《本編 完結 続編開始》29歳、異世界人になっていました。日本に帰りたいのに、年下の英雄公爵に溺愛されています。

かざみはら まなか

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第9章 オレはケレメイン大公国の大公妃殿下です。

355.恋人に聞いてみたい質問の一つ、『私のどこを好きになったの?』。俺もクロードに聞いてみました。『俺の尻のどこを好きになったのかな?』

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俺の尻を愛でるクロードにいつか聞いてみたいと思っていたことが、俺にはある。

今、聞いてみよう。
「クロードは、俺の尻のどこが好きなのかな?」

一度は恋人に確認したい質問の一つ。

『私のどこが好きになったの?』

クロードは、迷わずに、俺の尻とつむじだった。

クロードにとって、俺のつむじの匂いを嗅ぐことは、アロマセラピーみたいなリラクゼーション効果があるんだと思う。

俺のつむじは、クロードにとっての、天然の御香かもしれないなー、と考えるようになってからは、頭皮の健康には気をつけるようになった。

天然の御香のつむじを持つ俺としては、一生、クロードの好む匂いを出していたいからな。

後は、尻一筋。

クロードの視線は、いつも自然にオレの尻に流れていく。

クロードは、育ちがよいお坊ちゃまなので、人前で、おサワリはしない。

オレとクロード以外がいる場所で、俺の尻を手でモミモミすることはないけれど、目では追っているんだよなー。

一度は聞いてみたかったことを聞くなら、今しかない。

オレの尻のどこが好きなのか?

その答えは?

「ヒサツグの尻は、私の手にフィットする。」
とクロード。

フィット?

「オレの尻は、クロードの手に馴染むのかな?」

あるバスケ選手は、バスケットボールが手に吸い付くと話していた。

クロードの手に吸い付くオレの尻。

オレの尻は、偉大な尻だなー。

「ヒサツグの尻は、私の手に馴染むだけじゃなく、見ているだけでも愛おしい気持ちにさせ、触っていると他のナニモノにも代えがたい幸せな気分にさせる。」
とクロード。

「オレの尻は、クロードに触られたり、見られたりするために、オレにくっついているんだなー。
尻の健康にも、気をつけるようにするぞ。」

納得した。

クロードは、オレに答えながら、両手で、オレの尻たぶを握ったり、撫でたり。

「尻、冥利に尽きると、オレの尻も喜んでいるからなー。」

クロードがお疲れな今日は、オレが積極的に動いた方が良さそうだなー。

よしよし。

オレには、現代日本の十八禁の知識がある。

オレは、ソファの背もたれに片手を置いて、片足の膝をソファの座面へ。
片足は、伸ばしたまま、体をひねって、クロードを振り返る。

現代日本で、グラドルが胸と尻が両方見えるポーズをやっていた。

どんなポーズだったか思い出したオレは、自分で試したくなった。

グラドルは、水着を着ていたのに、オレは全裸。

グラドルは、合いの手を入れてくれる出演者がいた。

オレには、クロードがいるけれど、クロードは、合いの手なんて入れない。

試してから、気付いたんだよなー。

夫婦生活を満喫するためにとはいえ、体を張った結果が、クロードの心にヒットしなかったら、いたたまれない。

成り切った者が勝つ。

腹をくくって、クロードに健全なエロさを伝えるぞ!

「クロード。オレと、楽しくて気持ちのいいこと、もっとするよな?」
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