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あれから月日は流れ3年の月日が流れた

マリーは今日も元気で孤児院で生活してるよ、出来ることも段々増えてきてすっかりお姉ちゃん

って言いたいところだけど一般の三歳児とは違って少し小さいのが悩みの種

ちゃんとご飯食べてるのに・・・・もしかしてこの首輪のせいかな?

ああ、そうそう首輪はまだ残念ながら外れてはいない

あれから定期的に魔法省の偉い人に診てもらって一歳位の時からほんの少しずつだけど解呪をしてもらってる

一気にやってしまいたいところだけどいままでほぼ魔力無しで生活してたのに首輪をはずすということは魔力が一気にあたしの身体に流れるということ

週に一回位の割合でやってるけどやってもらったあとは身体がしんどい

まあ徐々にやるしかないかって感じ


それから孤児院で変化があったとすればアウラ姉ちゃんが卒業したってことかな

あの後あたしを捨てようとした罰として一旦領主様のところで働くのは保留になった

ちょっと厳しすぎない?って思ったけど一人の人間を犬や猫と同じように捨てようとした罪は重いってことで保留となったんだとか


ひとりの人間の人生を変えるところだったんだぞってかなりのお説教をくらっていた

ロジータちゃんも罪はあるけど年も下だし今回は大目に見て半年間のトイレ掃除が課せられたんだとか

当然領主様のところで働くのも無しになったよね?だからなのかあたしの面倒を見てくれなくなった


困ったあたしは当然泣くしかない・・・・・担当が変わってロジータちゃんが怒られたのは言うまでもない

「マリー!!今日は教会に行く日だから朝食すんだら準備しとくのよ」

「ミラしゃんは~いわかった!!」

「マリー!!今日は教会に行く日なの?ねえお願いがあるんだけど?」

あ、来た来たロジータちゃんはこの頃あたしをみつけるとこのタイミングですかさず言葉をかけてくる


「なあに?「あたしも一緒に行ってもいい?見たい本があるのよ」

この頃ロジータちゃんは教会に着いてきたがる・・・・

本なんて絶対読まないくせに・・・・お目当てはきっと若い牧師さんだとあたしは思ってる

お勉強もあるはずなのにだいじょうぶかなあ

「シスターが良いならいいよ」

「そんなの黙って着いてくにきまってるよ今日は院長先生もいないしばれないって!!」


妙な自信に溢れた彼女に不安しかない


勉強のほうが大切だと思うけどなって言葉はぐっと心の奥に呑み込んだあたしだった




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