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第9章 オレはケレメイン大公国の大公妃殿下です。
414.サーバル王国の王女様の会いたくない人、ドリアン王国の侯爵子息が追いかけてきます。公務以外で会いたくないなら、オレの案はどうですか?
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サーバル王国の若手の皆さんと王女様の関係への、口出しが終わったので。
王女様に、ドリアン王国の侯爵子息とどうなりたいか聞いていくことにした。
会いたくないから遭わない、では済まないんだよな。
ドリアン王国の侯爵子息の行動力がありすぎて、会わないでいることは、不可能だと思う。
明日以降会うことを前提に、早いところ方針を決めて、オレが、ドリアン王国の侯爵子息と話し合いをする。
ドリアン王国の侯爵子息が突撃してくる前に。
オレ、ドリアン王国の侯爵子息を出禁にしたくはないんだよな。
行動力がありすぎるけれど、仕事はできて、クロードが意地になるくらい意見を戦わせることができる、クロードと同世代の男性だから、クロードとの縁は繋いでおきたい。
ドリアン王国の侯爵子息とクロードが忌憚なく意見を戦わした内容は、おっぱいか尻か。
犬も食わない性癖論争ができる相手なら、クロードもドリアン王国の侯爵子息もお互い飾らずに話ができると思う。
英雄となってからのクロードには、友人と呼べる人がいなくなった。
サーバル王国の王女様を好きだと公言しているドリアン王国の侯爵子息にとって、クロードは、恋敵だから、友人という認識はしていないだろうけどさ。
今のところ、マウンテン王国の国王陛下は、クロードの同世代だけど、オレ達との関係性が、良好とは言えない。
女神様との関係性が影響するから、オレ達との関係が良くなるかどうかは、国王陛下次第になってくる。
ケレメイン大公国とマウンテン王国との関係を、オレ自身で手綱を握れない国王陛下任せにするのは、不安しかない。
クロードとオレとの関係を考えると、マウンテン王国との付き合いには、王姉殿下スナメリ様を主役にできるとスムーズにいくと思う。
スナメリ様が女王陛下にならなくても、スナメリ様がマウンテン王国の王族として政治に関わってくれたら、ケレメイン大公国としては助かる。
王姉殿下スナメリ様は、国王陛下と国の行く末を見ているだけしかできないと頭を悩ませていた。
スナメリ様自身が当事者になって動き回り、問題解決にあたれるかもしれないと考えて動けるようになったら?
女神様に恋する国王陛下が、女神様へ自覚のない恋心以外に、目を向けるきっかけにならないかな?
お姉さんの活躍が新しい刺激となって。
スナメリ様とマウンテン王国の国王陛下が、互いに傷つけ合わない結論にたどり着いてほしいな、とオレは思う。
「王女様。公務以外はどうかな?」
「今は、公務以外で、ドリアン王国の侯爵子息と会いたくない、ずべし。」
と王女様。
今は、それでいいんじゃないかな。
「王女様が、ドリアン王国の侯爵子息と会うときは公務に限ることにするのはどうかな?」
「そんなことができる、すべし?」
と王女様。
試したことはないけど、やったらできる。
「今まで、サーバル王国の王女様が、ドリアン王国の侯爵子息に会っていたのは、サーバル王国の王女としての公務だった。
これからの王女様は、ケレメイン大公国とサーバル王国が友好関係を築くための色々が仕事になる。
王女様は、サーバル王国とケレメイン大公国の関係を強化して、両方の国のためになる話を、ドリアン王国の侯爵子息が直々に持ち込んできた場合にだけ、ドリアン王国の侯爵子息の話を聞いてやることにすればいい。
王女様は、ドリアン王国の侯爵子息の話を聞いたら、情報の精査をし、裏付けをとり、資料を添えて、オレに提出してくれ。
ドリアン王国の侯爵子息の情報が有益だと判断したら、ドリアン王国とケレメイン大公国とサーバル王国の三つの国が担当を出して話をする場をもうけることにする。
サーバル王国にだけ利益のある話は、サーバル王国内で、王女様ではない誰かを担当にしたら済む。
実務は、今までも、そうしてきたと思うんだよな。
ドリアン王国の侯爵子息がケレメイン大公国に話を持ち込むときは、クロードに持ち込んでもらう。」
王女様に、ドリアン王国の侯爵子息とどうなりたいか聞いていくことにした。
会いたくないから遭わない、では済まないんだよな。
ドリアン王国の侯爵子息の行動力がありすぎて、会わないでいることは、不可能だと思う。
明日以降会うことを前提に、早いところ方針を決めて、オレが、ドリアン王国の侯爵子息と話し合いをする。
ドリアン王国の侯爵子息が突撃してくる前に。
オレ、ドリアン王国の侯爵子息を出禁にしたくはないんだよな。
行動力がありすぎるけれど、仕事はできて、クロードが意地になるくらい意見を戦わせることができる、クロードと同世代の男性だから、クロードとの縁は繋いでおきたい。
ドリアン王国の侯爵子息とクロードが忌憚なく意見を戦わした内容は、おっぱいか尻か。
犬も食わない性癖論争ができる相手なら、クロードもドリアン王国の侯爵子息もお互い飾らずに話ができると思う。
英雄となってからのクロードには、友人と呼べる人がいなくなった。
サーバル王国の王女様を好きだと公言しているドリアン王国の侯爵子息にとって、クロードは、恋敵だから、友人という認識はしていないだろうけどさ。
今のところ、マウンテン王国の国王陛下は、クロードの同世代だけど、オレ達との関係性が、良好とは言えない。
女神様との関係性が影響するから、オレ達との関係が良くなるかどうかは、国王陛下次第になってくる。
ケレメイン大公国とマウンテン王国との関係を、オレ自身で手綱を握れない国王陛下任せにするのは、不安しかない。
クロードとオレとの関係を考えると、マウンテン王国との付き合いには、王姉殿下スナメリ様を主役にできるとスムーズにいくと思う。
スナメリ様が女王陛下にならなくても、スナメリ様がマウンテン王国の王族として政治に関わってくれたら、ケレメイン大公国としては助かる。
王姉殿下スナメリ様は、国王陛下と国の行く末を見ているだけしかできないと頭を悩ませていた。
スナメリ様自身が当事者になって動き回り、問題解決にあたれるかもしれないと考えて動けるようになったら?
女神様に恋する国王陛下が、女神様へ自覚のない恋心以外に、目を向けるきっかけにならないかな?
お姉さんの活躍が新しい刺激となって。
スナメリ様とマウンテン王国の国王陛下が、互いに傷つけ合わない結論にたどり着いてほしいな、とオレは思う。
「王女様。公務以外はどうかな?」
「今は、公務以外で、ドリアン王国の侯爵子息と会いたくない、ずべし。」
と王女様。
今は、それでいいんじゃないかな。
「王女様が、ドリアン王国の侯爵子息と会うときは公務に限ることにするのはどうかな?」
「そんなことができる、すべし?」
と王女様。
試したことはないけど、やったらできる。
「今まで、サーバル王国の王女様が、ドリアン王国の侯爵子息に会っていたのは、サーバル王国の王女としての公務だった。
これからの王女様は、ケレメイン大公国とサーバル王国が友好関係を築くための色々が仕事になる。
王女様は、サーバル王国とケレメイン大公国の関係を強化して、両方の国のためになる話を、ドリアン王国の侯爵子息が直々に持ち込んできた場合にだけ、ドリアン王国の侯爵子息の話を聞いてやることにすればいい。
王女様は、ドリアン王国の侯爵子息の話を聞いたら、情報の精査をし、裏付けをとり、資料を添えて、オレに提出してくれ。
ドリアン王国の侯爵子息の情報が有益だと判断したら、ドリアン王国とケレメイン大公国とサーバル王国の三つの国が担当を出して話をする場をもうけることにする。
サーバル王国にだけ利益のある話は、サーバル王国内で、王女様ではない誰かを担当にしたら済む。
実務は、今までも、そうしてきたと思うんだよな。
ドリアン王国の侯爵子息がケレメイン大公国に話を持ち込むときは、クロードに持ち込んでもらう。」
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