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第一部/一人目・酩酊した田舎娘
後日談:後編 堕ちた田舎娘
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家を出てからいつも行く商店を通り過ぎ、街中の方へ向かって行きました。
この街に来てから初めて足を踏み入れた商店街。朝から賑わっていることに驚きを感じつつ一つ一つのお店を覗きながら進んでいきます。
見たことのない液体を売っている店や剣と防具の専門店だったり、魔具を売っている店や家具屋もあって田舎者の私はどれも衝撃でした。
一通り見て回った頃にはちょうどお昼頃。あちこちからいい匂いが香ってきます。
私も歩き疲れお腹も空いていたので近くにあった食堂に入ってみることにしました。
ここは他のお店と違ってお客さんがいないようでした。どうしてか店員さんも姿が見えません。
「ごめんください!」
私は精一杯声を張り上げて呼びかけました。
「はいはいただいま。……ってお嬢さんか、珍しいな」
中から大きな体躯の屈強な男が出てきました。鍛えられた肉体に顔には傷跡がついていて、鋭い目つきで睨みつけられると思わず体が竦んでしまいます。
「で、どうしたお嬢ちゃん。一人?それとも待ち合わせか?」
愛想のない顔で私を睨みながら聞いてきます。恐怖で話せないでいると更にお客さんがやってきてしまいました。
「どうも、おやっさん。今日も来ちゃいました!……って取り込み中でした?」
ぞろぞろと屈強な青年たちが店に入ってきて私を物珍しそうな顔で見てきます。
太い腕にボロボロの革エプロンからこの男たちが鍛冶屋で働いているだろうと思いました。
そう、何も考えずに入ったお店はただの食堂ではなく男たちが集う酒場だったのです。
男たちに囲まれている状況が怖くて何もできずにいると男たちの一人が
「お嬢さん、僕たちと一緒に飲みませんか」
と提案してきました。
他の男達も同調するようにうなずきこちらを見てきます。
屈強な男たちの視線が怖くてたまらない私は、断るとどうなるかわからない恐怖から黙ってうなずいてしまいました。
すると一番目の前にいた男が私の手を取り、奥の席へと案内しました。
恐怖心で一杯でしたがなぜか男に手を握られると安心感が沸いてきて心が落ち着いてきます。この時、私は夫からのお酒に関する忠告をすっかり忘れていました。
「そいじゃ……、乾杯!!」
「「「乾杯!」」」
男たちのリーダーらしき人の隣に座った私は渡されたジョッキの大きさに驚きながら一口だけお酒を飲みました。
大好きなお酒を前にして少し緊張の和らいだ私は次第に男たちと打ち解けていきました。
「ジェシカさんは結婚してるの?」
飲み始めてからしばらくして端の方に座っていた若そうな男が聞いてきました。
「はい、二年前に結婚しました」
酔いが回ってきたことを意識しながら答えると、男たちの失望の声が聞こえてきました。
「ジェシカさん結婚してたのか……」
「俺結婚したかった……」
「バカ、お前はどう考えても無理だろ」
「お前に言われたくない!」
こんなやり取りを微笑みながら見ていると隣に座っていたリーダーらしき男が
「それなら、”儀式”を行ったほうが良いですよ」
と言ってきました。
不思議に思ってその男の方を伺うと、真剣な表情をしていました。
「今この街に種付け師が来ているのはご存知ですか?」
私がうなずくと彼は続けます。
「今までこの街にも何人か種付け師が来ましたが、彼はその中でも最上位の方という噂がたっています」
なんだか嫌な胸騒ぎを感じました。これ以上聞いてはいけないような気がしましたが私は話を遮らずに黙っていました。
「あぁ、あの種付け師か。あいつはやばいよな」
テーブルの対面に座っていた男が話しに加わってきました。
「最近夜になると女の悲鳴みたいな嬌声が聞こえてきて寝れないんだよな……。毎日それを聞いて抜いてる」
「おい……!女性の前でなんて話を……!」
隣の男が叱りましたが、私はその話を聞いて不思議とあの日のことを思い出し始めました。
種付け師のフールという男が来て、お酒を飲んで、ベッドの上で裸になって、そして獣のような性交をしたあの夜を。
思い出した瞬間、子宮が疼き体が火照り始めました。男たちの筋肉を見るだけで興奮してしまいます。
隣の男と体が触れ合っているだけでその場所がピリピリと快感を感じてしまいます。
「あぁ……♥ うぅ……♥」
声が漏れ始めてしまいました。愛液がおしりの方まで垂れていることを感じます。
興奮と酔いで少しずつ視界がぼんやりとして意識が薄れてきました。
そのまま隣の男に寄りかかります。
「え? お嬢さん、どうしました?」
男の困惑した声を無視して鍛えられた肉体を触れた場所から感じます。そのまま手で男の体を弄り始めました。
「ちょっと……、こんなところで何してるんですか!?」
抗議の声も無視して続けます。大胸筋から腹筋、そして鼠径部から股の間へ。内ももから股の間をなぞり続けると一部分が固くなり始めました。
「お嬢さん、酔ってるんですか? 今すぐそれをやめっ……!」
男の固くなった肉棒を握ると苦悶の表情をしました。そのまま手をにぎにぎして刺激すると男の腰がビクビクと震え始めました。
「ねぇ……♥ 私酔っちゃって帰れないかも……♥」
男に体を密着させながら囁くと面白いくらいに反応します。
「どこかに泊めて、私を一晩中介抱してくれない……?」
足を絡ませて男を誘惑するように囁きました。すると男の表情がみるみるオスの表情へと変わっていきます。
その日私は家に帰りませんでした。
この街に来てから初めて足を踏み入れた商店街。朝から賑わっていることに驚きを感じつつ一つ一つのお店を覗きながら進んでいきます。
見たことのない液体を売っている店や剣と防具の専門店だったり、魔具を売っている店や家具屋もあって田舎者の私はどれも衝撃でした。
一通り見て回った頃にはちょうどお昼頃。あちこちからいい匂いが香ってきます。
私も歩き疲れお腹も空いていたので近くにあった食堂に入ってみることにしました。
ここは他のお店と違ってお客さんがいないようでした。どうしてか店員さんも姿が見えません。
「ごめんください!」
私は精一杯声を張り上げて呼びかけました。
「はいはいただいま。……ってお嬢さんか、珍しいな」
中から大きな体躯の屈強な男が出てきました。鍛えられた肉体に顔には傷跡がついていて、鋭い目つきで睨みつけられると思わず体が竦んでしまいます。
「で、どうしたお嬢ちゃん。一人?それとも待ち合わせか?」
愛想のない顔で私を睨みながら聞いてきます。恐怖で話せないでいると更にお客さんがやってきてしまいました。
「どうも、おやっさん。今日も来ちゃいました!……って取り込み中でした?」
ぞろぞろと屈強な青年たちが店に入ってきて私を物珍しそうな顔で見てきます。
太い腕にボロボロの革エプロンからこの男たちが鍛冶屋で働いているだろうと思いました。
そう、何も考えずに入ったお店はただの食堂ではなく男たちが集う酒場だったのです。
男たちに囲まれている状況が怖くて何もできずにいると男たちの一人が
「お嬢さん、僕たちと一緒に飲みませんか」
と提案してきました。
他の男達も同調するようにうなずきこちらを見てきます。
屈強な男たちの視線が怖くてたまらない私は、断るとどうなるかわからない恐怖から黙ってうなずいてしまいました。
すると一番目の前にいた男が私の手を取り、奥の席へと案内しました。
恐怖心で一杯でしたがなぜか男に手を握られると安心感が沸いてきて心が落ち着いてきます。この時、私は夫からのお酒に関する忠告をすっかり忘れていました。
「そいじゃ……、乾杯!!」
「「「乾杯!」」」
男たちのリーダーらしき人の隣に座った私は渡されたジョッキの大きさに驚きながら一口だけお酒を飲みました。
大好きなお酒を前にして少し緊張の和らいだ私は次第に男たちと打ち解けていきました。
「ジェシカさんは結婚してるの?」
飲み始めてからしばらくして端の方に座っていた若そうな男が聞いてきました。
「はい、二年前に結婚しました」
酔いが回ってきたことを意識しながら答えると、男たちの失望の声が聞こえてきました。
「ジェシカさん結婚してたのか……」
「俺結婚したかった……」
「バカ、お前はどう考えても無理だろ」
「お前に言われたくない!」
こんなやり取りを微笑みながら見ていると隣に座っていたリーダーらしき男が
「それなら、”儀式”を行ったほうが良いですよ」
と言ってきました。
不思議に思ってその男の方を伺うと、真剣な表情をしていました。
「今この街に種付け師が来ているのはご存知ですか?」
私がうなずくと彼は続けます。
「今までこの街にも何人か種付け師が来ましたが、彼はその中でも最上位の方という噂がたっています」
なんだか嫌な胸騒ぎを感じました。これ以上聞いてはいけないような気がしましたが私は話を遮らずに黙っていました。
「あぁ、あの種付け師か。あいつはやばいよな」
テーブルの対面に座っていた男が話しに加わってきました。
「最近夜になると女の悲鳴みたいな嬌声が聞こえてきて寝れないんだよな……。毎日それを聞いて抜いてる」
「おい……!女性の前でなんて話を……!」
隣の男が叱りましたが、私はその話を聞いて不思議とあの日のことを思い出し始めました。
種付け師のフールという男が来て、お酒を飲んで、ベッドの上で裸になって、そして獣のような性交をしたあの夜を。
思い出した瞬間、子宮が疼き体が火照り始めました。男たちの筋肉を見るだけで興奮してしまいます。
隣の男と体が触れ合っているだけでその場所がピリピリと快感を感じてしまいます。
「あぁ……♥ うぅ……♥」
声が漏れ始めてしまいました。愛液がおしりの方まで垂れていることを感じます。
興奮と酔いで少しずつ視界がぼんやりとして意識が薄れてきました。
そのまま隣の男に寄りかかります。
「え? お嬢さん、どうしました?」
男の困惑した声を無視して鍛えられた肉体を触れた場所から感じます。そのまま手で男の体を弄り始めました。
「ちょっと……、こんなところで何してるんですか!?」
抗議の声も無視して続けます。大胸筋から腹筋、そして鼠径部から股の間へ。内ももから股の間をなぞり続けると一部分が固くなり始めました。
「お嬢さん、酔ってるんですか? 今すぐそれをやめっ……!」
男の固くなった肉棒を握ると苦悶の表情をしました。そのまま手をにぎにぎして刺激すると男の腰がビクビクと震え始めました。
「ねぇ……♥ 私酔っちゃって帰れないかも……♥」
男に体を密着させながら囁くと面白いくらいに反応します。
「どこかに泊めて、私を一晩中介抱してくれない……?」
足を絡ませて男を誘惑するように囁きました。すると男の表情がみるみるオスの表情へと変わっていきます。
その日私は家に帰りませんでした。
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