97 / 100
.13 ふたりでひとつ
97 縒り添う
しおりを挟む
「でもね……やっぱり、栄太兄は他にも、いい人がいたと思うんだよね」
愛し合って、そのままソファで抱きしめ合って、まどろみかけていた俺に、礼奈の穏やかな声が聞こえた。
甘い香りに浸り切っていた意識を、まぶたと共にゆっくり持ち上げる。
「……どこにそんなんおるねん」
礼奈とは違って、俺は少なからず、社会っちゅうもんを歩いた経験がある。
それでも出会わなかったもんを……いったいどこに、そんなんおるっちゅうねん。
「だから……朝子ちゃんとか」
この期に及んでそんなん言うもんやから、呆れてため息をついた。
「朝子と結婚してどうすんねん。俺が朝子に幸せにしてもらうっちゅうんか」
「ち、ちが……でも、朝子ちゃんの方が、私より背、高いし、スタイルいいし、性格もいいし、私みたいに子どもじゃないし、こ、公務員で安定してるし……」
最後だけやたら現実的やな。
思わず笑いそうになって堪える。
礼奈は俺の胸に頬を寄せながら、ゆっくり話を続けた。
「私……自分が栄太兄と一緒にいたくて、自分のことばっかりだったなって、思うんだ。結婚式だって私のせいで、栄太兄お母さんに土下座するし……お父さんにも、頭下げるし、和歌子さんになじられるし……」
忘れかけてたことを言われて、なんや懐かしくなる。
結婚式を祖父母に見せたい――そう言った礼奈のために、学生結婚に反対していた彩乃さんに、俺は膝をついて頭を下げたんやった。――祖父の入院している病院で。
今思えば、なかなか狡い手を使うたなぁと苦笑する。あんなとこで土下座されちゃ、彩乃さんかて考え直さへんわけにもいかんやろ。
計算した、っちゅうほど綿密なもんやなかったけど、ここしかない、ってのは思うた気がする。ここを逃したらあかん――て、勝負師みたいな勘が働いて。
「母さんになじられてるのはいつものことやから置いといて……相手が礼奈やったから、俺もあそこまでしたんやと思うで」
答えながら、思い出がじんわりと胸に広がっていく。
礼奈が俺に想いを告げてくれてからのこと。十八の頃からの五年間。悩んだり苦しんだりしながら、それでも、礼奈の笑顔に救われた日々のこと。
「昔から……礼奈が全部や。お前が産まれたときから……れいな、て名前が決まったときから……俺の幸せの全部がお前の中にあって、俺はお前を手放せへん。そんなん言うなら礼奈の方かて、ほんとはもっと若くて、そつなくて、稼ぎも多い――政人みたいな男の方が似合いなんやろうけど、それでも一緒にいたいて思うのは、俺のわがままや。……お前と一緒にいたい。お前と幸せになりたい。他の女じゃあかんねん。礼奈がええねん。礼奈じゃなきゃ駄目やねん。そんなん――そんなん、俺の中ではもう分かりきってることで」
言葉は自然と口から溢れて、途中で涙が浮かんできた。
まだ首の座らない頃から、俺の脚にすがりすいてきた頃、ろくに目を合わせてくれない思春期、女らしく成長してほころんでいく姿、決意を秘めて俺を見つめた瞳――スマホの中のコレクションよりもよほど多い、心に直接刺さった礼奈のひとつひとつが思い出されて、視界が歪んでいく。
「俺……三十過ぎても、ひとつもスマートにできへんし、かっこよくなろうと思ってもなれへんけど、礼奈がそれでもええって言うてくれるんやったら、どんだけかっこ悪くてもええねん。俺の全部で礼奈に笑っててもらいたい。俺ができること全部で、礼奈の幸せを――んっ」
言葉は途中で、礼奈の唇に遮られた。両頬に添えられた華奢な手が、俺を落ち着けようとするように頬を撫でる。
重なる唇は柔らかく互いの唇をついばみ、何度となく角度を変えて重ねられて、離れる。
は、とついた吐息の後で、ふたりで額をこつんと合わせた。
「……もう、分かったから」
ありがと、と礼奈は赤い目で笑う。俺も急に込み上げた気恥ずかしさに「お、おぅ」と妙な返事をする。礼奈は笑いながら、俺の腹に抱きついてきた。
「もう。だから、好き。――栄太兄が、大好き。栄太兄は、かっこ悪くないよ。かっこいいよ。誰よりも、かっこいい」
「……政人よりも?」
ざれ言のつもりで聞いてみた。叔父よりも俺が優れてるなんて、あるわけがない。それやのに。
「うん。――お父さんよりも、かっこいい」
礼奈は迷うことなくそう笑って、俺はまた、泣きそうになった。
再び、礼奈が顔を寄せる。唇が重なる。
数度、俺の頬を撫でると、礼奈がふふっと笑った。
「……栄太兄」
「うん?」
「……もっと、ぎゅってして」
かわいすぎるおねだりに、こっちこそ心がぎゅっとなる。つぶさないように抱きしめたら、礼奈がまた嬉しそうに笑った。
「……栄太兄とこうしてるの、好き」
「こうして……って、セックス?」
あえて直接的な言葉を口にしてから、やりすぎたかと後悔した。礼奈は「ちょっと」と気恥ずかしそうにした後、俺の胸に頬を寄せる。
「……まあ、そうだけど。こういうのって、もっと、なんか……ただやらしいもんだと思ってた。でも……」
礼奈は俺の手を取って、ゆっくり撫で始めた。
俺は礼奈の髪を撫でながら、その先を視線で促す。
「……こんなに幸せなんだなぁって……好きな人と、触れ合うのって」
「せやな」
うなずいて、頬に唇を寄せる。
それは――俺も同じかもしれん。母さんに言われた言葉が、こういう行為は汚ならしいという感覚が、ずっと自分の中にあって――うまく、咀嚼できずにいた。
確かに、欲望のままの情事は、俺が想像してたそれと同じかもしれへん。けど、礼奈と交わりは、特別いやらしいもんやなく――互いに愛して、愛されて、それを相手に伝えたいて思う、えらい自然な行為に思えた。
「じゃあ……嫌いやないんやな?」
もっと、求めてもええんやろか。触れてもええんやろか。
そっと問うた俺に、礼奈はくすりと笑った。
「うん……嫌いじゃないよ。栄太兄なら」
言うて、両手を伸ばしてくる。俺の頭を胸に抱き締めるように。
「栄太兄が大事にしてくれてるの、わかるから……好きだよ」
「……セックスが? 俺が?」
「何度も聞かないでよ」
「せやかて、それ大事なところやろ」
半ば笑いながら言うと、礼奈は「もう」と睨むように俺を見てから、小さく答えた。
「……どっちも」
心底照れ臭そうな呟きを、俺の耳は確かに拾う。
するりと、心の中で何かがほどけたような気がした。
「そりゃ……よかった」
小さく言って、礼奈の身体を撫で、唇を重ねる。
そうして、再び元気を取り戻しつつあるムスコに気づいた。
「……なあ、礼奈」
「うん?」
「それ聞いて、もう一度、幸せになりたい、言うてるやつがいんねんけど」
礼奈はきょとんとした後、俺の視線を追って、ぱっと顔を赤らめた。
相変わらずウブな反応しはるのが、ほんまかわええ。
笑って「ええか?」と顎を持ち上げる。
礼奈は目を泳がせて、俺を見上げ、こくり、と頷いた。
「……いいよ」
白い手が伸びてきて、俺の首に絡まる。
俺も笑って、その頭を抱き寄せた。
「愛してるで、礼奈」
「私も……愛してる」
最初は照れたその言葉も、今は大事な言葉に変わって。
何度でも、何度でも、君に伝えたい言葉になった。
腕の中の温もりを、さざ波のような甘い声を、君が俺を呼ぶ声を、君と過ごす時間のすべてを――俺は大事に大事に、誰にも消されない俺の中の宝箱に詰め込もう。
「栄太兄……」
「礼奈」
愛してる。
一緒にいてくれて、ありがとう。
これから先も、ずっと俺と、一緒にいてくれ――
俺はもう一度、大事な大事なおひい様を、腕の中に抱きしめた。
愛し合って、そのままソファで抱きしめ合って、まどろみかけていた俺に、礼奈の穏やかな声が聞こえた。
甘い香りに浸り切っていた意識を、まぶたと共にゆっくり持ち上げる。
「……どこにそんなんおるねん」
礼奈とは違って、俺は少なからず、社会っちゅうもんを歩いた経験がある。
それでも出会わなかったもんを……いったいどこに、そんなんおるっちゅうねん。
「だから……朝子ちゃんとか」
この期に及んでそんなん言うもんやから、呆れてため息をついた。
「朝子と結婚してどうすんねん。俺が朝子に幸せにしてもらうっちゅうんか」
「ち、ちが……でも、朝子ちゃんの方が、私より背、高いし、スタイルいいし、性格もいいし、私みたいに子どもじゃないし、こ、公務員で安定してるし……」
最後だけやたら現実的やな。
思わず笑いそうになって堪える。
礼奈は俺の胸に頬を寄せながら、ゆっくり話を続けた。
「私……自分が栄太兄と一緒にいたくて、自分のことばっかりだったなって、思うんだ。結婚式だって私のせいで、栄太兄お母さんに土下座するし……お父さんにも、頭下げるし、和歌子さんになじられるし……」
忘れかけてたことを言われて、なんや懐かしくなる。
結婚式を祖父母に見せたい――そう言った礼奈のために、学生結婚に反対していた彩乃さんに、俺は膝をついて頭を下げたんやった。――祖父の入院している病院で。
今思えば、なかなか狡い手を使うたなぁと苦笑する。あんなとこで土下座されちゃ、彩乃さんかて考え直さへんわけにもいかんやろ。
計算した、っちゅうほど綿密なもんやなかったけど、ここしかない、ってのは思うた気がする。ここを逃したらあかん――て、勝負師みたいな勘が働いて。
「母さんになじられてるのはいつものことやから置いといて……相手が礼奈やったから、俺もあそこまでしたんやと思うで」
答えながら、思い出がじんわりと胸に広がっていく。
礼奈が俺に想いを告げてくれてからのこと。十八の頃からの五年間。悩んだり苦しんだりしながら、それでも、礼奈の笑顔に救われた日々のこと。
「昔から……礼奈が全部や。お前が産まれたときから……れいな、て名前が決まったときから……俺の幸せの全部がお前の中にあって、俺はお前を手放せへん。そんなん言うなら礼奈の方かて、ほんとはもっと若くて、そつなくて、稼ぎも多い――政人みたいな男の方が似合いなんやろうけど、それでも一緒にいたいて思うのは、俺のわがままや。……お前と一緒にいたい。お前と幸せになりたい。他の女じゃあかんねん。礼奈がええねん。礼奈じゃなきゃ駄目やねん。そんなん――そんなん、俺の中ではもう分かりきってることで」
言葉は自然と口から溢れて、途中で涙が浮かんできた。
まだ首の座らない頃から、俺の脚にすがりすいてきた頃、ろくに目を合わせてくれない思春期、女らしく成長してほころんでいく姿、決意を秘めて俺を見つめた瞳――スマホの中のコレクションよりもよほど多い、心に直接刺さった礼奈のひとつひとつが思い出されて、視界が歪んでいく。
「俺……三十過ぎても、ひとつもスマートにできへんし、かっこよくなろうと思ってもなれへんけど、礼奈がそれでもええって言うてくれるんやったら、どんだけかっこ悪くてもええねん。俺の全部で礼奈に笑っててもらいたい。俺ができること全部で、礼奈の幸せを――んっ」
言葉は途中で、礼奈の唇に遮られた。両頬に添えられた華奢な手が、俺を落ち着けようとするように頬を撫でる。
重なる唇は柔らかく互いの唇をついばみ、何度となく角度を変えて重ねられて、離れる。
は、とついた吐息の後で、ふたりで額をこつんと合わせた。
「……もう、分かったから」
ありがと、と礼奈は赤い目で笑う。俺も急に込み上げた気恥ずかしさに「お、おぅ」と妙な返事をする。礼奈は笑いながら、俺の腹に抱きついてきた。
「もう。だから、好き。――栄太兄が、大好き。栄太兄は、かっこ悪くないよ。かっこいいよ。誰よりも、かっこいい」
「……政人よりも?」
ざれ言のつもりで聞いてみた。叔父よりも俺が優れてるなんて、あるわけがない。それやのに。
「うん。――お父さんよりも、かっこいい」
礼奈は迷うことなくそう笑って、俺はまた、泣きそうになった。
再び、礼奈が顔を寄せる。唇が重なる。
数度、俺の頬を撫でると、礼奈がふふっと笑った。
「……栄太兄」
「うん?」
「……もっと、ぎゅってして」
かわいすぎるおねだりに、こっちこそ心がぎゅっとなる。つぶさないように抱きしめたら、礼奈がまた嬉しそうに笑った。
「……栄太兄とこうしてるの、好き」
「こうして……って、セックス?」
あえて直接的な言葉を口にしてから、やりすぎたかと後悔した。礼奈は「ちょっと」と気恥ずかしそうにした後、俺の胸に頬を寄せる。
「……まあ、そうだけど。こういうのって、もっと、なんか……ただやらしいもんだと思ってた。でも……」
礼奈は俺の手を取って、ゆっくり撫で始めた。
俺は礼奈の髪を撫でながら、その先を視線で促す。
「……こんなに幸せなんだなぁって……好きな人と、触れ合うのって」
「せやな」
うなずいて、頬に唇を寄せる。
それは――俺も同じかもしれん。母さんに言われた言葉が、こういう行為は汚ならしいという感覚が、ずっと自分の中にあって――うまく、咀嚼できずにいた。
確かに、欲望のままの情事は、俺が想像してたそれと同じかもしれへん。けど、礼奈と交わりは、特別いやらしいもんやなく――互いに愛して、愛されて、それを相手に伝えたいて思う、えらい自然な行為に思えた。
「じゃあ……嫌いやないんやな?」
もっと、求めてもええんやろか。触れてもええんやろか。
そっと問うた俺に、礼奈はくすりと笑った。
「うん……嫌いじゃないよ。栄太兄なら」
言うて、両手を伸ばしてくる。俺の頭を胸に抱き締めるように。
「栄太兄が大事にしてくれてるの、わかるから……好きだよ」
「……セックスが? 俺が?」
「何度も聞かないでよ」
「せやかて、それ大事なところやろ」
半ば笑いながら言うと、礼奈は「もう」と睨むように俺を見てから、小さく答えた。
「……どっちも」
心底照れ臭そうな呟きを、俺の耳は確かに拾う。
するりと、心の中で何かがほどけたような気がした。
「そりゃ……よかった」
小さく言って、礼奈の身体を撫で、唇を重ねる。
そうして、再び元気を取り戻しつつあるムスコに気づいた。
「……なあ、礼奈」
「うん?」
「それ聞いて、もう一度、幸せになりたい、言うてるやつがいんねんけど」
礼奈はきょとんとした後、俺の視線を追って、ぱっと顔を赤らめた。
相変わらずウブな反応しはるのが、ほんまかわええ。
笑って「ええか?」と顎を持ち上げる。
礼奈は目を泳がせて、俺を見上げ、こくり、と頷いた。
「……いいよ」
白い手が伸びてきて、俺の首に絡まる。
俺も笑って、その頭を抱き寄せた。
「愛してるで、礼奈」
「私も……愛してる」
最初は照れたその言葉も、今は大事な言葉に変わって。
何度でも、何度でも、君に伝えたい言葉になった。
腕の中の温もりを、さざ波のような甘い声を、君が俺を呼ぶ声を、君と過ごす時間のすべてを――俺は大事に大事に、誰にも消されない俺の中の宝箱に詰め込もう。
「栄太兄……」
「礼奈」
愛してる。
一緒にいてくれて、ありがとう。
これから先も、ずっと俺と、一緒にいてくれ――
俺はもう一度、大事な大事なおひい様を、腕の中に抱きしめた。
0
お気に入りに追加
62
あなたにおすすめの小説
どなたか私の旦那様、貰って下さいませんか?
秘密 (秘翠ミツキ)
恋愛
私の旦那様は毎夜、私の部屋の前で見知らぬ女性と情事に勤しんでいる、だらしなく恥ずかしい人です。わざとしているのは分かってます。私への嫌がらせです……。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
政略結婚で、離縁出来ないけど離縁したい。
無類の女好きの従兄の侯爵令息フェルナンドと伯爵令嬢のロゼッタは、結婚をした。毎晩の様に違う女性を屋敷に連れ込む彼。政略結婚故、愛妾を作るなとは思わないが、せめて本邸に連れ込むのはやめて欲しい……気分が悪い。
彼は所謂美青年で、若くして騎士団副長であり兎に角モテる。結婚してもそれは変わらず……。
ロゼッタが夜会に出れば見知らぬ女から「今直ぐフェルナンド様と別れて‼︎」とワインをかけられ、ただ立っているだけなのに女性達からは終始凄い形相で睨まれる。
居た堪れなくなり、広間の外へ逃げれば元凶の彼が見知らぬ女とお楽しみ中……。
こんな旦那様、いりません!
誰か、私の旦那様を貰って下さい……。
娼館で元夫と再会しました
無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。
しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。
連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。
「シーク様…」
どうして貴方がここに?
元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!
皇太子夫妻の歪んだ結婚
夕鈴
恋愛
皇太子妃リーンは夫の秘密に気付いてしまった。
その秘密はリーンにとって許せないものだった。結婚1日目にして離縁を決意したリーンの夫婦生活の始まりだった。
本編完結してます。
番外編を更新中です。
あなたが望んだ、ただそれだけ
cyaru
恋愛
いつものように王城に妃教育に行ったカーメリアは王太子が侯爵令嬢と茶会をしているのを目にする。日に日に大きくなる次の教育が始まらない事に対する焦り。
国王夫妻に呼ばれ両親と共に登城すると婚約の解消を言い渡される。
カーメリアの両親はそれまでの所業が腹に据えかねていた事もあり、領地も売り払い夫人の実家のある隣国へ移住を決めた。
王太子イデオットの悪意なき本音はカーメリアの心を粉々に打ち砕いてしまった。
失意から寝込みがちになったカーメリアに追い打ちをかけるように見舞いに来た王太子イデオットとエンヴィー侯爵令嬢は更に悪意のない本音をカーメリアに浴びせた。
公爵はイデオットの態度に激昂し、処刑を覚悟で2人を叩きだしてしまった。
逃げるように移り住んだリアーノ国で静かに静養をしていたが、そこに1人の男性が現れた。
♡注意事項~この話を読む前に~♡
※胸糞展開ありますが、クールダウンお願いします。
心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義です。
※架空のお話です。現実世界の話ではありません。イラっとしたら現実に戻ってください。
※リアルで似たようなものが出てくると思いますが気のせいです。
※爵位や言葉使いなど現実世界、他の作者さんの作品とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
悪役令嬢は王太子の妻~毎日溺愛と狂愛の狭間で~
一ノ瀬 彩音
恋愛
悪役令嬢は王太子の妻になると毎日溺愛と狂愛を捧げられ、
快楽漬けの日々を過ごすことになる!
そしてその快感が忘れられなくなった彼女は自ら夫を求めるようになり……!?
※この物語はフィクションです。
R18作品ですので性描写など苦手なお方や未成年のお方はご遠慮下さい。
皇帝陛下は皇妃を可愛がる~俺の可愛いお嫁さん、今日もいっぱい乱れてね?~
一ノ瀬 彩音
恋愛
ある国の皇帝である主人公は、とある理由から妻となったヒロインに毎日のように夜伽を命じる。
だが、彼女は恥ずかしいのか、いつも顔を真っ赤にして拒むのだ。
そんなある日、彼女はついに自分から求めるようになるのだが……。
※この物語はフィクションです。
R18作品ですので性描写など苦手なお方や未成年のお方はご遠慮下さい。
五歳の時から、側にいた
田尾風香
恋愛
五歳。グレースは初めて国王の長男のグリフィンと出会った。
それからというもの、お互いにいがみ合いながらもグレースはグリフィンの側にいた。十六歳に婚約し、十九歳で結婚した。
グリフィンは、初めてグレースと会ってからずっとその姿を追い続けた。十九歳で結婚し、三十二歳で亡くして初めて、グリフィンはグレースへの想いに気付く。
前編グレース視点、後編グリフィン視点です。全二話。後編は来週木曜31日に投稿します。
【R18】もう一度セックスに溺れて
ちゅー
恋愛
--------------------------------------
「んっ…くっ…♡前よりずっと…ふか、い…」
過分な潤滑液にヌラヌラと光る間口に亀頭が抵抗なく吸い込まれていく。久しぶりに男を受け入れる肉道は最初こそ僅かな狭さを示したものの、愛液にコーティングされ膨張した陰茎を容易く受け入れ、すぐに柔らかな圧力で応えた。
--------------------------------------
結婚して五年目。互いにまだ若い夫婦は、愛情も、情熱も、熱欲も多分に持ち合わせているはずだった。仕事と家事に忙殺され、いつの間にかお互いが生活要員に成り果ててしまった二人の元へ”夫婦性活を豹変させる”と銘打たれた宝石が届く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる