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第9章 オレはケレメイン大公国の大公妃殿下です。
389.異世界から来たオレの、この世界での初めての友人四人は、マウンテン王国での最初の印象は、お互い最悪でしたが、今は腹を割って話せます。
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ケレメイン公爵領をケレメイン大公国として独立させてから。
サーバル王国による乗っ取りの危機が去ったら、ドリアン王国の侯爵子息がクロードの秘書としてスパイにきていたから、隔離して。
一難去って、また一難。
次はマウンテン王国か。
人生に変化は尽きないなー。
マウンテン王国とは、暗殺者を送り込まれない関係を築きたい。
暗殺者に怯えながら、平気なように振る舞う生活は、神経がすり減る。
実際に命を狙っている人がいるという事実を日常にすることは、オレには重すぎるからさ。
マウンテン王国から、オレの友人として来てくれた四人と力を合わせて、いい関係を築きたい。
オレにも四人にも、お互いに損がない関係を築きたい。
お互いに利がある関係は、利の大きさが関係を歪にしていく可能性がある。
損がない関係なら、フラットなままでいられるんじゃないかな。
始まりは、互いに印象が悪かったけれど。
今は、困っていたら、互いに助け合おうか、くらいになっている。
オレが異世界転移してから出会った人で、初めての友達と呼べるのは、この四人なんだよなー。
オレがまともに話をした初めての人のヤグルマさんは、別格。
当時のクロードは、オレへの説明が足りなさすぎた。
ヤグルマさんがいなかったら、クロードに連れてこられたときのまま、ずっと途方に暮れていたと思う。
この四人とは、これからも付き合っていきたい、とオレは思っている。
お互い、ある程度は腹を割って話せる間柄は、貴重。
「これからの話をする前に。
王姉殿下と侯爵令嬢と騎士団長の甥と司祭の従兄弟の四人の意思を確認するぞ。
マウンテン王国は、ケレメイン大公国の独立を認める。
王姉殿下は、クロードと結婚する気はない。
外野がうるさいから、王姉殿下は、大公妃殿下の友人という立場でケレメイン大公国と関わりを持ち、大公妃の直属の部下の結婚式に出席しにきた。
侯爵令嬢は、マウンテン王国の宰相になりたい。
マウンテン王国とケレメイン大公国が戦争になるのを回避したい。
これでいいんだよな?」
オレが話を進めようとすると。
少し待って、と司祭の従兄弟が遮ってきた。
「ヒサツグ。
そろそろ、ぼく達のことを名前で呼んだら?
友人なんだから。」
と司祭の従兄弟。
そういえば、そうだな。
四人は、オレのことを名前で呼んでいた。
名前で呼ばれたら、嬉しいよな。
オレは、嬉しい。
よし。
「今から名前で呼ぶから、四人とも、名前を教えてくれ。」
四人が四人とも、びっくりしている。
名前を聞いてびっくりされるとはなー。
一番最初にびっくり状態から脱出したのは、司祭の従兄弟。
「ヒサツグ。
まさか、ぼく達の名前を知らなかった?」
と司祭の従兄弟。
「知らなかったなー。だから、教えてくれ。」
「ヒサツグって大雑把?」
と司祭の従兄弟。
「個人が識別できていれば、問題ないぞ?」
「分かった。
まさか、ヒサツグが、ぼく達の名前を把握していないとは想定していなかったよ。
ぼくが紹介していくから。」
と司祭の従兄弟。
「よろしく。」
頼りになるなー。
サーバル王国による乗っ取りの危機が去ったら、ドリアン王国の侯爵子息がクロードの秘書としてスパイにきていたから、隔離して。
一難去って、また一難。
次はマウンテン王国か。
人生に変化は尽きないなー。
マウンテン王国とは、暗殺者を送り込まれない関係を築きたい。
暗殺者に怯えながら、平気なように振る舞う生活は、神経がすり減る。
実際に命を狙っている人がいるという事実を日常にすることは、オレには重すぎるからさ。
マウンテン王国から、オレの友人として来てくれた四人と力を合わせて、いい関係を築きたい。
オレにも四人にも、お互いに損がない関係を築きたい。
お互いに利がある関係は、利の大きさが関係を歪にしていく可能性がある。
損がない関係なら、フラットなままでいられるんじゃないかな。
始まりは、互いに印象が悪かったけれど。
今は、困っていたら、互いに助け合おうか、くらいになっている。
オレが異世界転移してから出会った人で、初めての友達と呼べるのは、この四人なんだよなー。
オレがまともに話をした初めての人のヤグルマさんは、別格。
当時のクロードは、オレへの説明が足りなさすぎた。
ヤグルマさんがいなかったら、クロードに連れてこられたときのまま、ずっと途方に暮れていたと思う。
この四人とは、これからも付き合っていきたい、とオレは思っている。
お互い、ある程度は腹を割って話せる間柄は、貴重。
「これからの話をする前に。
王姉殿下と侯爵令嬢と騎士団長の甥と司祭の従兄弟の四人の意思を確認するぞ。
マウンテン王国は、ケレメイン大公国の独立を認める。
王姉殿下は、クロードと結婚する気はない。
外野がうるさいから、王姉殿下は、大公妃殿下の友人という立場でケレメイン大公国と関わりを持ち、大公妃の直属の部下の結婚式に出席しにきた。
侯爵令嬢は、マウンテン王国の宰相になりたい。
マウンテン王国とケレメイン大公国が戦争になるのを回避したい。
これでいいんだよな?」
オレが話を進めようとすると。
少し待って、と司祭の従兄弟が遮ってきた。
「ヒサツグ。
そろそろ、ぼく達のことを名前で呼んだら?
友人なんだから。」
と司祭の従兄弟。
そういえば、そうだな。
四人は、オレのことを名前で呼んでいた。
名前で呼ばれたら、嬉しいよな。
オレは、嬉しい。
よし。
「今から名前で呼ぶから、四人とも、名前を教えてくれ。」
四人が四人とも、びっくりしている。
名前を聞いてびっくりされるとはなー。
一番最初にびっくり状態から脱出したのは、司祭の従兄弟。
「ヒサツグ。
まさか、ぼく達の名前を知らなかった?」
と司祭の従兄弟。
「知らなかったなー。だから、教えてくれ。」
「ヒサツグって大雑把?」
と司祭の従兄弟。
「個人が識別できていれば、問題ないぞ?」
「分かった。
まさか、ヒサツグが、ぼく達の名前を把握していないとは想定していなかったよ。
ぼくが紹介していくから。」
と司祭の従兄弟。
「よろしく。」
頼りになるなー。
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