360 / 667
第9章 オレはケレメイン大公国の大公妃殿下です。
360.頭の上に冠を乗せるとき、オレの分はクロードより控えめな冠なので、オレの他の箇所も装飾品で飾りたい、とクロードは考えました。
しおりを挟む
もっと、もっと、と催促したオレに。
「ヒサツグ。先は長い。終わりはあっても、今ではない。」
とクロードが真面目に話してくる。
生殺しの一歩手前、前戯から引っ張るとは思わなかったぞ。
「クロード。
オレのやる気になった体と心を不完全燃焼のままにしたら、襲うぞ。
これから毎夜、寝込みを襲うからな!
分かったら、ほら。」
オレが、話していると、ロッキングチェアがゆらゆらと揺れた。
激しく、ゆらゆら、ゆらゆら。
オレの尻は、クロードの太ももを滑って、クロードの膝で止まった。
「クロード、オレが尻から落ちそうだから、引き上げろ。
オレの尻は丁重に扱わないと、機嫌を損ねるぞ。」
オレの頭はクロードの腹に支えられている。
「ヒサツグの尻が、見やすくなった。」
と喜ぶクロード。
尻を見たかったのかな?
座っていたら、尻は見えない。
いや、でも。
尻が見たいなら、クロードが座っている前に、オレが尻を向けて立てば、ちょうどよい話。
オレが上半身をクロードの太ももと腹に預けて、尻を押し出す体勢にならなくてもいいよな?
クロードは、ロッキングチェアにかけてあるシーツをめくって、何かが入っている箱を出してきた。
「ヒサツグ。
私とヒサツグは頭上に冠をいただく身。」
とクロード。
「オレ達、大公と大公妃だからな。」
「ヒサツグの頭上にあるものは、私より控えめな見栄えになる。」
とクロード。
「ケレメイン大公国の国の頭は、クロードだからな。」
「私は、ヒサツグの頭上を控えめにするなら、ヒサツグの尻に、輝きを補充することを思いついた。」
とクロード。
クロード。
なんで、それを思いついた?
「尻に冠は、乗せられないぞ?
冠を服に刺繍するのは、どうかな。
ズボンなら尻ポケットの位置に刺繍したら、お洒落だよな。
尻ポケットより下の位置だと、冠を尻に敷くことになるから、良くない。
刺繍するなら、腰に近い位置ならいいんじゃないかなー?」
クロードは、服に刺繍は採用するけれど、刺繍では足りない、と言った。
「ヒサツグの尻を飾るのに相応しい装飾品を探して、ない分は作らせておいた。」
とクロード。
尻用の装飾品なんてものが存在するのかな?
開放的な世界だなー。
「今から、一つずつ試して、一番しっくりくるものを選びたい。」
とクロード。
「いいぞー。クロードが納得いけば。」
オレは、安請け合いした。
オレは、箱の中を見てから、返事をすべきだった。
「ヒサツグ。まずは、これから試したい。」
クロードが、箱から出し出してきた物体は、鉛筆サイズの細長い棒だった。
「棒?棒を、冠の代わりになるのかな?」
クロードは、オレが混乱している間に、オレに棒を手渡してきた。
見れば見るほど、鉛筆に見える。
クロードに手渡された棒は、芯の部分だけ色が違う。
外は銀色、芯は淡いピンク色。
クロードは、オレが棒を見ている間に、オレの尻のすぼまりに香油を塗り込み始めた。
オレのすぼまりは、クロードに触られると、きゅっと反応するようになってしまった。
オレは、期待して待っていたが、今日のクロードは、表面と入り口の浅いところに、香油を塗り込めるばかり。
オレは、物足りない。
前戯じゃなくて、準備だぞ。
オレは、なんで、鉛筆サイズの棒を持たされているのかなー。
鉛筆サイズの棒の素材は、高いのを使っていると思う。
銀色、ただの金属じゃなく、貴金属かもしれない。
「ヒサツグ。貸してほしい。」
とクロードに言われて、オレは鉛筆サイズの棒を渡した。
クロードは、オレから、棒を受け取ると、オレの尻のすぼまりに押しあてた。
「クロードは、何をしているのかな?」
「ヒサツグ。痛かったら、慣らすから、言って欲しい。」
とクロード。
「うん?痛かったら?それは言うけど。」
クロードは、すぼまりに押しあてていた鉛筆サイズの棒を、オレの尻の中に進めてきた。
「え?何?」
クロード。
鉛筆サイズの棒が、クロードの言う装飾品だったりしないよな?
装飾品を、飾る代わりに、オレの尻の中に入れておくんじゃないよな?
「ヒサツグ。先は長い。終わりはあっても、今ではない。」
とクロードが真面目に話してくる。
生殺しの一歩手前、前戯から引っ張るとは思わなかったぞ。
「クロード。
オレのやる気になった体と心を不完全燃焼のままにしたら、襲うぞ。
これから毎夜、寝込みを襲うからな!
分かったら、ほら。」
オレが、話していると、ロッキングチェアがゆらゆらと揺れた。
激しく、ゆらゆら、ゆらゆら。
オレの尻は、クロードの太ももを滑って、クロードの膝で止まった。
「クロード、オレが尻から落ちそうだから、引き上げろ。
オレの尻は丁重に扱わないと、機嫌を損ねるぞ。」
オレの頭はクロードの腹に支えられている。
「ヒサツグの尻が、見やすくなった。」
と喜ぶクロード。
尻を見たかったのかな?
座っていたら、尻は見えない。
いや、でも。
尻が見たいなら、クロードが座っている前に、オレが尻を向けて立てば、ちょうどよい話。
オレが上半身をクロードの太ももと腹に預けて、尻を押し出す体勢にならなくてもいいよな?
クロードは、ロッキングチェアにかけてあるシーツをめくって、何かが入っている箱を出してきた。
「ヒサツグ。
私とヒサツグは頭上に冠をいただく身。」
とクロード。
「オレ達、大公と大公妃だからな。」
「ヒサツグの頭上にあるものは、私より控えめな見栄えになる。」
とクロード。
「ケレメイン大公国の国の頭は、クロードだからな。」
「私は、ヒサツグの頭上を控えめにするなら、ヒサツグの尻に、輝きを補充することを思いついた。」
とクロード。
クロード。
なんで、それを思いついた?
「尻に冠は、乗せられないぞ?
冠を服に刺繍するのは、どうかな。
ズボンなら尻ポケットの位置に刺繍したら、お洒落だよな。
尻ポケットより下の位置だと、冠を尻に敷くことになるから、良くない。
刺繍するなら、腰に近い位置ならいいんじゃないかなー?」
クロードは、服に刺繍は採用するけれど、刺繍では足りない、と言った。
「ヒサツグの尻を飾るのに相応しい装飾品を探して、ない分は作らせておいた。」
とクロード。
尻用の装飾品なんてものが存在するのかな?
開放的な世界だなー。
「今から、一つずつ試して、一番しっくりくるものを選びたい。」
とクロード。
「いいぞー。クロードが納得いけば。」
オレは、安請け合いした。
オレは、箱の中を見てから、返事をすべきだった。
「ヒサツグ。まずは、これから試したい。」
クロードが、箱から出し出してきた物体は、鉛筆サイズの細長い棒だった。
「棒?棒を、冠の代わりになるのかな?」
クロードは、オレが混乱している間に、オレに棒を手渡してきた。
見れば見るほど、鉛筆に見える。
クロードに手渡された棒は、芯の部分だけ色が違う。
外は銀色、芯は淡いピンク色。
クロードは、オレが棒を見ている間に、オレの尻のすぼまりに香油を塗り込み始めた。
オレのすぼまりは、クロードに触られると、きゅっと反応するようになってしまった。
オレは、期待して待っていたが、今日のクロードは、表面と入り口の浅いところに、香油を塗り込めるばかり。
オレは、物足りない。
前戯じゃなくて、準備だぞ。
オレは、なんで、鉛筆サイズの棒を持たされているのかなー。
鉛筆サイズの棒の素材は、高いのを使っていると思う。
銀色、ただの金属じゃなく、貴金属かもしれない。
「ヒサツグ。貸してほしい。」
とクロードに言われて、オレは鉛筆サイズの棒を渡した。
クロードは、オレから、棒を受け取ると、オレの尻のすぼまりに押しあてた。
「クロードは、何をしているのかな?」
「ヒサツグ。痛かったら、慣らすから、言って欲しい。」
とクロード。
「うん?痛かったら?それは言うけど。」
クロードは、すぼまりに押しあてていた鉛筆サイズの棒を、オレの尻の中に進めてきた。
「え?何?」
クロード。
鉛筆サイズの棒が、クロードの言う装飾品だったりしないよな?
装飾品を、飾る代わりに、オレの尻の中に入れておくんじゃないよな?
22
お気に入りに追加
1,680
あなたにおすすめの小説
皇帝の寵愛
たろう
BL
※後宮小説もどきです。女の人が出てきます。最近BLだけどサスペンス?時代小説?要素が混じってきているような……?
若き皇帝×平民の少年
無力の皇帝と平民の少年が権力者たちの思惑が渦巻く宮中で幸福な結末を目指すお話。
※別サイトにも投稿してます
※R-15です。

どうしてこうなった?(ショートから短編枠にしたもの)
エウラ
BL
3歳で魔物に襲われて両親を亡くし、孤児院育ちの黒髪黒目で童顔のノヴァは前世の記憶持ちの異世界転生者だ。現在27歳のCランク冒険者。
魔物に襲われたときに前世の記憶が甦ったが、本人は特にチートもなく平々凡々に過ごしていた。そんなある日、年下22歳の若きSランク冒険者のアビスと一線を越える出来事があり、そこで自分でも知らなかった今世の過去を知ることになり、事態は色々動き出す。
若干ストーカー気味なわんこ系年下冒険者に溺愛される自己評価の低い無自覚美人の話。
*以前ショート専用の枠で書いてましたが話数増えて収拾がつかなくなったので短編枠を作って移動しました。
お手数おかけしますがよろしくお願いいたします。
なお、プロローグ以降、途中まではショートの投稿分をまるっと載せるのでそちらと重複します。ご注意下さい。出来次第投稿する予定です。
こちらはR18には*印付けます。(でも忘れたらすみません)

どうも、卵から生まれた魔人です。
べす
BL
卵から生まれる瞬間、人間に召喚されてしまった魔人のレヴィウス。
太った小鳥にしか見えないせいで用無しと始末されそうになった所を、優しげな神官に救われるのだが…

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

実はαだった俺、逃げることにした。
るるらら
BL
俺はアルディウス。とある貴族の生まれだが今は冒険者として悠々自適に暮らす26歳!
実は俺には秘密があって、前世の記憶があるんだ。日本という島国で暮らす一般人(サラリーマン)だったよな。事故で死んでしまったけど、今は転生して自由気ままに生きている。
一人で生きるようになって数十年。過去の人間達とはすっかり縁も切れてこのまま独身を貫いて生きていくんだろうなと思っていた矢先、事件が起きたんだ!
前世持ち特級Sランク冒険者(α)とヤンデレストーカー化した幼馴染(α→Ω)の追いかけっ子ラブ?ストーリー。
!注意!
初のオメガバース作品。
ゆるゆる設定です。運命の番はおとぎ話のようなもので主人公が暮らす時代には存在しないとされています。
バースが突然変異した設定ですので、無理だと思われたらスッとページを閉じましょう。
!ごめんなさい!
幼馴染だった王子様の嘆き3 の前に
復活した俺に不穏な影1 を更新してしまいました!申し訳ありません。新たに更新しましたので確認してみてください!

嫌われ者の長男
りんか
BL
学校ではいじめられ、家でも誰からも愛してもらえない少年 岬。彼の家族は弟達だけ母親は幼い時に他界。一つずつ離れた五人の弟がいる。だけど弟達は岬には無関心で岬もそれはわかってるけど弟達の役に立つために頑張ってるそんな時とある事件が起きて.....

αからΩになった俺が幸せを掴むまで
なの
BL
柴田海、本名大嶋海里、21歳、今はオメガ、職業……オメガの出張風俗店勤務。
10年前、父が亡くなって新しいお義父さんと義兄貴ができた。
義兄貴は俺に優しくて、俺は大好きだった。
アルファと言われていた俺だったがある日熱を出してしまった。
義兄貴に看病されるうちにヒートのような症状が…
義兄貴と一線を超えてしまって逃げ出した。そんな海里は生きていくためにオメガの出張風俗店で働くようになった。
そんな海里が本当の幸せを掴むまで…

愛などもう求めない
白兪
BL
とある国の皇子、ヴェリテは長い長い夢を見た。夢ではヴェリテは偽物の皇子だと罪にかけられてしまう。情を交わした婚約者は真の皇子であるファクティスの側につき、兄は睨みつけてくる。そして、とうとう父親である皇帝は処刑を命じた。
「僕のことを1度でも愛してくれたことはありましたか?」
「お前のことを一度も息子だと思ったことはない。」
目が覚め、現実に戻ったヴェリテは安心するが、本当にただの夢だったのだろうか?もし予知夢だとしたら、今すぐここから逃げなくては。
本当に自分を愛してくれる人と生きたい。
ヴェリテの切実な願いが周りを変えていく。
ハッピーエンド大好きなので、絶対に主人公は幸せに終わらせたいです。
最後まで読んでいただけると嬉しいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる