こんなもんだろう

かぁくん

文字の大きさ
上 下
6 / 102

序章6 心、初体験

しおりを挟む
家につきそのまま心はえみの家に上がった。

舞「ただいまー」

そこには舞美がコタツで寝ていた。

舞美「おかえりー」

そして心を見るなり

舞美「心じゃーん!どうした!?私に会いに来てくれたの?」
舞「違うよ、家でおやつ食べてくの」
舞美「そうなんだ。ほらえみちゃんこっち来な。心も」
心「うん」
舞美「えみちゃん、今日は幼稚園楽しかった?」

えみは頷いた。

舞美「何したの?」

えみは絵を描いている真似をした。
心がすぐ舞美に言う。

心「えみちゃんと絵描いた。その後僕の好きな木の下に行った」
舞美「そっか。えみちゃんよかったね。心も偉いぞ」
心「うん」

えみ(なんで偉いんだろう?)

舞美「お母さん何作ってんのー?」
舞「ホットケーキ」
舞美「ホットケーキだって。心が来たから張り切ってるよ。いつもお菓子用意してるだけなのにね」

えみは笑いながら頷く。

心「ホットケーキって何?」
舞美「心、ホットケーキ食べた事ないの?んー何だろう?まぁ見たらわかるよ」
心「ふーん、美味しい?」
舞美「きっと美味しいよ。ね!?」

えみに言う。
えみは笑顔で頷いた。

舞美「ちょっとトイレ行ってくる。テレビでも見て待ってな」
心は「うん」

えみ(心君ホットケーキ知らないんだ。食べたらびっくりするな)
心(大きい家。テレビも大きいし。いいな)
えみ(そういえば心君もお母さんいないんだ。一緒だ。でも喋れるんだ。いいな)
心(何か皆女の人で緊張してきた)
えみ(チョット待って、どうしよう。2人きり。緊張してきた)
えみがチラッと心の顔を見た。
えみ(何か困ってる。どうしよう)
心もチラッとえみを見た。
心(何か困ってる。どうしよう。何かした方がいいかな?そうだ)
心はえみの手に手を重ねた。
えみ(何でー!?)
すると舞美がトイレから帰って来た。

舞美「何してんの?手なんて重ねちゃって」

ニヤニヤしながら言った。

えみが恥ずかしそうに心の手を振り払った。

心「何か困ってたから」
舞美「手重ねられた方が困るわ!ね!?」

えみを見る。
えみ(恥ずかしいけど頷いたら心君かわいそう)
えみは首をふった。

舞美「そうなの?」

えみは頷いた。

舞美「ふーん。そっかー。心、お前他の子にもこんな事すんの?」
心「してない。友達いないし」
舞美「そっか。じゃあ他の子にしたら私怒るから!」
心「何で?」
舞美「そうゆうことしていいのは1人だけなの。わかった?」
心「わかった」
舞「できたよー。舞美持ってって」
舞美「心。お前も来い」
心「うん」

えみ(恥ずかしかったー!そう言えば心君私の手よく触る。いつもは何でもないのに)

舞美「どう?美味しそうでしょ?」
心「うん」

心はホットケーキを珍しそうに見る。
心(何これケーキかな?)

舞美「ほら心早くもってけ」
心「うん」

心と舞美はコタツにホットケーキとナイフとフォークを持って行く。

舞美「はい!えみちゃーん」

えみはニコニコしている。

コタツにホットケーキとナイフとフォークを置く。
早速心はフォークを持った。

舞美「心!いただきますしてから!」
心「わかった」
舞美「はい!いただきます!」

えみと舞美は心を見た。
えみ(心君美味しいって言うかな?)
心(このナイフ何?これで何すんの?)
心はフォークを持ったのはいいがどう食べればいいかわからず、とりあえずフォークをホットケーキに刺し、かぶりついた。

舞美「ちょ待て。心もしかして本当にホットケーキ食べた事ない?」
心「うん」
舞美「マジか。どう。私が切ってあげる」

えみ(本当にホットケーキ食べた事ないんだ。いつもおやつ何食べてるんだろう?)

舞美「はい。どうぞ」

舞美は心のホットケーキを切ると心は一切れ食べる。

舞美「美味しい?」
心「うん」
舞美「そっか。よかったね。」

その時の舞美の声は優しかった。
その後皆でホットケーキを食べ、しばらく皆でテレビを見ていると舞美は心に質問をした。

舞美「心はいつもおやつ何食べてるの?」
心「食べない」
舞美「そっか。いつでもいいから家来ておやつ食べ来な」
心「いいの?」
舞美「いいよ。私も毎日ここにいるし」

すると舞が近づいて来てコタツに入りながら言った。

舞「あんたは家来すぎ。家事とかしてんの?」
舞美「してるよ!終わってからきてんの」
舞「本当?心ちゃんはいつでも来ていいからね」
心「うん」
舞美「じゃあ私は毎日心に会えるのか」
舞「あんたは毎日来るな!」

心は恥ずかしそうにしている。
心(よくわかんないけどえみちゃんちはいつもこんな感じなのかな?)
それからはテレビを見ながら舞と舞美はダラダラ話している。
えみは隣で2人の会話をニコニコ聞きながらテレビを見ている。
心は時計を見た。
心(もう5時だ。帰らなきゃ)

心「帰る」

舞は時計を見た。

舞「もうこんな時間!?舞美、心ちゃん送ってって!」
舞美「はーい。心行こっか」

舞美は心を送っていった。

舞「友達できてよかったね」

えみは頷いた。
えみ(けどまだ友達って感じじゃないけどな)

舞「じゃあばぁばご飯でも作るかな。めんどくさいけど」

そのころ心と舞美は2人で話をしていた。

舞美「心、えみちゃんの事好きなの?」
心「別に好きじゃない」
舞美「なんだよ!好きじゃないのかよ!」
心「本当にまた行っていいの?」
舞美「あったりまえじゃん!毎日来い!」
心「うん」

心の家に着いた。

舞美「また明日ね!」
心「わかった。じゃあね」
舞美「はい、じゃあね」

舞美はえみの家に戻って行った。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活

XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。

淫らな蜜に狂わされ

歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。 全体的に性的表現・性行為あり。 他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。 全3話完結済みです。

今日の授業は保健体育

にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり) 僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。 その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。 ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。

処理中です...