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第9章 オレはケレメイン大公国の大公妃殿下です。
532.ドリアン王国の国王陛下vsマウンテン王国の宰相補佐で侯爵令嬢ポーリーン・タチバナ。舌戦中に、ドリアン王国の国王陛下から、新情報?
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マウンテン王国の宰相補佐で侯爵令嬢のポーリーン・タチバナは、ドリアン王国の国王陛下の失礼な発言にも堂々としている。
「マウンテン王国には、既に王妃陛下がおりますの。
ドリアン王国の国王陛下は、どういった理由から、私が王妃になる話を思いつかれたのでしょうか?」
と宰相補佐で侯爵令嬢ポーリーン・タチバナ。
「思いつきなものか。
私の耳が早いばかりに、残念だったな。
旧知の男の元へ逃げてきたところで、逃げ切れるようなものでもあるまい。
頼る男をまちがえたのではないか?
他の男に頼らなければ、何一つ、成し遂げられない、何も持たぬ、名ばかりの男などを頼ったのは失敗だったようだ。
このような時期に、国を空けてよかったのか?
国を空けている間に、着々と準備が進んでいく。
気にならないのか?
婚礼の準備は、花嫁がいなくてもできる。
出番に間に合いさえすれば。
花婿もか。
花婿と、一度話し合いをしてはどうか?
国を思う気持ちがあるなら、いち早く、国へ帰った方がいい。」
とドリアン王国の国王陛下。
ドリアン王国の国王陛下は、マウンテン王国の内部情報に詳しいな。
「ドリアン王国の国王陛下に、国へ帰ることをお勧めいただきましたけれども。」
とマウンテン王国の宰相補佐で侯爵令嬢のポーリーン・タチバナは、ドリアン王国の国王陛下に一歩もひかない。
「ドリアン王国からマウンテン王国への侵略を中止して、マウンテン王国にいるスパイの引き上げる旨と、マウンテン王国への侵略は未来永劫行わないという取り決めがまだですわ。」
「マウンテン王国の侯爵令嬢は、マウンテン王国の国王陛下を袖にする言い訳に、一国の王である私を使うつもりか。
マウンテン王国の国王陛下との結婚が気に入らないのであれば。
マウンテン王国の国王陛下との結婚が待っているマウンテン王国へ帰ることをやめて、私の元へ来るか?」
とドリアン王国の国王陛下。
へ?
ドリアン王国の国王陛下は、自分の元へって言ったよな?
マウンテン王国の侯爵令嬢ポーリーン・タチバナに。
ということは、さ。
プロポーズ?
プロポーズだよな?
カズラくんが、いるんだけど!
カズラくんが後ろにいるのに、他の人を誘うなんて、ドリアン王国の国王陛下が大胆すぎる!
そういや、カズラくんは、ドリアン王国の国王陛下ときっちり別れたのかな?
別れるのは、止めたのかな?
オレは、恐る恐るカズラくんの様子を観察する。
ドリアン王国の国王陛下の後ろに座っているカズラくん。
カズラくんのハリセンは、待機状態。
カズラくんの表情は、変化なし。
怒っているのかな。
どうでもいい、と思っているのかな。
どっちか、分からない。
修羅場になるのかな?
ならないのかな?
オレの心臓は早鐘を打つ。
「私は、マウンテン王国の侯爵令嬢でございますけども、宰相補佐も務めております。
私に、ドリアン王国への亡命の予定はございません。」
とマウンテン王国の宰相補佐で侯爵令嬢ポーリーン・タチバナ。
ん?
亡命?
プロポーズじゃなく?
オレの早合点だったんだなー。
修羅場にならずに済んだなとオレが安心しきったとき。
「亡命などとは、味気ない。
マウンテン王国で王妃として望まれているだけではなく、ドリアン王国でも望まれていると、マウンテン王国に帰って自慢してはどうだ?
マウンテン王国の王妃にしたい面々から、さぞかし優しく扱われることだろう。
マウンテン王国に帰って結婚するのは、ちやほやしてくれる連中ではないが。
女に興味があるのかないのか分からない、マウンテン王国の国王陛下と結婚することになるとは、巡り合わせの妙というものだろう。」
とドリアン王国の国王陛下。
えっと、どっちかな?
やっぱり、ドリアン王国の国王陛下は、マウンテン王国の侯爵令嬢ポーリーン・タチバナにプロポーズしているのかな?
カズラくんの表情は、特に変わりなく。
しかも、追加情報が入ってきたぞ。
真偽の程は、分からないけれど。
マウンテン王国の国王陛下は、女の人に興味がない?
マウンテン王国の国王陛下は、女神様に片思いだったのでは?
「マウンテン王国には、既に王妃陛下がおりますの。
ドリアン王国の国王陛下は、どういった理由から、私が王妃になる話を思いつかれたのでしょうか?」
と宰相補佐で侯爵令嬢ポーリーン・タチバナ。
「思いつきなものか。
私の耳が早いばかりに、残念だったな。
旧知の男の元へ逃げてきたところで、逃げ切れるようなものでもあるまい。
頼る男をまちがえたのではないか?
他の男に頼らなければ、何一つ、成し遂げられない、何も持たぬ、名ばかりの男などを頼ったのは失敗だったようだ。
このような時期に、国を空けてよかったのか?
国を空けている間に、着々と準備が進んでいく。
気にならないのか?
婚礼の準備は、花嫁がいなくてもできる。
出番に間に合いさえすれば。
花婿もか。
花婿と、一度話し合いをしてはどうか?
国を思う気持ちがあるなら、いち早く、国へ帰った方がいい。」
とドリアン王国の国王陛下。
ドリアン王国の国王陛下は、マウンテン王国の内部情報に詳しいな。
「ドリアン王国の国王陛下に、国へ帰ることをお勧めいただきましたけれども。」
とマウンテン王国の宰相補佐で侯爵令嬢のポーリーン・タチバナは、ドリアン王国の国王陛下に一歩もひかない。
「ドリアン王国からマウンテン王国への侵略を中止して、マウンテン王国にいるスパイの引き上げる旨と、マウンテン王国への侵略は未来永劫行わないという取り決めがまだですわ。」
「マウンテン王国の侯爵令嬢は、マウンテン王国の国王陛下を袖にする言い訳に、一国の王である私を使うつもりか。
マウンテン王国の国王陛下との結婚が気に入らないのであれば。
マウンテン王国の国王陛下との結婚が待っているマウンテン王国へ帰ることをやめて、私の元へ来るか?」
とドリアン王国の国王陛下。
へ?
ドリアン王国の国王陛下は、自分の元へって言ったよな?
マウンテン王国の侯爵令嬢ポーリーン・タチバナに。
ということは、さ。
プロポーズ?
プロポーズだよな?
カズラくんが、いるんだけど!
カズラくんが後ろにいるのに、他の人を誘うなんて、ドリアン王国の国王陛下が大胆すぎる!
そういや、カズラくんは、ドリアン王国の国王陛下ときっちり別れたのかな?
別れるのは、止めたのかな?
オレは、恐る恐るカズラくんの様子を観察する。
ドリアン王国の国王陛下の後ろに座っているカズラくん。
カズラくんのハリセンは、待機状態。
カズラくんの表情は、変化なし。
怒っているのかな。
どうでもいい、と思っているのかな。
どっちか、分からない。
修羅場になるのかな?
ならないのかな?
オレの心臓は早鐘を打つ。
「私は、マウンテン王国の侯爵令嬢でございますけども、宰相補佐も務めております。
私に、ドリアン王国への亡命の予定はございません。」
とマウンテン王国の宰相補佐で侯爵令嬢ポーリーン・タチバナ。
ん?
亡命?
プロポーズじゃなく?
オレの早合点だったんだなー。
修羅場にならずに済んだなとオレが安心しきったとき。
「亡命などとは、味気ない。
マウンテン王国で王妃として望まれているだけではなく、ドリアン王国でも望まれていると、マウンテン王国に帰って自慢してはどうだ?
マウンテン王国の王妃にしたい面々から、さぞかし優しく扱われることだろう。
マウンテン王国に帰って結婚するのは、ちやほやしてくれる連中ではないが。
女に興味があるのかないのか分からない、マウンテン王国の国王陛下と結婚することになるとは、巡り合わせの妙というものだろう。」
とドリアン王国の国王陛下。
えっと、どっちかな?
やっぱり、ドリアン王国の国王陛下は、マウンテン王国の侯爵令嬢ポーリーン・タチバナにプロポーズしているのかな?
カズラくんの表情は、特に変わりなく。
しかも、追加情報が入ってきたぞ。
真偽の程は、分からないけれど。
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マウンテン王国の国王陛下は、女神様に片思いだったのでは?
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