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第9章 オレはケレメイン大公国の大公妃殿下です。
396.マウンテン王国の歴代の国王陛下と女神様の関係を知りましょう。王姉殿下スナメリ様と国王陛下のご両親、先代国王陛下ご夫妻は?
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王姉殿下スナメリ様は、国王陛下と女神様の関係に思うところがあったんだと思う。
「わたくしは、国王陛下の状態を改善する方法を探すために、歴代の国王陛下と女神様との関わり方を調べてみた。」
と王姉殿下スナメリ様。
侯爵令嬢ポーリーン・タチバナが、王姉殿下スナメリ様の話を止める。
「女神様が同席されているところで、する話でしょうか?」
「女神様と国王陛下の組み合わせだと、二人の世界になるからなー。
女神様と王姉殿下スナメリ様が揃っている今なら、不思議だね、で終わらない話ができると思う。」
「風聞よりも当事者の声、ですわね。」
と侯爵令嬢ポーリーン・タチバナ嬢は、納得。
「ありがとう。スナメリ様、よろしく。」
「女神様に関する事情は、王家の直系男子に限って継承すると決められていた事柄が多く、わたくしが知っていることは少なかった。
今回、国王陛下の非常事態ということで、秘匿されてきた情報を知ることが出来た。
その話をする。」
と王姉殿下スナメリ様。
「よろしく。」
「マウンテン王国の三代目は、女神様と恋仲になり、ご崩御のときまで、女神様とは仲睦まじく過ごしていた、と記録に残っている。」
と王姉殿下スナメリ様。
「おおう。」
三代目?
三代目以降も、子どもがいるから、王妃様がお生みになった王子様が、四代目になったんだろう。
「その後も、何代かにお一人は、女神様と夫婦のように過ごされていた、という記録がある。」
と王姉殿下スナメリ様。
マウンテン王国の王家の男子は、女神様が特別に好きになる顔だったりするのかな?
「一番最近は?」
「わたくしと国王陛下の父でいらっしゃる、先代の国王陛下。」
と王姉殿下スナメリ様。
わあお。
「国王陛下と先代国王陛下は、クロードとクロードのお父さんの先代ケレメイン公爵。
国王陛下とクロードは、似ていないこともない、くらいだけどさ。
スナメリ様から見て、先代国王陛下とクロードのお父さんの見た目は、似ていたかな?」
ケレメイン公爵家には、クロードの祖母が、降嫁した王女様。
クロードのご両親である、ケレメイン公爵夫妻は、マウンテン王国の王家を警戒していた。
王家と女神様を警戒していたのか?
「身内以外は、お二人を似ていると言った。
わたくしには、似ているように見えなかった。
まとう雰囲気が異なられていた。
先代のケレメイン公爵は、わたくしにも、弟にも分け隔てなく、優しかった。」
と王姉殿下スナメリ様は、懐かしんでいる。
「わたくしが、最初にクロードとの結婚を夢見たきっかけは。
クロードと結婚して、先代のケレメイン公爵と公爵夫人のような関係になりたかったからかもしれない。」
と王姉殿下スナメリ様は、しみじみ。
「クロードのご両親は、仲睦まじいご夫婦だったんだなー。」
「仲睦まじさで有名でしたわ。ケレメイン公爵家は、愛情の深い家系と聞いたことがあります。」
と侯爵令嬢ポーリーン・タチバナ。
「先代国王陛下と先代王妃は、距離があった。
わたくしは、国王と王妃とは、距離があるものだと思っていたから、不思議に思わなかった。
思い返せば、王妃陛下は、国王陛下との距離を縮めようと、日々、努力されていらっしゃった。
国王陛下を構おうとされる都度、国王陛下に疎ましがられていらっしゃったお姿が蘇ってくる。」
と王姉殿下スナメリ様。
それは、なんと言葉をかけたらいいのか。
オレは、ミーレ長官の奥様から聞いた先代王妃陛下にまつわる話を思い出した。
点と点が、繋がった気がする。
「わたくしは、国王陛下の状態を改善する方法を探すために、歴代の国王陛下と女神様との関わり方を調べてみた。」
と王姉殿下スナメリ様。
侯爵令嬢ポーリーン・タチバナが、王姉殿下スナメリ様の話を止める。
「女神様が同席されているところで、する話でしょうか?」
「女神様と国王陛下の組み合わせだと、二人の世界になるからなー。
女神様と王姉殿下スナメリ様が揃っている今なら、不思議だね、で終わらない話ができると思う。」
「風聞よりも当事者の声、ですわね。」
と侯爵令嬢ポーリーン・タチバナ嬢は、納得。
「ありがとう。スナメリ様、よろしく。」
「女神様に関する事情は、王家の直系男子に限って継承すると決められていた事柄が多く、わたくしが知っていることは少なかった。
今回、国王陛下の非常事態ということで、秘匿されてきた情報を知ることが出来た。
その話をする。」
と王姉殿下スナメリ様。
「よろしく。」
「マウンテン王国の三代目は、女神様と恋仲になり、ご崩御のときまで、女神様とは仲睦まじく過ごしていた、と記録に残っている。」
と王姉殿下スナメリ様。
「おおう。」
三代目?
三代目以降も、子どもがいるから、王妃様がお生みになった王子様が、四代目になったんだろう。
「その後も、何代かにお一人は、女神様と夫婦のように過ごされていた、という記録がある。」
と王姉殿下スナメリ様。
マウンテン王国の王家の男子は、女神様が特別に好きになる顔だったりするのかな?
「一番最近は?」
「わたくしと国王陛下の父でいらっしゃる、先代の国王陛下。」
と王姉殿下スナメリ様。
わあお。
「国王陛下と先代国王陛下は、クロードとクロードのお父さんの先代ケレメイン公爵。
国王陛下とクロードは、似ていないこともない、くらいだけどさ。
スナメリ様から見て、先代国王陛下とクロードのお父さんの見た目は、似ていたかな?」
ケレメイン公爵家には、クロードの祖母が、降嫁した王女様。
クロードのご両親である、ケレメイン公爵夫妻は、マウンテン王国の王家を警戒していた。
王家と女神様を警戒していたのか?
「身内以外は、お二人を似ていると言った。
わたくしには、似ているように見えなかった。
まとう雰囲気が異なられていた。
先代のケレメイン公爵は、わたくしにも、弟にも分け隔てなく、優しかった。」
と王姉殿下スナメリ様は、懐かしんでいる。
「わたくしが、最初にクロードとの結婚を夢見たきっかけは。
クロードと結婚して、先代のケレメイン公爵と公爵夫人のような関係になりたかったからかもしれない。」
と王姉殿下スナメリ様は、しみじみ。
「クロードのご両親は、仲睦まじいご夫婦だったんだなー。」
「仲睦まじさで有名でしたわ。ケレメイン公爵家は、愛情の深い家系と聞いたことがあります。」
と侯爵令嬢ポーリーン・タチバナ。
「先代国王陛下と先代王妃は、距離があった。
わたくしは、国王と王妃とは、距離があるものだと思っていたから、不思議に思わなかった。
思い返せば、王妃陛下は、国王陛下との距離を縮めようと、日々、努力されていらっしゃった。
国王陛下を構おうとされる都度、国王陛下に疎ましがられていらっしゃったお姿が蘇ってくる。」
と王姉殿下スナメリ様。
それは、なんと言葉をかけたらいいのか。
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点と点が、繋がった気がする。
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