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第二章:サジェット食堂
12話 つるっと!もっちりフォー④
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食堂に帰ると、やけに甘ったるい、香水のような匂いが鼻を刺した。
あまりにも一面に漂うそれに少し顔を顰めながら厨房に戻る。
ぐいっと暖簾を押し上げて中を見ると、奥の方にリチャトさんが壁に身を任せてぼうっと丸椅子に座っていた。
「リチャトさん?ただいま戻りました」
「……ああ、チヒロかい。おかえり」
「えと……大丈夫ですか?何かあったんですか?」
「大丈夫だよ。厄介なお客の相手にちょっと疲れちまっただけさ。新メニュー考案の方はどうだい。いい息抜きになったかい」
「はい!ちょうどいいものがあったのを思い出したんです。頑張ってみようかと思って」
「それはいいね。どんなものなんだい」
「麺です。ここにはないですよね?」
「麺か。ワッチカの方にあると聞いたことがあるぐらいだね。実物は見たことがない」
「ふふふ、そうですよね~じゃあまたヒット商品どかんと作っちゃいますね!」
「頼もしいねえ。あたしも負けてらんないね、よし。片付けと換気、まずやってくるからね。厨房使ってな」
「はあい!ありがとう!」
リチャトさんがよっこいしょと立ち上がったのを合図に、私も動き出す。
アターモを鞄から出して、レシピの写真を浮き上がらせれば、心強い味方の誕生だ。
ぴかぴかに手を洗って、材料の準備だ。
水をごうごうと沸かしつつ、粉の計量をしていく。
米粉や片栗粉は、リチャトさんが特別にワッチカの冒険者が来た時に輸入のお願いをしてくれたものがあるのだ。
ここでは輸出入は冒険者を通すのが主流で、炭酸水もそうやって手に入れた。
いつか使いたいな、と思ってお願いしていたのだが、まさかすぐに使うことになるとは思ってもいなかった。
100gずつ計量し終えたら、ひとつのボウルにまとめて、塩をぱらぱらとふる。
まだ少し湯が沸くまで時間がかかりそうなので、他の準備も進めていく。
鶏むね肉はサッサッとリズムよく薄切りにしていく。
この部位はハムにもなる超便利お肉なのだ。
まだ一羽分残っているし、後でハムにしようかな、と考えながらさっとまな板と包丁を水で流す。
保存装置からニラと玉ねぎ、大葉とニンニクを取り出す。
この子達もさらっと水ですすいでから、ザクザクと切っていく。
初めにニラ。ざくりと一口大に切ると、ふわりとニラ特有のいい香りが広がる。
それに気分を良くしながら、玉ねぎの皮を剥いて、適当に薄切りにしていく。
この間も思ったことだが、玉ねぎを切る上で大切なのは気合だ。気合。
ふんふんと気合を入れて玉ねぎと格闘していると、しゅんしゅんと湯が沸いてきた音がしてきた。
切っていた手を止めて、湯の方に向かう。
奏っとだけ少しだけとって、まとめていたボウルに流し入れる。
ぐるぐるとヘラで混ぜて、ねっとりと固まってきたら手で捏ねる。
ぐいっぐいっと捏ねてちょうど耳たぶぐらいの硬さになれば、打粉をふぁさりと伸ばして、その上に生地を置く。
ここには綿棒がないので、上から気合でぐいぐいと押していく。
広がってきたら、バットでなるべく均一になるようにさらに伸ばしていく。
まあ、均一になっていなくてもそれがご愛嬌、手作りの良さというところだ。
ある程度満足いくぐらいになれば、少し畳んで切っていく。
そういえばじいちゃんに叱られながら蕎麦も打ったな、と思い出しながら、好みの太さになるよう目掛けて包丁を降ろしていく。
全部切れたら、さっきの沸かしていた残りの湯にぱらりと入れ、1分ほど湯掻いて、すぐにザルにあげる。
全部あげたらほっほっと急ぎながら冷水でギュンッと麺を締める。
これで、麺の準備は完了だ。
切りかけの玉ねぎと格闘して、ニンニクの皮を剥いてゴリゴリと潰す。
ニンニクの香りがふんわりと広がるのもよそに、べちん!と大葉を叩いてざくりと細切りにしていく。
段々と私の周りに香りの渋滞が起き始めた。
先ほどの茹で汁に、むね肉とニンニクをざっと入れて、火が通るまで待つ。
白っぽく色が変化してきたら、塩を大さじ2強ほど入れて、玉ねぎも入れる。
味見用の小皿に少しスープをとってずずっと啜れば。
「うま……」
思わず嘆息の声が出てしまった。
小さめのボウルに麺とスープを入れて、大葉を仕上げに乗せれば、フォーの完成だ。
「で、できた……あっリチャトさん、呼ばなきゃ」
少し作りきることができたことに放心状態になりつつ、リチャトさんを呼ぶ。
麺なんか1人で作ったこともなかった、レシピの見様見真似だったけど、それでも、私は作れたんだ。
「リ、リチャトさん、できた!!!!」
リチャトさんを呼ぶ声が少し揺れる。
「ちょうどあたしも終わったとこだよ……って、なんて泣きそうな顔してんだい」
「えっと、あの、大丈夫、違うんです。ただ、作れて嬉しくて。早く食べないと不味くなっちゃうから、ほら、早く食べましょう」
「ふふ、あんたも可愛いところあるんだね。あたしも同じ気持ちになったこと、何回もあったさ。わかるよ。じゃあ食べようか」
ゴトゴトと丸椅子を厨房の隅に2つ寄せて、座る。
目の前にはふわふわと湯気をたてながらやさしい香りを出しているフォーがいる。
これを、私が作ったんだ。
「じゃあ、いただきます」
「いただきます」
2人で手を合わせた。
あまりにも一面に漂うそれに少し顔を顰めながら厨房に戻る。
ぐいっと暖簾を押し上げて中を見ると、奥の方にリチャトさんが壁に身を任せてぼうっと丸椅子に座っていた。
「リチャトさん?ただいま戻りました」
「……ああ、チヒロかい。おかえり」
「えと……大丈夫ですか?何かあったんですか?」
「大丈夫だよ。厄介なお客の相手にちょっと疲れちまっただけさ。新メニュー考案の方はどうだい。いい息抜きになったかい」
「はい!ちょうどいいものがあったのを思い出したんです。頑張ってみようかと思って」
「それはいいね。どんなものなんだい」
「麺です。ここにはないですよね?」
「麺か。ワッチカの方にあると聞いたことがあるぐらいだね。実物は見たことがない」
「ふふふ、そうですよね~じゃあまたヒット商品どかんと作っちゃいますね!」
「頼もしいねえ。あたしも負けてらんないね、よし。片付けと換気、まずやってくるからね。厨房使ってな」
「はあい!ありがとう!」
リチャトさんがよっこいしょと立ち上がったのを合図に、私も動き出す。
アターモを鞄から出して、レシピの写真を浮き上がらせれば、心強い味方の誕生だ。
ぴかぴかに手を洗って、材料の準備だ。
水をごうごうと沸かしつつ、粉の計量をしていく。
米粉や片栗粉は、リチャトさんが特別にワッチカの冒険者が来た時に輸入のお願いをしてくれたものがあるのだ。
ここでは輸出入は冒険者を通すのが主流で、炭酸水もそうやって手に入れた。
いつか使いたいな、と思ってお願いしていたのだが、まさかすぐに使うことになるとは思ってもいなかった。
100gずつ計量し終えたら、ひとつのボウルにまとめて、塩をぱらぱらとふる。
まだ少し湯が沸くまで時間がかかりそうなので、他の準備も進めていく。
鶏むね肉はサッサッとリズムよく薄切りにしていく。
この部位はハムにもなる超便利お肉なのだ。
まだ一羽分残っているし、後でハムにしようかな、と考えながらさっとまな板と包丁を水で流す。
保存装置からニラと玉ねぎ、大葉とニンニクを取り出す。
この子達もさらっと水ですすいでから、ザクザクと切っていく。
初めにニラ。ざくりと一口大に切ると、ふわりとニラ特有のいい香りが広がる。
それに気分を良くしながら、玉ねぎの皮を剥いて、適当に薄切りにしていく。
この間も思ったことだが、玉ねぎを切る上で大切なのは気合だ。気合。
ふんふんと気合を入れて玉ねぎと格闘していると、しゅんしゅんと湯が沸いてきた音がしてきた。
切っていた手を止めて、湯の方に向かう。
奏っとだけ少しだけとって、まとめていたボウルに流し入れる。
ぐるぐるとヘラで混ぜて、ねっとりと固まってきたら手で捏ねる。
ぐいっぐいっと捏ねてちょうど耳たぶぐらいの硬さになれば、打粉をふぁさりと伸ばして、その上に生地を置く。
ここには綿棒がないので、上から気合でぐいぐいと押していく。
広がってきたら、バットでなるべく均一になるようにさらに伸ばしていく。
まあ、均一になっていなくてもそれがご愛嬌、手作りの良さというところだ。
ある程度満足いくぐらいになれば、少し畳んで切っていく。
そういえばじいちゃんに叱られながら蕎麦も打ったな、と思い出しながら、好みの太さになるよう目掛けて包丁を降ろしていく。
全部切れたら、さっきの沸かしていた残りの湯にぱらりと入れ、1分ほど湯掻いて、すぐにザルにあげる。
全部あげたらほっほっと急ぎながら冷水でギュンッと麺を締める。
これで、麺の準備は完了だ。
切りかけの玉ねぎと格闘して、ニンニクの皮を剥いてゴリゴリと潰す。
ニンニクの香りがふんわりと広がるのもよそに、べちん!と大葉を叩いてざくりと細切りにしていく。
段々と私の周りに香りの渋滞が起き始めた。
先ほどの茹で汁に、むね肉とニンニクをざっと入れて、火が通るまで待つ。
白っぽく色が変化してきたら、塩を大さじ2強ほど入れて、玉ねぎも入れる。
味見用の小皿に少しスープをとってずずっと啜れば。
「うま……」
思わず嘆息の声が出てしまった。
小さめのボウルに麺とスープを入れて、大葉を仕上げに乗せれば、フォーの完成だ。
「で、できた……あっリチャトさん、呼ばなきゃ」
少し作りきることができたことに放心状態になりつつ、リチャトさんを呼ぶ。
麺なんか1人で作ったこともなかった、レシピの見様見真似だったけど、それでも、私は作れたんだ。
「リ、リチャトさん、できた!!!!」
リチャトさんを呼ぶ声が少し揺れる。
「ちょうどあたしも終わったとこだよ……って、なんて泣きそうな顔してんだい」
「えっと、あの、大丈夫、違うんです。ただ、作れて嬉しくて。早く食べないと不味くなっちゃうから、ほら、早く食べましょう」
「ふふ、あんたも可愛いところあるんだね。あたしも同じ気持ちになったこと、何回もあったさ。わかるよ。じゃあ食べようか」
ゴトゴトと丸椅子を厨房の隅に2つ寄せて、座る。
目の前にはふわふわと湯気をたてながらやさしい香りを出しているフォーがいる。
これを、私が作ったんだ。
「じゃあ、いただきます」
「いただきます」
2人で手を合わせた。
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