558 / 667
第9章 オレはケレメイン大公国の大公妃殿下です。
558.愛こんにゃく家の結婚式。大公家の城から結婚式場まで移動します。こんにゃくは輿入れ行列で。愛こんにゃく家は、電動キックボードに乗って。
しおりを挟む
本日はお日柄もよく。
愛こんにゃく家の結婚式日和。
参列者は、ケレメイン大公家の城で前日泊。
朝のうちに、ケレメイン大公城から結婚式場まで、参列者全員で大移動。
日中、屋外をこんにゃくが移動すると、こんにゃくが傷むかもしれないからさ。
太陽が照りつける前に、結婚式の輿入れ行列。
オープンカーに乗って手を振るご成婚パレードではなく、徳川将軍家の姫君の輿入れ行列。
輿入れ行列だと、こんにゃくに歩かせる心配をしなくていいからな。
愛こんにゃく家とこんにゃくの場合、こんにゃくが新郎。
こんにゃくが姫君ではないのに輿入れとはいかに?
と考えないこともなかったけれど。
こんにゃくと愛こんにゃく家の新婚の夜のことを考えると。
こんにゃくに汚れがつかないのが一番。
結婚式の後、さあ夫婦としてのお楽しみ、というときにさ。
こんにゃくの汚れ落としに時間がかかったらなー。
盛り上がったタイミングで、くんずほつれつ、心置きなくできる方がいい。
ということで、こんにゃくは、女神様お手製のお輿に乗っている。
輿の担ぎ手は、愛こんにゃく家の部下達。
愛こんにゃく家の部下は、袴姿で足元は、靴を履いている。
こんにゃくを乗せた輿の担ぎ手が転んだり、つまずいたりしたら、危ないからさ。
履きなれない履き物ではなく、靴で。
愛こんにゃく家は、紋付袴を着ている。
愛こんにゃく家の移動は、電動キックボード。
結婚式の衣装は、立ち姿が映える。
電動三輪よりも、電動キックボードで移動する方が、人目を引くので、愛こんにゃく家は、電動キックボード。
オレとクロードを含む参列者は、オープンカー。
女神様は、愛こんにゃく家の家族と一緒にオープンカー。
愛こんにゃく家の家族に、女神様とオープンカーで結婚式場までの移動を告げると。
『私達もオープンカーなんですか?』
と愛こんにゃく家の弟その一が、ぎょっとしていた。
愛こんにゃく家の家族は、女神様に気に入られても、謙虚なまま。
国賓のパレードに混ざるのはご遠慮したい、という弟その一の気持ちは、ありありと伝わってきた。
オレも、弟その一と同じ立場なら、ご遠慮する一択。
兄弟の結婚相手がセレブだから、結婚式のパレードに強制参加とか、言われたらなー。
見物人でいさせてくれ、と頼んでいると思う。
粗相しないか、と緊張するだろうから。
オレは、愛こんにゃく家の弟その一の気持ちを理解している。
でも、弟その一の気持ちは汲んでやらない。
『愛こんにゃく家の後ろを電動キックボードでついていってもいいぞ?
女神様と一緒に。』
『妾は、六人で電動キックボードでも面白いわ。』
と女神様。
結婚式のパレードで、着飾った格好をして電動キックボードに乗る?
愛こんにゃく家の家族は、女神様の発案に、顔を引きつらせた。
失敗が許されない、ハレの日に、正装をして、目立つようなことはしたくはないよなー。
パレードの参加者は、国のトップばかり。
女神様と一緒に電動キックボードでパレードに参加するとなると。
愛こんにゃく家の家族の位置は、パレード本隊の後ろからついていくのではなく、愛こんにゃく家の後ろに続くか、先頭をきっていくかの二択。
失敗したら、目立つことこの上ない。
国賓の参列者で埋まる結婚式。
家族として参列するからには、長男の愛こんにゃく家が恥をかくことがないように、と愛こんにゃく家の家族は、頑張ってくれている。
愛こんにゃく家の家族の性格を知っているオレは、目立たない配置を考えてもみたんだけど。
愛こんにゃく家の家族の顔は、ある程度うっておいた方が、愛こんにゃく家の家族の地位が向上することが分かったので。
結婚式が終わるまでは、目立ってもらうぞ。
女神様が、パレードを楽しみにしていた。
愛こんにゃく家とこんにゃくの結婚式を見たいと言った女神様は、愛こんにゃく家の家族と一緒に、愛こんにゃく家とこんにゃくの結婚を祝うと決めていた。
わくわくしている女神様を見て。
愛こんにゃく家のお母さんが、一番最初に腹をくくった。
『女神様。
私も家族も、オープンカーに乗ったことはありません。
私は、オープンカーに乗ってみようと思います。
電動キックボードは、ひょっとすると、これから乗る機会があるかもしれません。
でも、我が家の長男が、結婚式をするのは、今日だけなのです。』
と愛こんにゃく家のお母さん。
『妾は、六人で、オープンカーに乗ることにするわ。』
と女神様。
愛こんにゃく家の家族と女神様が、一台のオープンカーに乗ってしまえば。
圧倒的に女神様が目立つ。
一人一人が、電動キックボードで注目されるよりずっと気楽、ということで。
女神様と愛こんにゃく家の家族は、オープンカー移動になった。
愛こんにゃく家の結婚式日和。
参列者は、ケレメイン大公家の城で前日泊。
朝のうちに、ケレメイン大公城から結婚式場まで、参列者全員で大移動。
日中、屋外をこんにゃくが移動すると、こんにゃくが傷むかもしれないからさ。
太陽が照りつける前に、結婚式の輿入れ行列。
オープンカーに乗って手を振るご成婚パレードではなく、徳川将軍家の姫君の輿入れ行列。
輿入れ行列だと、こんにゃくに歩かせる心配をしなくていいからな。
愛こんにゃく家とこんにゃくの場合、こんにゃくが新郎。
こんにゃくが姫君ではないのに輿入れとはいかに?
と考えないこともなかったけれど。
こんにゃくと愛こんにゃく家の新婚の夜のことを考えると。
こんにゃくに汚れがつかないのが一番。
結婚式の後、さあ夫婦としてのお楽しみ、というときにさ。
こんにゃくの汚れ落としに時間がかかったらなー。
盛り上がったタイミングで、くんずほつれつ、心置きなくできる方がいい。
ということで、こんにゃくは、女神様お手製のお輿に乗っている。
輿の担ぎ手は、愛こんにゃく家の部下達。
愛こんにゃく家の部下は、袴姿で足元は、靴を履いている。
こんにゃくを乗せた輿の担ぎ手が転んだり、つまずいたりしたら、危ないからさ。
履きなれない履き物ではなく、靴で。
愛こんにゃく家は、紋付袴を着ている。
愛こんにゃく家の移動は、電動キックボード。
結婚式の衣装は、立ち姿が映える。
電動三輪よりも、電動キックボードで移動する方が、人目を引くので、愛こんにゃく家は、電動キックボード。
オレとクロードを含む参列者は、オープンカー。
女神様は、愛こんにゃく家の家族と一緒にオープンカー。
愛こんにゃく家の家族に、女神様とオープンカーで結婚式場までの移動を告げると。
『私達もオープンカーなんですか?』
と愛こんにゃく家の弟その一が、ぎょっとしていた。
愛こんにゃく家の家族は、女神様に気に入られても、謙虚なまま。
国賓のパレードに混ざるのはご遠慮したい、という弟その一の気持ちは、ありありと伝わってきた。
オレも、弟その一と同じ立場なら、ご遠慮する一択。
兄弟の結婚相手がセレブだから、結婚式のパレードに強制参加とか、言われたらなー。
見物人でいさせてくれ、と頼んでいると思う。
粗相しないか、と緊張するだろうから。
オレは、愛こんにゃく家の弟その一の気持ちを理解している。
でも、弟その一の気持ちは汲んでやらない。
『愛こんにゃく家の後ろを電動キックボードでついていってもいいぞ?
女神様と一緒に。』
『妾は、六人で電動キックボードでも面白いわ。』
と女神様。
結婚式のパレードで、着飾った格好をして電動キックボードに乗る?
愛こんにゃく家の家族は、女神様の発案に、顔を引きつらせた。
失敗が許されない、ハレの日に、正装をして、目立つようなことはしたくはないよなー。
パレードの参加者は、国のトップばかり。
女神様と一緒に電動キックボードでパレードに参加するとなると。
愛こんにゃく家の家族の位置は、パレード本隊の後ろからついていくのではなく、愛こんにゃく家の後ろに続くか、先頭をきっていくかの二択。
失敗したら、目立つことこの上ない。
国賓の参列者で埋まる結婚式。
家族として参列するからには、長男の愛こんにゃく家が恥をかくことがないように、と愛こんにゃく家の家族は、頑張ってくれている。
愛こんにゃく家の家族の性格を知っているオレは、目立たない配置を考えてもみたんだけど。
愛こんにゃく家の家族の顔は、ある程度うっておいた方が、愛こんにゃく家の家族の地位が向上することが分かったので。
結婚式が終わるまでは、目立ってもらうぞ。
女神様が、パレードを楽しみにしていた。
愛こんにゃく家とこんにゃくの結婚式を見たいと言った女神様は、愛こんにゃく家の家族と一緒に、愛こんにゃく家とこんにゃくの結婚を祝うと決めていた。
わくわくしている女神様を見て。
愛こんにゃく家のお母さんが、一番最初に腹をくくった。
『女神様。
私も家族も、オープンカーに乗ったことはありません。
私は、オープンカーに乗ってみようと思います。
電動キックボードは、ひょっとすると、これから乗る機会があるかもしれません。
でも、我が家の長男が、結婚式をするのは、今日だけなのです。』
と愛こんにゃく家のお母さん。
『妾は、六人で、オープンカーに乗ることにするわ。』
と女神様。
愛こんにゃく家の家族と女神様が、一台のオープンカーに乗ってしまえば。
圧倒的に女神様が目立つ。
一人一人が、電動キックボードで注目されるよりずっと気楽、ということで。
女神様と愛こんにゃく家の家族は、オープンカー移動になった。
51
お気に入りに追加
1,680
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
どうしてこうなった?(ショートから短編枠にしたもの)
エウラ
BL
3歳で魔物に襲われて両親を亡くし、孤児院育ちの黒髪黒目で童顔のノヴァは前世の記憶持ちの異世界転生者だ。現在27歳のCランク冒険者。
魔物に襲われたときに前世の記憶が甦ったが、本人は特にチートもなく平々凡々に過ごしていた。そんなある日、年下22歳の若きSランク冒険者のアビスと一線を越える出来事があり、そこで自分でも知らなかった今世の過去を知ることになり、事態は色々動き出す。
若干ストーカー気味なわんこ系年下冒険者に溺愛される自己評価の低い無自覚美人の話。
*以前ショート専用の枠で書いてましたが話数増えて収拾がつかなくなったので短編枠を作って移動しました。
お手数おかけしますがよろしくお願いいたします。
なお、プロローグ以降、途中まではショートの投稿分をまるっと載せるのでそちらと重複します。ご注意下さい。出来次第投稿する予定です。
こちらはR18には*印付けます。(でも忘れたらすみません)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
嫌われものの僕について…
相沢京
BL
平穏な学校生活を送っていたはずなのに、ある日突然全てが壊れていった。何が原因なのかわからなくて気がつけば存在しない扱いになっていた。
だか、ある日事態は急変する
主人公が暗いです
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
どうも、卵から生まれた魔人です。
べす
BL
卵から生まれる瞬間、人間に召喚されてしまった魔人のレヴィウス。
太った小鳥にしか見えないせいで用無しと始末されそうになった所を、優しげな神官に救われるのだが…
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
実はαだった俺、逃げることにした。
るるらら
BL
俺はアルディウス。とある貴族の生まれだが今は冒険者として悠々自適に暮らす26歳!
実は俺には秘密があって、前世の記憶があるんだ。日本という島国で暮らす一般人(サラリーマン)だったよな。事故で死んでしまったけど、今は転生して自由気ままに生きている。
一人で生きるようになって数十年。過去の人間達とはすっかり縁も切れてこのまま独身を貫いて生きていくんだろうなと思っていた矢先、事件が起きたんだ!
前世持ち特級Sランク冒険者(α)とヤンデレストーカー化した幼馴染(α→Ω)の追いかけっ子ラブ?ストーリー。
!注意!
初のオメガバース作品。
ゆるゆる設定です。運命の番はおとぎ話のようなもので主人公が暮らす時代には存在しないとされています。
バースが突然変異した設定ですので、無理だと思われたらスッとページを閉じましょう。
!ごめんなさい!
幼馴染だった王子様の嘆き3 の前に
復活した俺に不穏な影1 を更新してしまいました!申し訳ありません。新たに更新しましたので確認してみてください!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
嫌われ者の長男
りんか
BL
学校ではいじめられ、家でも誰からも愛してもらえない少年 岬。彼の家族は弟達だけ母親は幼い時に他界。一つずつ離れた五人の弟がいる。だけど弟達は岬には無関心で岬もそれはわかってるけど弟達の役に立つために頑張ってるそんな時とある事件が起きて.....
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる