《本編 完結 続編開始》29歳、異世界人になっていました。日本に帰りたいのに、年下の英雄公爵に溺愛されています。

かざみはら まなか

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第9章 オレはケレメイン大公国の大公妃殿下です。

582.上がいいですか?下がいいですか?第三の選択肢で、お願いします。

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口で説明したシックス・ナイン体勢。

オレが上になるか、下になるか、両方やってみた結果。

ベッドに横向きに、向かい合わせで並んでいるオレ達。

オレが上だと、クロードがオレの尻穴をほぐしにくかった。

オレは、膝と手をベッドについて、クロードの上で四つん這いになって、クロードの顔の前にさらしたとき。

興奮したけどな?

好きな人に可愛がられるために、顔の上でまたがって、見せつけているんだと思うと。

オレ、新しい扉を開いたかもしれない。

気持ちよくなりたい、今から気持ちよくしてもらえる、という期待で胸が高鳴って。

クロードの顔の上、晒すだけで、期待値上がって、興奮する、みたいな。

実際にうまくやるには、慣れが必要かなー、ということで、オレが上バージョンは止めた。

香油も垂れるからさー。

で、オレが下になってみた。

オレは、クロードのモノを咥えたり、舐めたりするから、クロードのモノがボロンと顔の前にきたら、ヌルヌルになるまで可愛がってやるつもりだったんだけど。

オレが下になるということは、クロードは、上になるということで。

片手でオレの尻穴をいじりながら、片手で体を支えるのが、やりにくそうだったんだよなー。

初めてだからさー。

スムーズに運ばないんだよな。

スムーズに運ばないと、萎えるからさ。

うまくいきそうにないときは、チェンジ、チェンジ。

で、斜めっぽい横向きで向き合うことにした。

オレ達には、オレ達のシックス・ナインがある、ということで。

「クロード。
最初は、舐める、からいくのがいいかな?
それとも、最初から咥えられたい?」

クロードの希望をきく。

クロードのモノを見つめながら。

「ヒサツグ!そんなに、熱心に私のモノを見つめては。」
とクロード。

刺激する前に、出ちゃうかもしれない?

というくらいに。

クロードの分身は、オレの顔の前で、元気いっぱい。

準備万端。

いつでも、夢の世界に行く準備は出来ている、状態。

クロードの期待値の高さが見た目に伝わってくるからさ。

クロードの期待値を超える経験をさせてやろうと思ってなー。

オレは、経験豊富なテクニシャンじゃないから、クロードの気持ちとオレの気持ちを高めて、技術力はカバーする。

雰囲気は、作るぞ、オレが。

年上の魅力は、色気にあり!

「クロード。

舐めてほしい、も咥えてほしい、も。

クロードが口にするのは、恥ずかしいかもしれないけれどさ。

オレ、クロードにお願いされたいんだよなー。

クロードにお願いされて、クロードを気持ちよくしたいんだよなー。」

オレは、クロードの分身を鼻先でつついてやった。

「ヒサツグ。」
とクロード。

クロードのオレの尻穴いじりは止まっている。

分かる。

気になってしょうがないよな?

クロードの分身だからな。

オレは、気になって仕方がないぞ?

「クロード。

オレに、どんな風に可愛がられたい?

クロードは、オレにクロードのお願いを叶えさせるよな?」

オレは、頭を下げて、クロードと見つめ合う。

オレの髪にあたるクロードの分身。

「待ってろ。
今、ご主人様に可愛がり方の希望を聞いているからなー。」

オレは、頭を上げないで、クロードの分身を髪に当てたままにして、クロードの返事を待つ。

クロードは、まだ迷っているのか、ためらっているのか、舐めてほしい、とも咥えてほしいとも言わない。

オレは、閃いた。

「クロード。

クロードの大事なところで、オレにとっても大事なところ。

オレにどうされたい?」

オレは一呼吸置いた。

「クロードは、オレに、舐めるのと、咥えるの、両方してほしいのかな?」

「ああ。」
とクロード。

おお。

これは、これは。

全力で可愛がろう。

「クロードは、オレにお願いするよな?

オレは、クロードが、オレに舐めて、咥えてほしい、と言う姿を見たいし、声を聞きたい。」

「ヒサツグ。私は。」
とクロード。

舐めて、咥えて、と伝えるのは、クロードには経験がないことだからなー。

オレは、押して、押して、押し倒そうかな。

「クロードが、舐めたり咥えたりしてほしいと思う相手も、お願いしたくなる相手も、オレだけだよな?」

「勿論。」
とクロードは、即答。

「オレも、クロードだけだぞ?

クロードのモノを舐めたり咥えたりしようと思うくらい好きだけど。

クロードにお願いされたことを、オレは叶えてやりたい。

クロードにお願いされるのも、クロードのお願いを叶えるのも、オレは好きだぞ。

クロードが好きだからな。」

シックス・ナインの体勢でなければ、クロードは、オレのつむじをくんかくんかしていただろうなー。

と考えていると。

「ヒサツグ。私のモノを舐めて咥えて、吸ってほしい。」
とクロード。

クロードは、顔を赤らめながら、オレにお願いしてきた。

吸ってほしい、が追加で入ったぞ!

クロード、勇気だしたな!

「クロード、三つとも、叶えてやるからなー。」

まずは、舐めるところからかな?
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