみちゃんにプレゼント買ってあげるの?」
舞美「お姉ちゃんいないし、買ってあげないと」
舞「じゃあ今日一緒に見てくれば?」
舞美「んー。そうする」
舞「けどあの子車のるかなぁ?あれから車乗ってないけど」
舞美「そっか。そうだよね。けどまぁとりあえず誘ってみるよ」
舞「そ」
舞美「あ、そろそろ2人帰って来る。行かなきゃ」
舞美は玄関に向かう。
舞「毎日毎日大変だね」
舞美「いいの」
えみと心が帰って来た。
舞美「えみちゃんおかえり!心もおかえり!」
心「ただいま」
舞美「中入ろ」
3人は居間のこたつに入ると舞美がえみに言う。
舞美「えみちゃん今度誕生日だけど、何が欲しい?」
えみがメモ帳を取り出し鉛筆で書き出す。
えみ【おばさん買ってくれるの?】
舞美「おばさん買ってくれるの」
心「人形は?」
舞美「お前に聞いてない!」
えみ【何でもいい】
舞美「そっかぁ。今日チョット見に行ってみようか!」
えみは頷く。
舞美「心も来る?」
心「うん!」
舞美「よし!行こ!」
えみ、心、舞美は外に出て舞美は車の鍵を開けた。
舞美「はい、2人とも乗ってー」
するとえみは立ち止まってしまった。
舞美がえみに近づく。
舞美「えみちゃん、乗りたくない?」
えみは頷いた。
舞美「怖い?」
えみが頷く。
舞美「大丈夫だよ。ぶつかったりしないから」
えみが首をふる。
舞美はそこからえみを説得し始めた。
心はそれを黙って見ている。
するとえみは心を見た。
心「えみちゃん、僕が守るよ」
えみはしばらく心を見る。
心「約束」
えみが頷いた。
舞美「乗る?」
えみが頷いた。
舞美「よし!えらい!じゃあ後ろ乗ってー」
えみと心は後部座席に乗った。
舞美がエンジンをかける。
その時えみが心の手に手をそえて強く握った。
すると心は手を裏返しえみの手を握りかえした。
心「大丈夫。絶対守るから。ずっと」
2001年 春
心「えみちゃーん迎え来たよー!」
舞美「私のせいで子供ができなくて陣君の人生の1つの幸せを壊したくない」
元気「いつからそんな事考えてた?」
舞美「お姉ちゃんが死んだチョットあとかな。心と会ってから」
元気「なんだ心君の事自分の子供みたいに思ってんのか?」
舞美「わかんない。けど心と会ってから余計に子供が欲しくなったのは確か」
元気「男の子だからか?」
舞美「どうだろう?わかんないけど」
元気「だけど人様の息子だぞ?どう頑張ってもどんなにかわいがってもお前の子供にはならないぞ?」
舞美「わかってるよ。けどあんなに可愛いのを陣くんに味合わせる事ができないのはかなり辛い。それに自分の子供だったらもっと可愛いんでしょ?普通に無理でしょ。陣君にはもっと幸せになってほしい」
元気「お前。けど」
舞「元君、いいんじゃないの?自分の幸せより、人の幸せ考えて。今まで舞美がどんだけ辛い思いしてきたと思う?自分のせいで子供できないかもしれなくて、陣君の為に別れるって言ってる子がその陣君と一緒にくらしてたんだよ?こんな陣君の事考えてる子が一緒にいてこの今の現状どれだけ居づらかったか。逆に舞美は楽になるかもしれない、いい?これでも反対するなら私、元君のご飯もう一生作んないから」
元気は少し黙った。
すると玄関に向かって誰かが走って来る音がした。
心「えみちゃーん!」
舞美「タイミング悪!」
舞「はい!どうぞー」
心「元気さん!おはようございます!」
元気「おー!おはよう!」
舞美「心、明けましておめでとうって知ってるか?」
心「知らない」
舞美「バカだなー!ほら!私に言ってみな?」
心「何で?」
舞美「いいから早く!」
心「やだよ。えみちゃんは?」
舞美「まだ寝てるよ。起こして来る?」
心「うん」
舞美「チョット待っててね」
心「はーい」
舞美「あー、そうだ。それと明けましておめでとうって言わなきゃお年玉あげないから!」
心「明けましておめでとう!」
舞美「お前、本当にムカつく!」
舞美がえみを起こしに行くと元気が心に話しかけた。
元気「心君、舞美の事好きか?」
心「別に」
元気「何で?」
心「だっていっつも僕の事怒るしベタベタしてくるから」
元気「そっか」
少し日はたち。
舞美「お母さんそういえばもうすぐえみちゃんの誕生日だよね?お姉ちゃんってえみちゃんに何あげてた?」
舞「服とかあげてたよ。何?あんたえみちゃんにプレゼント買ってあげるの?」
舞美「お姉ちゃんいないし、買ってあげないと」
舞「じゃあ今日一緒に見てくれば?」
舞美「んー。そうする」
舞「けどあの子車のるかなぁ?あれから車乗ってないけど」
舞美「そっか。そうだよね。けどまぁとりあえず誘ってみるよ」
舞「そ」
舞美「あ、そろそろ2人帰って来る。行かなきゃ」
舞美は玄関に向かう。
舞「毎日毎日大変だね」
舞美「いいの」
えみと心が帰って来た。
舞美「えみちゃんおかえり!心もおかえり!」
心「ただいま」
舞美「中入ろ」
3人は居間のこたつに入ると舞美がえみに言う。
舞美「えみちゃん今度誕生日だけど、何が欲しい?」
えみがメモ帳を取り出し鉛筆で書き出す。
えみ【おばさん買ってくれるの?】
舞美「おばさん買ってくれるの」
心「人形は?」
舞美「お前に聞いてない!」
えみ【何でもいい】
舞美「そっかぁ。今日チョット見に行ってみようか!」
えみは頷く。
舞美「心も来る?」
心「うん!」
舞美「よし!行こ!」
えみ、心、舞美は外に出て舞美は車の鍵を開けた。
舞美「はい、2人とも乗ってー」
するとえみは立ち止まってしまった。
舞美がえみに近づく。
舞美「えみちゃん、乗りたくない?」
えみは頷いた。
舞美「怖い?」
えみが頷く。
舞美「大丈夫だよ。ぶつかったりしないから」
えみが首をふる。
舞美はそこからえみを説得し始めた。
心はそれを黙って見ている。
するとえみは心を見た。
心「えみちゃん、僕が守るよ」
えみはしばらく心を見る。
心「約束」
えみが頷いた。
舞美「乗る?」
えみが頷いた。
舞美「よし!えらい!じゃあ後ろ乗ってー」
えみと心は後部座席に乗った。
舞美がエンジンをかける。
その時えみが心の手に手をそえて強く握った。
すると心は手を裏返しえみの手を握りかえした。
心「大丈夫。絶対守るから。ずっと」
2001年 春
心「えみちゃーん迎え来たよー!」
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