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第9章 オレはケレメイン大公国の大公妃殿下です。

350.愛されて幸せなら、幸せにしてくれた伴侶を愛してみたい男心ですか?つまは、つままれるものなんですか?毒見はいりません。

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クロードは、オレの、渾身のちゅーちゅー提案を却下しようとしている。

オレには、分かる。

クロードの中にある、オレを可愛がりたいスイッチが入ってしまっている、ということが。

このスイッチ、一度入ってしまうと、切るのは、とても、難しいんだよなー。

クロードの気が済むまで、スイッチは切れない。

オレにも譲れないものがあるので、頑張るぞ。

「オレは、クロードに愛されると、幸せな気分になる。

オレは、幸せな気分をクロードにも体験してもらおうと考えた。

クロードがオレを愛してくれるように、オレがクロードを愛してみるのがいいんじゃないか、と思うんだけどな?」

クロードに愛されたから、クロードを愛してみたい、という話をクロードにしてみた。

「私は、既にヒサツグの愛らしい、二つの粒を愛する準備を整えている。すぐに取りかかれる。」
とクロード。

う、うん。

簡単には、ひいてくれないよな。

「準備、いるのかな?」

アルコール消毒したり?
直接、口にするものだから、食中毒対策?
注射する前の、ひと拭き的な。

ひょっとして。
「毒見ってわけじゃないよな?」

おっぱいの毒見。

「オレは、他の人が舐めた後に、舐めたくないぞ。クロードの全部は、オレのだから。」

「ヒサツグは、安心して、私に任せてほしい。

ヒサツグが知らなくても、私は知っている。」
とクロード。

おっぱい舐めるのに、知識がいるのか?

ただ舐めるだけじゃダメとなると。

なるほど。

先攻、後攻に分かれてお手本をクロードに見せてもらう方がいいよな。

「クロードは、オレのおっぱいを舐めたいんだな?」

「舐めるだけでは、足りない。」
とクロード。

ちゅーちゅー吸いたい、とということかな?

「オレには、技術がないので、クロードに伝授してもらえるのは助かる。

教えてもらうには、実地が分かりやすくていいと思う。

クロードに先にしてもらったのをオレが確認して、真似していけば、クロードと同じくらいとはいかなくても、ある程度はできるようになるんじゃないかな。」

我ながら天才だとオレは思う。

クロードが、オレに教えて、オレがクロードに試すというワンセットを繰り返すのに、ロッキングチェアは不向き。

ソファ一択。

オレの完全勝利がここに。

「ヒサツグの愛らしい二つの粒を愛する時間を始めるには、ヒサツグの合図がいる。」
とクロード。

「合図?どんなのかな?」

レディーゴー!じゃないよな。

「ヒサツグにお願いされたい。」
とクロード。

お願い。
お願いとなると。

「オレのおっぱいを舐めて?」

ストレートに言ってみた。

「足りない。ヒサツグの欲望をさらけ出して見せてほしい。」
とクロード。

オレの欲望?

オレは、ちゅーちゅーされるんじゃなく、ちゅーちゅーするつもりだったんだけど。

「オレ、クロードのおっぱいをちゅーちゅーしたい。」

「まだ、ヒサツグには早い。」
とクロード。

「オレに早かったら、クロードにはもっと早いんじゃないかな。」

オレの方が年上だからな。

「ヒサツグは、私につままれる姿が似合う。」
とクロード。

つままれる?

クロードの両手が、左右一対の乳首をグニグニつまんできた。

「さすがに、似合いはしないぞ。」

「すぐに似合うようにしてみせる。」
とクロード。

してみせる?

「つま、つまんじゃいました、が、似合うようになるのは、難しくないかなー。」

オレのおっぱいは、控えめだからな。

「ヒサツグは、私につままれずにはいられなくなり、私がつまむまで、私に胸を差し出すようになる。」
とクロード。

「クロード。それが、オレの最終形態なら、オレはご遠慮したい。」

クロードは、オレに何をさせる気なんだ。
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