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第9章 オレはケレメイン大公国の大公妃殿下です。
550.ドリアン王国の国王陛下を陥落させましょう。
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ドリアン王国の国王陛下は、オレの親切な助言を聞き流そうとしている。
「ドリアン王国の第二王子は、ドリアン王国の国王陛下になった。
負け戦で、負けを認めて署名するのも、国のトップの仕事だからな。」
ドリアン王国の国王陛下に釘をさしたら、睨まれた。
「ドリアン王国は、国策として侵略を選択し、侵略は失敗に終わった。
ドリアン王国は、敗戦処理に忙しくなることだろう。
速やかに、敗戦を受け入れて帰国する方が、敗戦の責任を誰が負うかという問題で、おくれをとる心配が減りそうだが、ドリアン王国の国王陛下は、此度の敗戦の責任をとることを望まれているのだろうか?」
とクロード。
クロードの痛烈な一撃。
「ドリアン王国の国民の体の一部がドリアン化した原因は。
ドリアン王国の国王陛下が、元神子のぼくの提案をすぐに了承して、ドリアン王国が他の三国へ侵略することとぼくを利用することを止める決断をしなかったからだ、と発表するからね。」
とカズラくん。
発表する、と言ってしまっているなあ。
「ドリアン王国に戻っても、誤魔化すことは不可能だと断言しておくよ。
ドリアン王国の国王陛下が、ドリアン王国の敗北を認めなかったために、ドリアン王国の国民は、体の一部がドリアンになったとあわせて発表してもいいんだよ、ぼくは。」
とカズラくん。
カズラくんは、強気だ。
「カズラの発表を聞けば、ドリアン王国民は、進んで敗北を受け入れ、ドリアン王家を恨むだろう。」
とクロード。
「ドリアン王国に、体の一部がドリアン化しない国民が、今何人残っているか分からないけれどね。」
とカズラくん。
ドリアン王国の国王陛下は、うんともすんとも言わないで座っている。
ドリアン王国の国王陛下は、何も答えないまま、時間だけ過ぎていけばいいと考えているような気がしてきたぞ。
クロードとカズラくんが、ドリアン王国民についての話をしても、ドリアン王国の国王陛下の心を揺らすことはできていない。
ドリアン王国の国王陛下は、ドリアン王国民がどうなるこうなる、と聞かされても、何とも思わないんだと思う。
ドリアン王国の国王陛下は、王家に生まれたから、王子として、国と国民を守らないといけない、という意識が、低いんじゃないかな。
国際会議では、ドリアン王国やドリアン王国民について、言及した話し方をしていたけれど。
ドリアン王国の国民に対して、口に出して語っているほどの愛着は、ない。
第二王子の身分を隠し、ケレメイン公爵領でスパイ活動していた期間は。
ドリアン王国の第二王子として扱われてない。
ドリアン王国の第二王子が身分を隠してスパイしている事実が、ドリアン王国内で隠されていたら。
ドリアン王国の第二王子だった時代に、順当な評価を受けていないと思う。
愛国心や家族愛なんかが強く持てる環境でなければ。
ドリアン王国の第二王子として生まれながら、第二王子として扱われずに、スパイ経験を重ねていくことに不満を抱えないかな?
ドリアン王国の国王陛下の大事にしているものの中に、ドリアン王国は、入っているとして。
ドリアン王国民は、入っているのかな?
ドリアン王国の国王陛下が、ドリアン王国を大事にしているのは、自身がドリアン王国の国王陛下だからだと思う。
ドリアン王国の国王陛下は、自分が大事なんじゃないかな?
国や国民が大事ではなく、自分が大事だから、ドリアン王国の国王陛下は、決断を下そうとしないんじゃないかな?
ドリアン王国の国王陛下に『署名する』とオレが返事させてやるぞ。
「ドリアン王国の次の国王は、誰になるか、今から楽しみだなー。」
「次だと?私の前で、私の次代の話をしてくるか。」
とドリアン王国の国王陛下。
食いついたぞ。
「物を知らない強気で国政の舵取りをしたがっている元王女。
知っていながら、元王女を黙らせなかった先代国王陛下。
第二王子へ王太子の座を譲ってしまった第一王子。
第二王子ながら即位したドリアン王国の国王陛下。
ドリアン王国の侯爵子息は、元王女の孫。
オレが知っているドリアン王国の王家の人は、このくらい。
まだいるのかな?
ドリアン王国の国王陛下に女神様が力を授けることはなくなったからさ。
誰もが王になり得るよなー?
勝ち抜くのは、誰かなー。」
ドリアン王国の国王陛下は、今回、何も言わないままだけど、聞き流しはしなかった。
「国内で政治的な駆け引きが強い御仁が生き延びる。
生き延びなかった方は、処分を申し付けられるだろう。」
とクロード。
クロードの言葉は、ドリアン王国の国王陛下は反発しなかった。
想像したのかな?
オレは、トドメをさそう。
「ドリアン王国の国王陛下は、ドリアン王国内の国内政治で勝って国王でい続けることを放棄したのかな?」
「署名の準備を。」
とドリアン王国の国王陛下。
「ドリアン王国の第二王子は、ドリアン王国の国王陛下になった。
負け戦で、負けを認めて署名するのも、国のトップの仕事だからな。」
ドリアン王国の国王陛下に釘をさしたら、睨まれた。
「ドリアン王国は、国策として侵略を選択し、侵略は失敗に終わった。
ドリアン王国は、敗戦処理に忙しくなることだろう。
速やかに、敗戦を受け入れて帰国する方が、敗戦の責任を誰が負うかという問題で、おくれをとる心配が減りそうだが、ドリアン王国の国王陛下は、此度の敗戦の責任をとることを望まれているのだろうか?」
とクロード。
クロードの痛烈な一撃。
「ドリアン王国の国民の体の一部がドリアン化した原因は。
ドリアン王国の国王陛下が、元神子のぼくの提案をすぐに了承して、ドリアン王国が他の三国へ侵略することとぼくを利用することを止める決断をしなかったからだ、と発表するからね。」
とカズラくん。
発表する、と言ってしまっているなあ。
「ドリアン王国に戻っても、誤魔化すことは不可能だと断言しておくよ。
ドリアン王国の国王陛下が、ドリアン王国の敗北を認めなかったために、ドリアン王国の国民は、体の一部がドリアンになったとあわせて発表してもいいんだよ、ぼくは。」
とカズラくん。
カズラくんは、強気だ。
「カズラの発表を聞けば、ドリアン王国民は、進んで敗北を受け入れ、ドリアン王家を恨むだろう。」
とクロード。
「ドリアン王国に、体の一部がドリアン化しない国民が、今何人残っているか分からないけれどね。」
とカズラくん。
ドリアン王国の国王陛下は、うんともすんとも言わないで座っている。
ドリアン王国の国王陛下は、何も答えないまま、時間だけ過ぎていけばいいと考えているような気がしてきたぞ。
クロードとカズラくんが、ドリアン王国民についての話をしても、ドリアン王国の国王陛下の心を揺らすことはできていない。
ドリアン王国の国王陛下は、ドリアン王国民がどうなるこうなる、と聞かされても、何とも思わないんだと思う。
ドリアン王国の国王陛下は、王家に生まれたから、王子として、国と国民を守らないといけない、という意識が、低いんじゃないかな。
国際会議では、ドリアン王国やドリアン王国民について、言及した話し方をしていたけれど。
ドリアン王国の国民に対して、口に出して語っているほどの愛着は、ない。
第二王子の身分を隠し、ケレメイン公爵領でスパイ活動していた期間は。
ドリアン王国の第二王子として扱われてない。
ドリアン王国の第二王子が身分を隠してスパイしている事実が、ドリアン王国内で隠されていたら。
ドリアン王国の第二王子だった時代に、順当な評価を受けていないと思う。
愛国心や家族愛なんかが強く持てる環境でなければ。
ドリアン王国の第二王子として生まれながら、第二王子として扱われずに、スパイ経験を重ねていくことに不満を抱えないかな?
ドリアン王国の国王陛下の大事にしているものの中に、ドリアン王国は、入っているとして。
ドリアン王国民は、入っているのかな?
ドリアン王国の国王陛下が、ドリアン王国を大事にしているのは、自身がドリアン王国の国王陛下だからだと思う。
ドリアン王国の国王陛下は、自分が大事なんじゃないかな?
国や国民が大事ではなく、自分が大事だから、ドリアン王国の国王陛下は、決断を下そうとしないんじゃないかな?
ドリアン王国の国王陛下に『署名する』とオレが返事させてやるぞ。
「ドリアン王国の次の国王は、誰になるか、今から楽しみだなー。」
「次だと?私の前で、私の次代の話をしてくるか。」
とドリアン王国の国王陛下。
食いついたぞ。
「物を知らない強気で国政の舵取りをしたがっている元王女。
知っていながら、元王女を黙らせなかった先代国王陛下。
第二王子へ王太子の座を譲ってしまった第一王子。
第二王子ながら即位したドリアン王国の国王陛下。
ドリアン王国の侯爵子息は、元王女の孫。
オレが知っているドリアン王国の王家の人は、このくらい。
まだいるのかな?
ドリアン王国の国王陛下に女神様が力を授けることはなくなったからさ。
誰もが王になり得るよなー?
勝ち抜くのは、誰かなー。」
ドリアン王国の国王陛下は、今回、何も言わないままだけど、聞き流しはしなかった。
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想像したのかな?
オレは、トドメをさそう。
「ドリアン王国の国王陛下は、ドリアン王国内の国内政治で勝って国王でい続けることを放棄したのかな?」
「署名の準備を。」
とドリアン王国の国王陛下。
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