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2 人事課の女王
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そうこうしているうちに、成海の誕生日が近づいた。
有休消化を打ち出している我が社では、誕生日休暇はほとんど自動的に入れられる。成海もまさにそうだったから、私もシフトを調節して同じ日に休みを取ることにした。
内勤の社員には家庭を持つ人が多いから、だいたい土日の休みを欲しがる。独り身の私は原則土日祝日要員で、平日に休むことが主。
今回の成海の誕生日は平日だったから、変に勘繰られることはない……はず。
成海の誕生日前日、遅番だった成海を待つのは私の自宅だ。
私自身は定時で上がったから、それなりの料理を作って出迎えてあげられた。
「えーと……お邪魔します」
「どうぞ。お疲れさま」
照れ臭そうに我が家に上がった成海は、机に並んだ料理を見て感心したような声をあげた。
「すごい、ご馳走だね」
「赤ワインに合うラインナップにしてみました」
私が言うと、成海は目を丸くした後で苦笑し、プレゼント用に包装された細長い袋を机に置いた。
「よく分かったね、赤だって」
「アテにしてた訳じゃないよ。一応私も買ってたの」
私がキッチンの端に置いたボトルを示して言うと、成海はちらりとそれを見てから自分が持ち帰ったボトルを取り出した。
「今日は一緒に過ごすんですかって。この前の子……白沢さん?」
「うん、麻衣ちゃん」
「仲いいんだね」
「麻衣ちゃんの新人時代、フロアが一緒になって」
一所懸命なのだけど要領がいいとは言えない麻衣ちゃんは、毎日のように小さなミスをしては落ち込んでいた。
それを励ましながら、一つ一つ仕事を教えていった。私も改めて確認できて、いい機会になったと思っている。
「ほとんど妹みたいなもんかな。可愛い後輩よ」
「……そっか」
成海が反らした視線が、陰を帯びて見えて困惑する。
「どうかした?」
「いや……なんでも」
成海は言って、ジャケットを脱ぐ。ふわ、と柑橘系の香水が鼻先をくすぐった。
「えい」
一瞬強く漂った香りをつかまえようと、思わずワイシャツ越しに抱き着くと、成海が驚きながら受け止める。
「……なに?」
「成海の匂い」
「そんな、犬みたいに」
くんくんと首もとを嗅ぐ私に成海は苦笑して、ネクタイに手をかけた。
「解く」
私がネクタイに手をかけると、成海は手を離す。
細身の身体に合わせた細いネクタイを解くと、両端を引っ張って顔を寄せた。ちゅ、と重なるだけのキスをすると、成海が顔を赤くする。
「おかえり」
成海は耳まで真っ赤になって、
「……ただいま」
消え入りそうな声で微笑んだ。
***
作ったのは煮込みハンバーグとコールスロー、生ハムにチーズを包んだ前菜くらいで、バケットとディップは出来合いのもの。
とはいえ、元々が一人暮らし用の我が家。食卓はそれを並べればもういっぱいいっぱいだ。
さっそく麻衣ちゃんにもらった赤ワインを開けて乾杯した。
「何人くらいいるの?」
「なにが?」
「成海のファンクラブ」
「……そんなのあるの?」
成海が困惑した表情で私を見る。
あれ、知らないのか。知らないで受け取ってたのか?
「『いつもお疲れさまです、職場のみんなからのプレゼントです』ってフロアの後輩から渡されるだけだったから……今日は白沢さんだったけど。どーりで、1人2人からにしては結構いい値段のものだなと思った……」
「え、そうなの。ちなみにこれいくらくらい?」
成海は黙って指を二本立てた。
日頃買うのとは……きっと丸が一つ違うのだろう。
私は途端に真顔になり、黙って香りを楽しみ始める。
成海が噴き出した。
「そんな神妙な顔して飲んでたって美味しくないでしょ」
「いや……だってそんな高い酒……ってことは、こないだ成海ん家で飲んだのもそれくらいの……?」
「多分ね」
言う成海は、濃厚な赤を楽しむようにグラスを回す。
無意識だろうけど、そういう振る舞いが画になりすぎていて、「だから王子とか言われるんだよ」という言葉は飲み込んだ。
「そうそう、これもどうぞって」
成海が言って袋から取り出したのはチョコレートのようだ。
「優麻と一緒に楽しんでくださいって言ってたよ」
淡々と話していた成海の顔に、照れ臭そうな微笑みがふわりと広がる。笑顔が広がると同時に、見えない花が飛ぶようだ。
ほわんと癒されかけて、不意に嫌な予感がする。
「……成海、そういう反応した?」
「なにが?」
「麻衣ちゃんにそれもらったとき……」
成海は困ったように首を傾げた。
「ありがとうって言っただけだよ」
……本人には花を飛ばしてる自覚はないからな……
質問を変えよう。
「そう言った後の麻衣ちゃんの反応は?」
「え……なんか挙動不審になってたけど……」
あー、やっぱり……
なんだか麻衣ちゃんのテンションが重症化していそうな気がして頭を抱えそうになった。
けど、とにかく明日は成海の誕生日だ。先のことは後で考えることにして、今は二人の時間を楽しもう。
「そうだ。成海、誕生日プレゼント」
忘れないうちに渡しておこうと、包みを差し出す。いろいろ考えたんだけど、接客業だしこんなのもどうかと、選んだのは電動歯ブラシ。
開けると成海は意外そうに目をまたたかせて、「ありがとう」と言った後、どこかうかがうような目を私に向けた。
「これは……優麻の家に置いといていいっていう……?」
はっ。そうか。そういう手があったか。
「考えてなかったけど、それでもいいよ。そうする?」
成海はそれを聞くや、目を輝かせて頷いた。1度では足りなかったのか、2度、3度と頷くと、満足げに微笑んだ。
***
翌日は一日、成海とゆっくり過ごした。
サービス業の宿命だけど、よっぽど意図して調整しない限り、休みが重なることなど早々ない。同期で遊びに行った頃を除けば、明るい内に一緒に過ごすなんて初めてだ。
「どこ行くかとか、決めとけばよかったね」
私の言葉にも成海は平然と首を振り、ふわりと微笑んだ。
「優麻といられるならなんでもいい」
照れ臭そうに言うもんだから、もう可愛すぎて悶絶しそう。ぎゅんぎゅんいってる胸を押さえなる私を成海が心配そうに見ていた。
お昼を食べて、駅近くを散策して、夕飯を食べて、名残惜しくバイバイする。
大切な人の温もりに浸って、心も身体もぽかぽかしたけど、帰ってみるといつも通りの一人の部屋だ。なんだかがらんとして感じ物足りない。
成海がベッドの脚に寄せたぬいぐるみの山から一つ二つを手に取って、ぎゅっと抱きしめてみる。
なんかもー、いっそ、同棲しちゃったらどうかなぁ。
そしたら家に成海がいるし。成海が帰って来るし。
……超癒されそうだよなぁ。
そんな短慮が頭を掠める。友人付き合いが長いとはいえ、恋人同士になってまだ1ヶ月かそこらだ。
ハネムーン期にそんなことを考えてもろくな結果にならないだろう。
気分転換に歯磨きでもしようと、ぬいぐるみを置いて洗面所へと立つ。
そこには私の歯ブラシと別に、成海用の歯ブラシがあった。
「プレゼントしてもらったのに置いて行くの変かな」と気にしていた成海だけれど、置き場所を示すと嬉しそうに置いて、満足げに眺めていた。
……成海は考えてるのかなぁ。これからのこと。
成海の歯ブラシを見ながら、歯を磨く。今朝、隣り合って磨いて「新婚気分だね」と言ったら真っ赤になっていた彼の姿を思い出す。
私自身、結婚するとかしないとか、今まであえて積極的に考えては来なかった。我が家の3姉妹は揃って独身で、「誰かが結婚したら焦るかもー」と互いに笑っているくらいの余裕っぷり。親も半ば諦めつつある。
看護師、百貨店員、消防士と、なかなかイロモノな姉妹で趣味も好みもバラバラだ。でも、それぞれなりたくてなった仕事だから、結婚や子育てで自分の生活を犠牲にしたくない、ということだけは共通している。それぞれ、そう理解してくれる配偶者でなければうまくは行かないだろう。
私自身、元カレのことは仕事に没頭し過ぎてほとんど存在を忘れてしまったくらいだった。
とはいえ、エンドゥーや成海とは、声がかかれば軽く飲みにも行っていたから、成海の存在が易々と私の中から消えてしまうとは思えない。
でも、「仕事にヤキモチを妬く」と言う彼を可愛いと思えなくなる日は来るかもしれない。来ないとは言いきれない。
この歯ブラシを、切ない気持ちで手にする日が来るとしたら……
気づけば、成海の歯ブラシ越しに、私の浮かない顔が鏡に写っていた。
彼が私の部屋に残す気配が濃くなっていくのは、嬉しい半面戸惑いもあるのだと、初めて気づいた。
有休消化を打ち出している我が社では、誕生日休暇はほとんど自動的に入れられる。成海もまさにそうだったから、私もシフトを調節して同じ日に休みを取ることにした。
内勤の社員には家庭を持つ人が多いから、だいたい土日の休みを欲しがる。独り身の私は原則土日祝日要員で、平日に休むことが主。
今回の成海の誕生日は平日だったから、変に勘繰られることはない……はず。
成海の誕生日前日、遅番だった成海を待つのは私の自宅だ。
私自身は定時で上がったから、それなりの料理を作って出迎えてあげられた。
「えーと……お邪魔します」
「どうぞ。お疲れさま」
照れ臭そうに我が家に上がった成海は、机に並んだ料理を見て感心したような声をあげた。
「すごい、ご馳走だね」
「赤ワインに合うラインナップにしてみました」
私が言うと、成海は目を丸くした後で苦笑し、プレゼント用に包装された細長い袋を机に置いた。
「よく分かったね、赤だって」
「アテにしてた訳じゃないよ。一応私も買ってたの」
私がキッチンの端に置いたボトルを示して言うと、成海はちらりとそれを見てから自分が持ち帰ったボトルを取り出した。
「今日は一緒に過ごすんですかって。この前の子……白沢さん?」
「うん、麻衣ちゃん」
「仲いいんだね」
「麻衣ちゃんの新人時代、フロアが一緒になって」
一所懸命なのだけど要領がいいとは言えない麻衣ちゃんは、毎日のように小さなミスをしては落ち込んでいた。
それを励ましながら、一つ一つ仕事を教えていった。私も改めて確認できて、いい機会になったと思っている。
「ほとんど妹みたいなもんかな。可愛い後輩よ」
「……そっか」
成海が反らした視線が、陰を帯びて見えて困惑する。
「どうかした?」
「いや……なんでも」
成海は言って、ジャケットを脱ぐ。ふわ、と柑橘系の香水が鼻先をくすぐった。
「えい」
一瞬強く漂った香りをつかまえようと、思わずワイシャツ越しに抱き着くと、成海が驚きながら受け止める。
「……なに?」
「成海の匂い」
「そんな、犬みたいに」
くんくんと首もとを嗅ぐ私に成海は苦笑して、ネクタイに手をかけた。
「解く」
私がネクタイに手をかけると、成海は手を離す。
細身の身体に合わせた細いネクタイを解くと、両端を引っ張って顔を寄せた。ちゅ、と重なるだけのキスをすると、成海が顔を赤くする。
「おかえり」
成海は耳まで真っ赤になって、
「……ただいま」
消え入りそうな声で微笑んだ。
***
作ったのは煮込みハンバーグとコールスロー、生ハムにチーズを包んだ前菜くらいで、バケットとディップは出来合いのもの。
とはいえ、元々が一人暮らし用の我が家。食卓はそれを並べればもういっぱいいっぱいだ。
さっそく麻衣ちゃんにもらった赤ワインを開けて乾杯した。
「何人くらいいるの?」
「なにが?」
「成海のファンクラブ」
「……そんなのあるの?」
成海が困惑した表情で私を見る。
あれ、知らないのか。知らないで受け取ってたのか?
「『いつもお疲れさまです、職場のみんなからのプレゼントです』ってフロアの後輩から渡されるだけだったから……今日は白沢さんだったけど。どーりで、1人2人からにしては結構いい値段のものだなと思った……」
「え、そうなの。ちなみにこれいくらくらい?」
成海は黙って指を二本立てた。
日頃買うのとは……きっと丸が一つ違うのだろう。
私は途端に真顔になり、黙って香りを楽しみ始める。
成海が噴き出した。
「そんな神妙な顔して飲んでたって美味しくないでしょ」
「いや……だってそんな高い酒……ってことは、こないだ成海ん家で飲んだのもそれくらいの……?」
「多分ね」
言う成海は、濃厚な赤を楽しむようにグラスを回す。
無意識だろうけど、そういう振る舞いが画になりすぎていて、「だから王子とか言われるんだよ」という言葉は飲み込んだ。
「そうそう、これもどうぞって」
成海が言って袋から取り出したのはチョコレートのようだ。
「優麻と一緒に楽しんでくださいって言ってたよ」
淡々と話していた成海の顔に、照れ臭そうな微笑みがふわりと広がる。笑顔が広がると同時に、見えない花が飛ぶようだ。
ほわんと癒されかけて、不意に嫌な予感がする。
「……成海、そういう反応した?」
「なにが?」
「麻衣ちゃんにそれもらったとき……」
成海は困ったように首を傾げた。
「ありがとうって言っただけだよ」
……本人には花を飛ばしてる自覚はないからな……
質問を変えよう。
「そう言った後の麻衣ちゃんの反応は?」
「え……なんか挙動不審になってたけど……」
あー、やっぱり……
なんだか麻衣ちゃんのテンションが重症化していそうな気がして頭を抱えそうになった。
けど、とにかく明日は成海の誕生日だ。先のことは後で考えることにして、今は二人の時間を楽しもう。
「そうだ。成海、誕生日プレゼント」
忘れないうちに渡しておこうと、包みを差し出す。いろいろ考えたんだけど、接客業だしこんなのもどうかと、選んだのは電動歯ブラシ。
開けると成海は意外そうに目をまたたかせて、「ありがとう」と言った後、どこかうかがうような目を私に向けた。
「これは……優麻の家に置いといていいっていう……?」
はっ。そうか。そういう手があったか。
「考えてなかったけど、それでもいいよ。そうする?」
成海はそれを聞くや、目を輝かせて頷いた。1度では足りなかったのか、2度、3度と頷くと、満足げに微笑んだ。
***
翌日は一日、成海とゆっくり過ごした。
サービス業の宿命だけど、よっぽど意図して調整しない限り、休みが重なることなど早々ない。同期で遊びに行った頃を除けば、明るい内に一緒に過ごすなんて初めてだ。
「どこ行くかとか、決めとけばよかったね」
私の言葉にも成海は平然と首を振り、ふわりと微笑んだ。
「優麻といられるならなんでもいい」
照れ臭そうに言うもんだから、もう可愛すぎて悶絶しそう。ぎゅんぎゅんいってる胸を押さえなる私を成海が心配そうに見ていた。
お昼を食べて、駅近くを散策して、夕飯を食べて、名残惜しくバイバイする。
大切な人の温もりに浸って、心も身体もぽかぽかしたけど、帰ってみるといつも通りの一人の部屋だ。なんだかがらんとして感じ物足りない。
成海がベッドの脚に寄せたぬいぐるみの山から一つ二つを手に取って、ぎゅっと抱きしめてみる。
なんかもー、いっそ、同棲しちゃったらどうかなぁ。
そしたら家に成海がいるし。成海が帰って来るし。
……超癒されそうだよなぁ。
そんな短慮が頭を掠める。友人付き合いが長いとはいえ、恋人同士になってまだ1ヶ月かそこらだ。
ハネムーン期にそんなことを考えてもろくな結果にならないだろう。
気分転換に歯磨きでもしようと、ぬいぐるみを置いて洗面所へと立つ。
そこには私の歯ブラシと別に、成海用の歯ブラシがあった。
「プレゼントしてもらったのに置いて行くの変かな」と気にしていた成海だけれど、置き場所を示すと嬉しそうに置いて、満足げに眺めていた。
……成海は考えてるのかなぁ。これからのこと。
成海の歯ブラシを見ながら、歯を磨く。今朝、隣り合って磨いて「新婚気分だね」と言ったら真っ赤になっていた彼の姿を思い出す。
私自身、結婚するとかしないとか、今まであえて積極的に考えては来なかった。我が家の3姉妹は揃って独身で、「誰かが結婚したら焦るかもー」と互いに笑っているくらいの余裕っぷり。親も半ば諦めつつある。
看護師、百貨店員、消防士と、なかなかイロモノな姉妹で趣味も好みもバラバラだ。でも、それぞれなりたくてなった仕事だから、結婚や子育てで自分の生活を犠牲にしたくない、ということだけは共通している。それぞれ、そう理解してくれる配偶者でなければうまくは行かないだろう。
私自身、元カレのことは仕事に没頭し過ぎてほとんど存在を忘れてしまったくらいだった。
とはいえ、エンドゥーや成海とは、声がかかれば軽く飲みにも行っていたから、成海の存在が易々と私の中から消えてしまうとは思えない。
でも、「仕事にヤキモチを妬く」と言う彼を可愛いと思えなくなる日は来るかもしれない。来ないとは言いきれない。
この歯ブラシを、切ない気持ちで手にする日が来るとしたら……
気づけば、成海の歯ブラシ越しに、私の浮かない顔が鏡に写っていた。
彼が私の部屋に残す気配が濃くなっていくのは、嬉しい半面戸惑いもあるのだと、初めて気づいた。
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