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第一章 白銀成長編
第四十二話 幕切れへ
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薄暗い森に甲高い音が響き、怪しげな紫色の剣が宙を舞う。
剣も盾もその手から失った細身の男は、白目をむいてその場に崩れ落ちた。
「っはぁ。はぁ……」
肩で大きく呼吸をするヒイラギ。
その呼吸に合わせるように、髪が鈍い銀色へとゆっくり戻っていく。
「これで終わった……っすか」
ヒイラギ以上に荒い呼吸をするコンは、自分の足元に倒れている男を見て、安堵しきれずにいる。
男から発せられていた本能的に忌避したくなるような威圧感は、今は微塵も感じられない。
それが逆に不安をあおっていた。
白銀色の剣をしまうと、ヒイラギはできる限り優しい口調で話し始めた。
「終わったと思います。少なくとも、この男性は生の女神の支配|からは抜け出しました」
首元に手を当て、痩せきっている男性が生きていることを確認して、ヒイラギは遠くに落ちている紫色の剣へと視線を向けた。
「女神や神は物に宿るそうです」
ヒイラギは、不変の女神パーメントから授かった知識を、コンへと丁寧に説明した。
女神や神は物に宿り、その物を通すことで人間に干渉することができる。
女神や神が宿った物は、その女神や神が持つ力や性質を持つようになる。
「なので、今地面に落ちている盾と剣には触らないようにしてくださいね。触るとしたら、直接ではなく棒とか何かで動かすしかないですね」
「なんだか信じられないような話っすけど……。実際こうやって体験しちゃったっすから、疑いようもないっすね……」
さっきまでの状況を思い返したコンは、ヒイラギの話を素直に受け入れた。
「信じてくださりありがとうございます。そして……。先ほどは一撃を入れていただいて本当に助かりました」
深々と頭を下げたヒイラギを見て、コンは頭をかいた。
「絶対に戻ってくる! って言ったすからね。俺、自分で言ったことは絶対に守るっすよ!」
ジョンを抱えて飛び出しあと、森の出口付近で運よく傭兵の一団に遭遇し、ジョンを預けてそのまま戻ってきたとコンは語った。
そこでコンは何かを思い出し、ヒイラギへと問いかける。
「そういえば、あの時、死の盾が直撃していたように見えたっすけど……」
「実は直撃はしてなかったのですよ。僕の服を不変の力で鎧のようにして、直撃を回避したのです」
「うーん……。もう俺、よくわかんないっすけど、ヒイラギくんが無事だったっすから、なんでもいいっす!」
自分で聞いておきながら早々に思考を放棄したコンだった。
「どうやらすべて終わった後のようだ。遅れてしまってすまない」
話が終わってすぐに、コンが遭遇したという傭兵の一団が到着した。
それを率いていたのは、装飾の少ないこん棒を手にした、傭兵部門第一位のスリーク・ドライだった。
その団体の道案内を終えたオニキスもヒイラギたちと合流した。
「いえ。来ていただいてありがとうございます。皆さんにすぐに伝えてほしいのですが、落ちている剣と盾には直接触れないようにお願いします」
「わかった。すぐに伝える」
言うやいなや整列して待機していた傭兵の集団のもとへと戻り、そしてすぐに帰ってきた。
「伝え終えた。忠告に感謝する」
訳や理由を一切聞かないスリークと傭兵の一団に、困ったようにヒイラギは笑った。
「ありがとうございます。それで、ジョンさんはご無事でしょうか」
「一番足の速い者に王国へ運ぶよう指示を出した。もともと外傷も少なかった。命に関わることはないだろう」
相変わらずの観察眼を披露するスリーク。
「ってことは! すべてが丸く収まったってことっすよね! やっぱり!」
コンは手で丸を作った。
ヒイラギはそれを見て、次にオニキスを見て、優しく口角を上げた。
「ええ。今回の依頼、傭兵失踪の元凶を探し出して討伐をする。無事に完了ですね」
「よっしゃあ!!」
コンの喜びと元気に満ち溢れた声が、薄暗い森を颯爽と駆け抜けていった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「壮絶な依頼だったにもかかわらず、誰ひとり欠けることなく再び集合してくれたことを嬉しく思う」
傭兵会会長兼本部長のオルドウスは、本当に喜んでいるのかわかりにくい表情でそう告げた。
圧迫感のある防音部屋には、オルドウスのほか、ヒイラギ、ジョン、コン、オニキス、そしてスリークの6人が集まっていた。
「本来ならばまだ休養を取ってもらいたいところだが、耳に入れておきたい情報があったため、無理に集合をかけさせてもらった」
今回は資料などが用意されていないため、何を言い出すのか誰にもわからなかった。
防音がしっかりしているせいか、耳鳴りがいやに気になった。
「まず、例のあの男だが。意識を取り戻し、順調に回復していっている」
ヒイラギは安堵の息を小さく吐いた。
「君たちと戦ったことを含め、ここまでの記憶がないことを除いて順調だ。何か聞き出せればと思ったが仕方がない」
オルドウスはどうやら、この一件には裏があるのではないかと踏んでいるようだった。
(たまたま王国近くの森に潜伏していたとも考えられるけど……。何かが動いてる情報でもオルドウスさんはつかんでいるのかな)
「次の報告事項だが、例の剣と盾が博物館に展示されることになった」
「!? いや、ちょっと待ってください! 危険すぎます!」
思わず大きな声を出すヒイラギ。
ジョンやオニキス、スリークも口には出さなかったものの、怪訝そうな表情になる。
「そうっすよ! ヒイラギくんの忠告、オルドウスさんにも伝わってるっすよね!」
「もちろんだ。その点も含めて我々は強く反対した」
オルドウスの鋭い目つきが、より一層切れ味を増した。
「それでも、国が展示することを決定したようだ。こうなってはもう覆らない。依頼がない限りは護衛をつけることもできない」
全員が言葉を失ったことを確認して、オルドウスは重々しく続けた。
「そのうち、一般にも情報が公開されるだろう。……これは依頼ではないが、気にかけておいてほしい。もちろん、私も常に注意しておく」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
――剣と盾の展示が始まってから1週間後、何者かによって剣と盾が強奪されるという事件が王国を騒がせる。
犯人不明、どこへ持ち去られたかも不明のまま、一般の人々の記憶から薄れていくのだった。
第一章 白銀成長編 完
第二章へと続く
剣も盾もその手から失った細身の男は、白目をむいてその場に崩れ落ちた。
「っはぁ。はぁ……」
肩で大きく呼吸をするヒイラギ。
その呼吸に合わせるように、髪が鈍い銀色へとゆっくり戻っていく。
「これで終わった……っすか」
ヒイラギ以上に荒い呼吸をするコンは、自分の足元に倒れている男を見て、安堵しきれずにいる。
男から発せられていた本能的に忌避したくなるような威圧感は、今は微塵も感じられない。
それが逆に不安をあおっていた。
白銀色の剣をしまうと、ヒイラギはできる限り優しい口調で話し始めた。
「終わったと思います。少なくとも、この男性は生の女神の支配|からは抜け出しました」
首元に手を当て、痩せきっている男性が生きていることを確認して、ヒイラギは遠くに落ちている紫色の剣へと視線を向けた。
「女神や神は物に宿るそうです」
ヒイラギは、不変の女神パーメントから授かった知識を、コンへと丁寧に説明した。
女神や神は物に宿り、その物を通すことで人間に干渉することができる。
女神や神が宿った物は、その女神や神が持つ力や性質を持つようになる。
「なので、今地面に落ちている盾と剣には触らないようにしてくださいね。触るとしたら、直接ではなく棒とか何かで動かすしかないですね」
「なんだか信じられないような話っすけど……。実際こうやって体験しちゃったっすから、疑いようもないっすね……」
さっきまでの状況を思い返したコンは、ヒイラギの話を素直に受け入れた。
「信じてくださりありがとうございます。そして……。先ほどは一撃を入れていただいて本当に助かりました」
深々と頭を下げたヒイラギを見て、コンは頭をかいた。
「絶対に戻ってくる! って言ったすからね。俺、自分で言ったことは絶対に守るっすよ!」
ジョンを抱えて飛び出しあと、森の出口付近で運よく傭兵の一団に遭遇し、ジョンを預けてそのまま戻ってきたとコンは語った。
そこでコンは何かを思い出し、ヒイラギへと問いかける。
「そういえば、あの時、死の盾が直撃していたように見えたっすけど……」
「実は直撃はしてなかったのですよ。僕の服を不変の力で鎧のようにして、直撃を回避したのです」
「うーん……。もう俺、よくわかんないっすけど、ヒイラギくんが無事だったっすから、なんでもいいっす!」
自分で聞いておきながら早々に思考を放棄したコンだった。
「どうやらすべて終わった後のようだ。遅れてしまってすまない」
話が終わってすぐに、コンが遭遇したという傭兵の一団が到着した。
それを率いていたのは、装飾の少ないこん棒を手にした、傭兵部門第一位のスリーク・ドライだった。
その団体の道案内を終えたオニキスもヒイラギたちと合流した。
「いえ。来ていただいてありがとうございます。皆さんにすぐに伝えてほしいのですが、落ちている剣と盾には直接触れないようにお願いします」
「わかった。すぐに伝える」
言うやいなや整列して待機していた傭兵の集団のもとへと戻り、そしてすぐに帰ってきた。
「伝え終えた。忠告に感謝する」
訳や理由を一切聞かないスリークと傭兵の一団に、困ったようにヒイラギは笑った。
「ありがとうございます。それで、ジョンさんはご無事でしょうか」
「一番足の速い者に王国へ運ぶよう指示を出した。もともと外傷も少なかった。命に関わることはないだろう」
相変わらずの観察眼を披露するスリーク。
「ってことは! すべてが丸く収まったってことっすよね! やっぱり!」
コンは手で丸を作った。
ヒイラギはそれを見て、次にオニキスを見て、優しく口角を上げた。
「ええ。今回の依頼、傭兵失踪の元凶を探し出して討伐をする。無事に完了ですね」
「よっしゃあ!!」
コンの喜びと元気に満ち溢れた声が、薄暗い森を颯爽と駆け抜けていった。
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「壮絶な依頼だったにもかかわらず、誰ひとり欠けることなく再び集合してくれたことを嬉しく思う」
傭兵会会長兼本部長のオルドウスは、本当に喜んでいるのかわかりにくい表情でそう告げた。
圧迫感のある防音部屋には、オルドウスのほか、ヒイラギ、ジョン、コン、オニキス、そしてスリークの6人が集まっていた。
「本来ならばまだ休養を取ってもらいたいところだが、耳に入れておきたい情報があったため、無理に集合をかけさせてもらった」
今回は資料などが用意されていないため、何を言い出すのか誰にもわからなかった。
防音がしっかりしているせいか、耳鳴りがいやに気になった。
「まず、例のあの男だが。意識を取り戻し、順調に回復していっている」
ヒイラギは安堵の息を小さく吐いた。
「君たちと戦ったことを含め、ここまでの記憶がないことを除いて順調だ。何か聞き出せればと思ったが仕方がない」
オルドウスはどうやら、この一件には裏があるのではないかと踏んでいるようだった。
(たまたま王国近くの森に潜伏していたとも考えられるけど……。何かが動いてる情報でもオルドウスさんはつかんでいるのかな)
「次の報告事項だが、例の剣と盾が博物館に展示されることになった」
「!? いや、ちょっと待ってください! 危険すぎます!」
思わず大きな声を出すヒイラギ。
ジョンやオニキス、スリークも口には出さなかったものの、怪訝そうな表情になる。
「そうっすよ! ヒイラギくんの忠告、オルドウスさんにも伝わってるっすよね!」
「もちろんだ。その点も含めて我々は強く反対した」
オルドウスの鋭い目つきが、より一層切れ味を増した。
「それでも、国が展示することを決定したようだ。こうなってはもう覆らない。依頼がない限りは護衛をつけることもできない」
全員が言葉を失ったことを確認して、オルドウスは重々しく続けた。
「そのうち、一般にも情報が公開されるだろう。……これは依頼ではないが、気にかけておいてほしい。もちろん、私も常に注意しておく」
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――剣と盾の展示が始まってから1週間後、何者かによって剣と盾が強奪されるという事件が王国を騒がせる。
犯人不明、どこへ持ち去られたかも不明のまま、一般の人々の記憶から薄れていくのだった。
第一章 白銀成長編 完
第二章へと続く
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