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第9章 オレはケレメイン大公国の大公妃殿下です。
565.女神様から、愛こんにゃく家への結婚式のお祝いですか?
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「未知の力で脅してきたか。
ケレメインの言う、新しいやり方は、神子の力か。」
とドリアン王国の国王陛下。
「ぼくに舐め腐った態度はいただけないね。
ぼくが、ぼくの力を見せつけているのは、ドリアン王国の国王陛下夫妻が、ぼくの仕切る結婚式を台無しにしたからだよ。
ぼくは、ヒサツグとクロードの友達で、ケレメイン大公国に住んでいるから、と勘違いした?
ぼくは、ケレメイン大公国の戦力ではないよ。
ぼくは、ぼくの住環境を整えているにすぎない。
ドリアン王国の国王陛下が、ぼくに攻撃されていると感じたなら。
ドリアン王国の国王陛下が、ぼくに敵対しているからだよ。
ぼくに攻撃されたくないなら、ぼくに敵対するのを止めれば?」
とカズラくん。
「カズラくんが、無敵。」
オレが思わずこぼすと。
「ヒサツグの伴侶は、私だ。」
とクロード。
クロードが、嫉妬をあらわにした。
言葉で嫉妬したことを伝えてくるのは、クロードにしては珍しい。
結婚式の場だから、席を立たないように考えたのかな。
「オレは、クロードの伴侶。
カズラくんは、友達。
クロードのことは、愛しているからな。
オレが全部見せたくて、全部見たいと思う相手は、クロードだけだからな?」
「ヒサツグと、毎夜、一緒にいるのは、私だ。」
とクロード。
オレとクロードが見つめ合っていると。
「そこの二人!ぼくをだしにして、ラブラブして!」
とカズラくん。
「離れていても。
離れているから。
愛していると言葉に出して伝える必要がある。」
とクロード。
「隣同士並んでいて、椅子と椅子との距離が一メートル。
どこが離れているって?」
とカズラくん。
「私の隣にいるだけでは足りない。
ヒサツグは、私にピッタリとよりそっていなくては。」
とクロード。
「オレも、クロードといると、クロードの顔を見て、声を聞いて、体温を確認して。
幸せだなー、と思うからなー。」
「ドリアン王国がケレメイン大公国で企てた計画は、私とヒサツグの幸せを壊すものだ。
ドリアン王国の企てが成功しなかったからこそ、ドリアン王国の国王陛下夫妻は今、この場に招待されているということをお伝えしよう。
国王陛下が女神様のお力を授かる国は、もうない。
人の力と知恵で栄える国を作る時代が始まっている。
ケレメイン大公国は、マウンテン王国の公爵領から始まり、建国当初から人の力で栄えることを国是にしてきた。
今は、どの王国にも引けをとらない。」
とクロード。
「ドリアン王国が、栄えている国への妬みや、女神様への恨みを吐き続けている間も、オレ達は、発展するために変わり続けた。」
「国と人を荒らされたことに対して、ドリアン王国に恨みはあったが。
ドリアン王国の相手をして、発展が停滞するくらいなら、ドリアン王国と関わらない方がはるかに良かった。」
とクロード。
「ドリアン王国が、強奪を国是に含めずにはいられないなら。
一人も、ドリアン王国の外に国民を出すな。
国の中で奪い合え。」
オレが言った後、一瞬、しんと静まり返った。
「ドリアン王国の国王陛下が、奪い合って落ちぶれていく国と国民を良しとしないのなら。
今日は、新しいやり方を知る絶好の機会になる。」
とクロード。
クロードの発言の後、ドリアン王国の国王陛下は、何も言わなかった。
「ぼくが仕切っている結婚式で、ぼくを無視するとは、いい度胸だよね?」
とカズラくん。
カズラくんの手には、いつの間にか、ハリセンが握られている。
「今日、ハリセンは、封印されたと思っていたなー。
カズラくんのハリセンは、神出鬼没だな。」
「ぼくだって、使う予定はなかったよ。
使わせたのは、誰?」
と答えたカズラくんは、ハリセンを神主の服の袖の中へ。
「ドリアン王国の国王陛下に最後の確認。
愛こんにゃく家とこんにゃくの結婚式を祝福する?
祝福しないなら、結婚式から出て戻ってこなくていいよ。
結婚は、祝福されてするものなんだよ。」
とカズラくん。
「祝福しよう。」
とドリアン王国の国王陛下。
「ぼくの後に繰り返して。」
とカズラくん。
「愛こんにゃく家とこんにゃくの結婚を祝福する。」
とドリアン王国の国王陛下。
ドリアン王国の国王陛下の服の裾は、胃があるあたりまでまくれあがって、止まった。
「最後になったけど。
愛こんにゃく家の家族は、愛こんにゃく家とこんにゃくの結婚を祝福するよね?」
とカズラくん。
「「「「「祝福します。」」」」」
と愛こんにゃく家のご両親、弟その一夫婦、弟その二。
「女神様は?」
とカズラくん。
「妾は、想い合い、手を取り合って幸せを掴もうとする愛こんにゃく家とこんにゃくが幸せであることを望むわ。」
と女神様。
女神様は、立ち上がると、愛こんにゃく家とこんにゃくの前に立った。
「妾は、結婚の祝いに、こんにゃくと愛こんにゃく家が一緒に入れる浴槽を作ったわ。
新居に届けたから、使うといいわ。
こんにゃくが元気になる風呂だから、今日から入るといいわ。」
と女神様。
こんにゃくって、液体につかった状態で売られているもんなー。
ケレメインの言う、新しいやり方は、神子の力か。」
とドリアン王国の国王陛下。
「ぼくに舐め腐った態度はいただけないね。
ぼくが、ぼくの力を見せつけているのは、ドリアン王国の国王陛下夫妻が、ぼくの仕切る結婚式を台無しにしたからだよ。
ぼくは、ヒサツグとクロードの友達で、ケレメイン大公国に住んでいるから、と勘違いした?
ぼくは、ケレメイン大公国の戦力ではないよ。
ぼくは、ぼくの住環境を整えているにすぎない。
ドリアン王国の国王陛下が、ぼくに攻撃されていると感じたなら。
ドリアン王国の国王陛下が、ぼくに敵対しているからだよ。
ぼくに攻撃されたくないなら、ぼくに敵対するのを止めれば?」
とカズラくん。
「カズラくんが、無敵。」
オレが思わずこぼすと。
「ヒサツグの伴侶は、私だ。」
とクロード。
クロードが、嫉妬をあらわにした。
言葉で嫉妬したことを伝えてくるのは、クロードにしては珍しい。
結婚式の場だから、席を立たないように考えたのかな。
「オレは、クロードの伴侶。
カズラくんは、友達。
クロードのことは、愛しているからな。
オレが全部見せたくて、全部見たいと思う相手は、クロードだけだからな?」
「ヒサツグと、毎夜、一緒にいるのは、私だ。」
とクロード。
オレとクロードが見つめ合っていると。
「そこの二人!ぼくをだしにして、ラブラブして!」
とカズラくん。
「離れていても。
離れているから。
愛していると言葉に出して伝える必要がある。」
とクロード。
「隣同士並んでいて、椅子と椅子との距離が一メートル。
どこが離れているって?」
とカズラくん。
「私の隣にいるだけでは足りない。
ヒサツグは、私にピッタリとよりそっていなくては。」
とクロード。
「オレも、クロードといると、クロードの顔を見て、声を聞いて、体温を確認して。
幸せだなー、と思うからなー。」
「ドリアン王国がケレメイン大公国で企てた計画は、私とヒサツグの幸せを壊すものだ。
ドリアン王国の企てが成功しなかったからこそ、ドリアン王国の国王陛下夫妻は今、この場に招待されているということをお伝えしよう。
国王陛下が女神様のお力を授かる国は、もうない。
人の力と知恵で栄える国を作る時代が始まっている。
ケレメイン大公国は、マウンテン王国の公爵領から始まり、建国当初から人の力で栄えることを国是にしてきた。
今は、どの王国にも引けをとらない。」
とクロード。
「ドリアン王国が、栄えている国への妬みや、女神様への恨みを吐き続けている間も、オレ達は、発展するために変わり続けた。」
「国と人を荒らされたことに対して、ドリアン王国に恨みはあったが。
ドリアン王国の相手をして、発展が停滞するくらいなら、ドリアン王国と関わらない方がはるかに良かった。」
とクロード。
「ドリアン王国が、強奪を国是に含めずにはいられないなら。
一人も、ドリアン王国の外に国民を出すな。
国の中で奪い合え。」
オレが言った後、一瞬、しんと静まり返った。
「ドリアン王国の国王陛下が、奪い合って落ちぶれていく国と国民を良しとしないのなら。
今日は、新しいやり方を知る絶好の機会になる。」
とクロード。
クロードの発言の後、ドリアン王国の国王陛下は、何も言わなかった。
「ぼくが仕切っている結婚式で、ぼくを無視するとは、いい度胸だよね?」
とカズラくん。
カズラくんの手には、いつの間にか、ハリセンが握られている。
「今日、ハリセンは、封印されたと思っていたなー。
カズラくんのハリセンは、神出鬼没だな。」
「ぼくだって、使う予定はなかったよ。
使わせたのは、誰?」
と答えたカズラくんは、ハリセンを神主の服の袖の中へ。
「ドリアン王国の国王陛下に最後の確認。
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祝福しないなら、結婚式から出て戻ってこなくていいよ。
結婚は、祝福されてするものなんだよ。」
とカズラくん。
「祝福しよう。」
とドリアン王国の国王陛下。
「ぼくの後に繰り返して。」
とカズラくん。
「愛こんにゃく家とこんにゃくの結婚を祝福する。」
とドリアン王国の国王陛下。
ドリアン王国の国王陛下の服の裾は、胃があるあたりまでまくれあがって、止まった。
「最後になったけど。
愛こんにゃく家の家族は、愛こんにゃく家とこんにゃくの結婚を祝福するよね?」
とカズラくん。
「「「「「祝福します。」」」」」
と愛こんにゃく家のご両親、弟その一夫婦、弟その二。
「女神様は?」
とカズラくん。
「妾は、想い合い、手を取り合って幸せを掴もうとする愛こんにゃく家とこんにゃくが幸せであることを望むわ。」
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「妾は、結婚の祝いに、こんにゃくと愛こんにゃく家が一緒に入れる浴槽を作ったわ。
新居に届けたから、使うといいわ。
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