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第9章 オレはケレメイン大公国の大公妃殿下です。
341.オレの尻に関するクレームは、全部、オレに持ってこい!全面勝訴してやるから、クロードは安心して、オレの尻に埋もれてろ。
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日本で働いていたとき、恋人について語りたい人がいた。
職場で、仕事中に、恋人について語られたら?
笑い話なら、家に帰って、家族に聞かせて、笑わせようと思うよなー。
ノロケ話を最初から最後まで無言で聞いていた職場の先輩がいたんだけどさ。
ノロケ話につきあっていた人のうち、先輩を除く全員が、ノロケた人の相手について、コメントをひねり出した後も、その先輩は無言だった。
最後に、コメントを求められた先輩は、穏やかな口調でしめてくれた。
「オチがないノロケ話は、イラっとするんよねえ。
ノロケるなら、最後は、自分をサゲて笑いをとれって思ってしまうわー。
オチがつけられないなら、練習してから話せばって、ツッコミたくなるけど、ツッコんだら、傷ついたって言われることがあるから、ツッコミは我慢しているんよ。」
と、話しながら困り顔をしていた。
「ノロケていたのが、取引先の人だったから、コメントしないことで気を使ったのに、わざわざコメントさせるなんて、いけずよねえ。」
とため息をつく先輩に、オレ達は、なんにも言えなかった。
取引先を連れてきた人は、速攻で、接待に行ったんじゃなかったかなー。
おっとりしている先輩が、ノロケにオチを求める人だったのが衝撃だった。
何が言いたいかというと。
クロードが、仕事中に尻トークを垂れ流していないか、オレは心配になった。
クロードは、仕事に対して、やりすぎるくらい集中することはあっても、手を抜く習慣がない。
そんなクロードが、仕事中に尻トークをするなんて、オレの尻という癒やしが足りなかったに違いない。
クロードは、オレのつむじの匂いと、尻が大好きだからなー。
クロードの好きが、オレの尻そのもので良かった。
尻は、人間についているものだから、話題になっていても、おかしなことじゃないはず。
尻そのものじゃなく、尻の匂いについて、好きだと語られたら、羞恥心で外を歩けないよなー。
「クロード。オレについて、どんな話になっていたのか、聞きたいぞ。」
クロードは、にこにこしている。
どんとこい!
「私が女性を知らないから、とヒサツグの良さを認めない者の思考の柔軟性を鍛えていた。」
とクロード。
なんとなく、伝わってきたぞ。
「クロードが、最初に覚えたのが、男のオレだから、クロードは男色にはまっただけ、女性を覚えたら、女性に夢中になる、というような言われ方をしたのかな?」
「女だから、男だから、ではなく、ヒサツグだから、を理解しない者がいる。
女性を知りたいなら、その機会には困らなかったが、よく知りたいと思う対象が、ヒサツグしかいないのに、女性の一面を知って、詳しくなりたいという気持ちにはならない。」
とクロード。
「オレだけがクロードの特別だと、クロードが誰かに主張してくれたんだな。
ありがとう、嬉しいぞ。
でも、歩きながら尻を解す結論は、この段階では出ないよな?」
飛躍しすぎだよな?
「女体の尊さを分からせようとしてくるから、ヒサツグの尻の無敵さをいかに理解させるかを考えた。」
とクロード。
クロードの純粋な一生懸命さが、裏目に出たんだなー。
ケレメイン公爵子息だったクロードの周りにいた、ケレメイン公爵家の使用人は、クロードを頭から否定したりしなかったから。
クロードは、異動やお試しの入れ替えで、クロードが信頼して仕事を任せられる人をふるいにかけて残すことを始めた。
今まで、クロードの秘書をしてきた人達は、クロードの意を受けて、査定側にまわっている。
急にクロードの近くにきたことで、自身への評価を履き違えた人に、二度目はない。
虎の威を借る狐は、いらない。
クロードの役に立つかどうか、ケレメイン大公家と、ケレメイン大公国のために仕事をする、という意義を理解できないで、己の評価を上げることしか頭にない人は、使い所を考えないとなー。
評価がほしいなら、評価が分かりやすい現場にまわすかな。
その前に、クロードの心の疲れをとろう。
「クロード。どんなに近くにいる人でも、理解しあえないことはあるぞ。
仕事の繋がりなら、どうしても許せない分野に関しては、互いの好きを尊重して踏み込まない、踏み込ませないと決めるのはどうかな?
解決策にならないかな?
クロードの大好きで、大事な大事なオレの尻を見せつけた結果、やっぱり、けちょんけちょんに言われることだってあり得るからな。
あとな、クロードの気持ちを受け止めるよりも、クロードに自分の考えを押し付けたいと考えている相手には、『話したくない』と言え。
そんなやつとは、業務に関する会話以外は拒否しろ。
オレの尻に関するクレームは、オレに全部回してこい。
オレの尻だぞ?
どんなクレームにも、オレが全面勝訴を決めてやる。
クロードは、安心して、好きなときにオレの尻に埋もれていればいい。」
職場で、仕事中に、恋人について語られたら?
笑い話なら、家に帰って、家族に聞かせて、笑わせようと思うよなー。
ノロケ話を最初から最後まで無言で聞いていた職場の先輩がいたんだけどさ。
ノロケ話につきあっていた人のうち、先輩を除く全員が、ノロケた人の相手について、コメントをひねり出した後も、その先輩は無言だった。
最後に、コメントを求められた先輩は、穏やかな口調でしめてくれた。
「オチがないノロケ話は、イラっとするんよねえ。
ノロケるなら、最後は、自分をサゲて笑いをとれって思ってしまうわー。
オチがつけられないなら、練習してから話せばって、ツッコミたくなるけど、ツッコんだら、傷ついたって言われることがあるから、ツッコミは我慢しているんよ。」
と、話しながら困り顔をしていた。
「ノロケていたのが、取引先の人だったから、コメントしないことで気を使ったのに、わざわざコメントさせるなんて、いけずよねえ。」
とため息をつく先輩に、オレ達は、なんにも言えなかった。
取引先を連れてきた人は、速攻で、接待に行ったんじゃなかったかなー。
おっとりしている先輩が、ノロケにオチを求める人だったのが衝撃だった。
何が言いたいかというと。
クロードが、仕事中に尻トークを垂れ流していないか、オレは心配になった。
クロードは、仕事に対して、やりすぎるくらい集中することはあっても、手を抜く習慣がない。
そんなクロードが、仕事中に尻トークをするなんて、オレの尻という癒やしが足りなかったに違いない。
クロードは、オレのつむじの匂いと、尻が大好きだからなー。
クロードの好きが、オレの尻そのもので良かった。
尻は、人間についているものだから、話題になっていても、おかしなことじゃないはず。
尻そのものじゃなく、尻の匂いについて、好きだと語られたら、羞恥心で外を歩けないよなー。
「クロード。オレについて、どんな話になっていたのか、聞きたいぞ。」
クロードは、にこにこしている。
どんとこい!
「私が女性を知らないから、とヒサツグの良さを認めない者の思考の柔軟性を鍛えていた。」
とクロード。
なんとなく、伝わってきたぞ。
「クロードが、最初に覚えたのが、男のオレだから、クロードは男色にはまっただけ、女性を覚えたら、女性に夢中になる、というような言われ方をしたのかな?」
「女だから、男だから、ではなく、ヒサツグだから、を理解しない者がいる。
女性を知りたいなら、その機会には困らなかったが、よく知りたいと思う対象が、ヒサツグしかいないのに、女性の一面を知って、詳しくなりたいという気持ちにはならない。」
とクロード。
「オレだけがクロードの特別だと、クロードが誰かに主張してくれたんだな。
ありがとう、嬉しいぞ。
でも、歩きながら尻を解す結論は、この段階では出ないよな?」
飛躍しすぎだよな?
「女体の尊さを分からせようとしてくるから、ヒサツグの尻の無敵さをいかに理解させるかを考えた。」
とクロード。
クロードの純粋な一生懸命さが、裏目に出たんだなー。
ケレメイン公爵子息だったクロードの周りにいた、ケレメイン公爵家の使用人は、クロードを頭から否定したりしなかったから。
クロードは、異動やお試しの入れ替えで、クロードが信頼して仕事を任せられる人をふるいにかけて残すことを始めた。
今まで、クロードの秘書をしてきた人達は、クロードの意を受けて、査定側にまわっている。
急にクロードの近くにきたことで、自身への評価を履き違えた人に、二度目はない。
虎の威を借る狐は、いらない。
クロードの役に立つかどうか、ケレメイン大公家と、ケレメイン大公国のために仕事をする、という意義を理解できないで、己の評価を上げることしか頭にない人は、使い所を考えないとなー。
評価がほしいなら、評価が分かりやすい現場にまわすかな。
その前に、クロードの心の疲れをとろう。
「クロード。どんなに近くにいる人でも、理解しあえないことはあるぞ。
仕事の繋がりなら、どうしても許せない分野に関しては、互いの好きを尊重して踏み込まない、踏み込ませないと決めるのはどうかな?
解決策にならないかな?
クロードの大好きで、大事な大事なオレの尻を見せつけた結果、やっぱり、けちょんけちょんに言われることだってあり得るからな。
あとな、クロードの気持ちを受け止めるよりも、クロードに自分の考えを押し付けたいと考えている相手には、『話したくない』と言え。
そんなやつとは、業務に関する会話以外は拒否しろ。
オレの尻に関するクレームは、オレに全部回してこい。
オレの尻だぞ?
どんなクレームにも、オレが全面勝訴を決めてやる。
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