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第9章 オレはケレメイン大公国の大公妃殿下です。
348.欲望があっても、こんなことをしたいと思っているなんて気持ち悪いと思われたらどうしようと思うと、伝えるのを躊躇してしまうんです。
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ソファにぴったりな作戦を思いついたのは、いいんだけどさ。
『ソファがいいのは、おっぱい吸いたいから。オレ、クロードのおっぱいを吸っていいかな?』
なんて、恥ずかしくて言えないぞ!
どうしよう。
言わないと、伝わらないのは分かっている。
分かっているけれど、オレには、ハードルが高すぎる。
オレは、今までの人生で、おっぱい吸わせて、なんて、誰にも言ったことがない。
自分が赤ちゃんのときは、除外して。
オレは、おっぱい飲みたい、とか流暢に話す天才赤ちゃんではなかったから、おっぱい飲んでいた記憶もない。
大人になってからのオレに、おっぱい飲ませて、と誰かに言う機会は、巡ってこなかった。
今までは。
その機会があった方が良かったのか、なくて良かったのか。
何をぐだぐだ考えているかというと。
『クロードのおっぱい、吸わせて。』
と言って、クロードに気持ち悪がられたりしないかと心配になってきてさ。
『おっぱい、吸わせて。』
『はい、どうぞ。好きなだけ吸って満足して。』
というやりとりは、夫婦間なら、当たり前に成立するものなのか?
おっぱいを可愛がることが、夫婦として当たり前のことなら、オレとクロードは、当たり前をしてこなかったということになる。
不安になってきた。
成人した男同士で。
オレとクロードは夫婦だけど。
夫婦ではあるけれど。
アリか?
アリなのかな?
男同士でも、おっぱいをちゅーちゅーするのは、やっていいのかな?
分からない、分からないけれど、提案しなければ、ロッキングチェアでの生殺しが待っている。
覚悟を決めて、言ってみよう!
クロードが、オレの希望を聞こうと待ってくれている。
勇気を出せ、オレ。
考えてみたら、オレから、こういうプレイがしたい、とか希望を出したことは、今までなかったかもしれないな。
初めてだから、緊張しているんだ。
クロードに気持ち悪いと思われたら、どうしよう、と不安で。
でも、乗り越えないと。
生殺し回避のために。
背面座位で、ロッキングチェアなんて、耐えられそうもない。
振り絞る勇気があるなら、それは今!
「クロード。あの、オレ、実はしたいことがあって。それは、ロッキングチェアでは難しいことなんだ。」
オレは、勇気を振り絞った。
「ソファでしかできない?」
とクロード。
「そうなんだ。それは。」
「それは?」
とクロードが尋ねてくれる。
言いにくい。
おっぱい、の四文字を言う前に、勇気が干からびそう。
言いにくいけれど、未体験ゾーンに踏み込むには、口に出さないと、伝わらない。
「オレ、おっぱいが、気になっていて。
クロードは、気になったこと、ないかな?」
オレは、日和った。
『おっぱいをちゅーちゅーさせて。』
と口にするのは、どうしても、恥ずかしくて。
「ある。興味はあった。」
とクロード。
クロード!
本当に?
クロードも同じ気持ちなら、一安心。
オレのこと、気持ち悪い、とは思っていない、ということだもんなー。
良かった、良かった。
オレは、ほっとした。
「ヒサツグが乳首に興味を持ってくれて、私は嬉しい。」
と破顔するクロード。
そうか、そうか。
オレも嬉しい。
ロッキングチェアは、無事に避けられそうだなー。
「初めては、ソファで落ち着いて始める方が、ヒサツグも安心できるか?」
とクロード。
よし!
勝利の鐘が鳴るぞ!
「ソファがいい。ロッキングチェアは、初心者には向いていないとオレは思う。」
オレは、ウキウキと返事した。
「それなら、ソファへ。」
とクロード。
やった!
勝者はオレ!
オレは、るんるんしていた。
「ヒサツグ。」
とクロード。
「何かなー?」
クロードは、ソファに向かおうとするオレの胸元に両手を持ってくると。
両手で、一つずつ、きゅっとつまんだ。
え?
「ヒサツグを愛するときに欠かせない場所が、新しく二つ増えた。」
とクロード。
へ?
クロード。
クロードが、今、つまんでいるのは、オレのおっぱいだぞ?
違うぞ。
オレは、クロードのおっぱいの話をして。
あれ?
オレ、クロードのおっぱいって、言ったかな?
思い出してみた。
しまった!
オレ、クロードのおっぱいだって言っていない!
クロードは、オレのおっぱいだと勘違いしている!
ロッキングチェアは回避したけれど。
どうしよう?
『ソファがいいのは、おっぱい吸いたいから。オレ、クロードのおっぱいを吸っていいかな?』
なんて、恥ずかしくて言えないぞ!
どうしよう。
言わないと、伝わらないのは分かっている。
分かっているけれど、オレには、ハードルが高すぎる。
オレは、今までの人生で、おっぱい吸わせて、なんて、誰にも言ったことがない。
自分が赤ちゃんのときは、除外して。
オレは、おっぱい飲みたい、とか流暢に話す天才赤ちゃんではなかったから、おっぱい飲んでいた記憶もない。
大人になってからのオレに、おっぱい飲ませて、と誰かに言う機会は、巡ってこなかった。
今までは。
その機会があった方が良かったのか、なくて良かったのか。
何をぐだぐだ考えているかというと。
『クロードのおっぱい、吸わせて。』
と言って、クロードに気持ち悪がられたりしないかと心配になってきてさ。
『おっぱい、吸わせて。』
『はい、どうぞ。好きなだけ吸って満足して。』
というやりとりは、夫婦間なら、当たり前に成立するものなのか?
おっぱいを可愛がることが、夫婦として当たり前のことなら、オレとクロードは、当たり前をしてこなかったということになる。
不安になってきた。
成人した男同士で。
オレとクロードは夫婦だけど。
夫婦ではあるけれど。
アリか?
アリなのかな?
男同士でも、おっぱいをちゅーちゅーするのは、やっていいのかな?
分からない、分からないけれど、提案しなければ、ロッキングチェアでの生殺しが待っている。
覚悟を決めて、言ってみよう!
クロードが、オレの希望を聞こうと待ってくれている。
勇気を出せ、オレ。
考えてみたら、オレから、こういうプレイがしたい、とか希望を出したことは、今までなかったかもしれないな。
初めてだから、緊張しているんだ。
クロードに気持ち悪いと思われたら、どうしよう、と不安で。
でも、乗り越えないと。
生殺し回避のために。
背面座位で、ロッキングチェアなんて、耐えられそうもない。
振り絞る勇気があるなら、それは今!
「クロード。あの、オレ、実はしたいことがあって。それは、ロッキングチェアでは難しいことなんだ。」
オレは、勇気を振り絞った。
「ソファでしかできない?」
とクロード。
「そうなんだ。それは。」
「それは?」
とクロードが尋ねてくれる。
言いにくい。
おっぱい、の四文字を言う前に、勇気が干からびそう。
言いにくいけれど、未体験ゾーンに踏み込むには、口に出さないと、伝わらない。
「オレ、おっぱいが、気になっていて。
クロードは、気になったこと、ないかな?」
オレは、日和った。
『おっぱいをちゅーちゅーさせて。』
と口にするのは、どうしても、恥ずかしくて。
「ある。興味はあった。」
とクロード。
クロード!
本当に?
クロードも同じ気持ちなら、一安心。
オレのこと、気持ち悪い、とは思っていない、ということだもんなー。
良かった、良かった。
オレは、ほっとした。
「ヒサツグが乳首に興味を持ってくれて、私は嬉しい。」
と破顔するクロード。
そうか、そうか。
オレも嬉しい。
ロッキングチェアは、無事に避けられそうだなー。
「初めては、ソファで落ち着いて始める方が、ヒサツグも安心できるか?」
とクロード。
よし!
勝利の鐘が鳴るぞ!
「ソファがいい。ロッキングチェアは、初心者には向いていないとオレは思う。」
オレは、ウキウキと返事した。
「それなら、ソファへ。」
とクロード。
やった!
勝者はオレ!
オレは、るんるんしていた。
「ヒサツグ。」
とクロード。
「何かなー?」
クロードは、ソファに向かおうとするオレの胸元に両手を持ってくると。
両手で、一つずつ、きゅっとつまんだ。
え?
「ヒサツグを愛するときに欠かせない場所が、新しく二つ増えた。」
とクロード。
へ?
クロード。
クロードが、今、つまんでいるのは、オレのおっぱいだぞ?
違うぞ。
オレは、クロードのおっぱいの話をして。
あれ?
オレ、クロードのおっぱいって、言ったかな?
思い出してみた。
しまった!
オレ、クロードのおっぱいだって言っていない!
クロードは、オレのおっぱいだと勘違いしている!
ロッキングチェアは回避したけれど。
どうしよう?
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