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第9章 オレはケレメイン大公国の大公妃殿下です。
290.王女様とケレメイン大公家の使用人の関係は、一方通行だと思うのですが。
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ケレメイン大公家の使用人が、オレのことをめちゃくちゃ蔑んでくる。
オレ、ケレメイン大公国の大公妃なんだぞ?
オレの評価を嘲ることは、ケレメイン大公国の大公妃の価値を下げることだって、気づいていないのかなー。
クロードが選んだ大公妃のオレをこき下ろすことは、オレを選んだケレメイン大公クロードの評価を下げることになる、ということに。
政治家で言うところの任命責任みたいな。
オレを選んだクロードには人を見る目がない、とクロードの資質を批判していることになる。
外国の要人の前で、主人であるはずのクロードとオレへの不満を堂々とぶちまけるのは。
使用人としての職業意識が低い、というより、王女様と懇意になって、王女様への身内意識が芽生え、王女様に対して、外国の要人という意識が薄れ、王女様との距離をはかり間違えた結果なんだろうなー。
俺は、王女様が、ケレメイン大公家の使用人を身内枠に入れているとは思わない。
オレとクロードの前で、王女様の方から、ケレメイン大公家の使用人に歩み寄る言動はない。
王女様は、今日のために、ケレメイン大公家の内側から手引きさせたり、情報収集するために、利用しただけだと思うんだよな。
青姦ルームにいる使用人には、王女様が希望の光で、救世主に見えているっぽいけど。
クロードの意向は、使用人の意向と対立していて、使用人がクロードに意見するも、聞き入れてもらえないという不満は、今まで、聞き入れられてきたのに、という自負でもあるけれど、驕りだっていう自覚は、ないんだろうなー。
上司が、イエスマンの職場なんてあるかな?
不満を抱えていた使用人に、夢を見続けていいよ、と言ってくれる王女様が近寄ってきた、というところかな。
王女様に掌で転がされて、利用されているぞ。
王女様は、用済みになったら、見向きもしないどころか、青姦ルームにいる使用人は遠ざるんじゃないかな。
使用人本位で動く使用人なんて、王女様には、不要。
あと、王女様は、結婚するときに、王女様が使いたい使用人を母国から連れてくるぞ?
王女様が輿入れしてきたら、家内業務担当のケレメイン大公家の使用人は、閑職に追いやられるか、配置替えで、要職から外されると思うんだよな。
国王陛下と王女様は、態度からして、ケレメイン大公国を見下しているからな。
ケレメイン公爵家の使用人として、クロードの側にいたなら、さ。
クロードのしたいことが、どんなことか、したくないことが何か、それぞれの理由を聞いて、理解しようと努めてほしかった。
クロードは、主人として説明する気があったのに。
そんなにも、クロードが間違っていることにしたかったのか?
自分達の価値観に合わないから、と、クロードの苦悩や試みを否定することから入るな。
クロードを悪者にするな。
クロードは、ケレメイン家の中で、クロード自身への理解者を増やすという点では、力不足だった。
でも、クロードだけが、力不足だったわけじゃない。
オレは、使えるものは、使う主義。
女神様には、とことん振り回されてきたなー。
そろそろ、女神から利息くらい、取り立ててもいいと、オレは思っている。
そういうわけで。
オレの加護よ、再び!
クロードの助けとなる加護、出てこい!
オレ、ケレメイン大公国の大公妃なんだぞ?
オレの評価を嘲ることは、ケレメイン大公国の大公妃の価値を下げることだって、気づいていないのかなー。
クロードが選んだ大公妃のオレをこき下ろすことは、オレを選んだケレメイン大公クロードの評価を下げることになる、ということに。
政治家で言うところの任命責任みたいな。
オレを選んだクロードには人を見る目がない、とクロードの資質を批判していることになる。
外国の要人の前で、主人であるはずのクロードとオレへの不満を堂々とぶちまけるのは。
使用人としての職業意識が低い、というより、王女様と懇意になって、王女様への身内意識が芽生え、王女様に対して、外国の要人という意識が薄れ、王女様との距離をはかり間違えた結果なんだろうなー。
俺は、王女様が、ケレメイン大公家の使用人を身内枠に入れているとは思わない。
オレとクロードの前で、王女様の方から、ケレメイン大公家の使用人に歩み寄る言動はない。
王女様は、今日のために、ケレメイン大公家の内側から手引きさせたり、情報収集するために、利用しただけだと思うんだよな。
青姦ルームにいる使用人には、王女様が希望の光で、救世主に見えているっぽいけど。
クロードの意向は、使用人の意向と対立していて、使用人がクロードに意見するも、聞き入れてもらえないという不満は、今まで、聞き入れられてきたのに、という自負でもあるけれど、驕りだっていう自覚は、ないんだろうなー。
上司が、イエスマンの職場なんてあるかな?
不満を抱えていた使用人に、夢を見続けていいよ、と言ってくれる王女様が近寄ってきた、というところかな。
王女様に掌で転がされて、利用されているぞ。
王女様は、用済みになったら、見向きもしないどころか、青姦ルームにいる使用人は遠ざるんじゃないかな。
使用人本位で動く使用人なんて、王女様には、不要。
あと、王女様は、結婚するときに、王女様が使いたい使用人を母国から連れてくるぞ?
王女様が輿入れしてきたら、家内業務担当のケレメイン大公家の使用人は、閑職に追いやられるか、配置替えで、要職から外されると思うんだよな。
国王陛下と王女様は、態度からして、ケレメイン大公国を見下しているからな。
ケレメイン公爵家の使用人として、クロードの側にいたなら、さ。
クロードのしたいことが、どんなことか、したくないことが何か、それぞれの理由を聞いて、理解しようと努めてほしかった。
クロードは、主人として説明する気があったのに。
そんなにも、クロードが間違っていることにしたかったのか?
自分達の価値観に合わないから、と、クロードの苦悩や試みを否定することから入るな。
クロードを悪者にするな。
クロードは、ケレメイン家の中で、クロード自身への理解者を増やすという点では、力不足だった。
でも、クロードだけが、力不足だったわけじゃない。
オレは、使えるものは、使う主義。
女神様には、とことん振り回されてきたなー。
そろそろ、女神から利息くらい、取り立ててもいいと、オレは思っている。
そういうわけで。
オレの加護よ、再び!
クロードの助けとなる加護、出てこい!
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