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第9章 オレはケレメイン大公国の大公妃殿下です。
282.秘宝館と聞いて、海賊のお宝とか、落ち武者の里の巻物とか、想像して入りませんでしたか?
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国王陛下夫妻を、既婚者棟にご案内するオレとクロード。
一階のエントランスホールに一番近い部屋へ向かう。
「ようこそ、ケレメイン大公国家の秘宝館へ。」
秘宝館と聞いて、思い浮かべるものは、何かなー?
オレは、日本にいたとき、秘宝館を見つけて、迷わず入ったんだ。
海賊のお宝だとか、落ち武者の里の巻物だと思って、超ワクワクして。
秘宝館の部屋は、一階の全てを一部屋として使っている。
壁はあるけれど、扉はない。
オープンな秘宝館だ。
「夫婦の営みは、いつから始まったのか、始めてみたら、止まらないものです。
この部屋は、愛し合うときに、気になるものに形が似ているを集めて展示しています。
こちらの壁は、成人男性の男根に近い形の自然物を展示しています。
何でもない、石や、木でも、角度を変えて見ると、不思議なことに、伴侶のものが頭に浮かんで、愛おしく思えてきます。
反対側の壁には、二枚貝を揃えました。
この壁を見ると、いつか来た道を思い、母に対する感謝でいっぱいになります、オレは。
お母さん、産んでくれてありがとう。
残る二つの壁には、尻です。
ご注目ください。
尻の壁は、ケレメイン大公英雄クロードのこだわりが炸裂しています。
奥の壁は、クロードの一家言で尻を芸術作品へ昇華することに成功したと言えるでしょう。」
アナウンサー並みに、滑舌のいい解説をするオレ。
国王陛下夫妻は、途中まで表情を取り繕うのを忘れていた。
日本での衝撃が忘れらなくてさ。
オレは、異世界で、秘宝館を作った。
カズラくんに、手を引かれている王女様の表情は、オレの位置からじゃ、見えないなー。
「理想の尻を知ってしまった私は、同じ尻は、この世に二つとないことを知っている。」
とクロード。
オレの尻は、オレにくっついているからな。
「ヒサツグの尻の素晴らしさを絵に描いて、詩を編み、クッションにした。クッションは、まだまだ改良の余地がある。」
とクロード。
オイ、クロード!
オレの尻を再現して飾っている、と話す予定はなかっただろう!
「ヒサツグの尻を際立たせる下着ができたら、それも展示する予定だ。」
とクロード。
クロード?
下着は、展示したら、履けないけど、いいのか?
量産するのか?
量産したら、オレは、履いている下着を知られるんだなー。
大公妃のパンツなー。
下着立国、いけるかな?
下着で、外貨を稼げるかな。
来賓には、下着モニターになってもらってさ。
クロードに、相談だな。
「既婚者プログラムは、滞在中の夫婦生活を充実したものにすることを意識しています。
様々なプレイルームを日替わりでお楽しみください。
プレイルームを使ってみた感想がありましたら、翌朝にでも、お知らせください。」
オレは、にこにこと説明した。
二階より上にある来賓室は、一部屋ずつ、趣向を変えてある。
都市伝説の回転するベッドを再現することはできなかった。
「性生活への挑戦は、夫婦間で、互いに思いやる心を育みます。
オレとクロードは、互いに高め合うことで、より、愛が深まりました。」
「私とヒサツグが最近、気に入っている部屋を最上階に再現した。案内するので、是非、使用後の感想を聞かせてほしい。」
とクロード。
一階のエントランスホールに一番近い部屋へ向かう。
「ようこそ、ケレメイン大公国家の秘宝館へ。」
秘宝館と聞いて、思い浮かべるものは、何かなー?
オレは、日本にいたとき、秘宝館を見つけて、迷わず入ったんだ。
海賊のお宝だとか、落ち武者の里の巻物だと思って、超ワクワクして。
秘宝館の部屋は、一階の全てを一部屋として使っている。
壁はあるけれど、扉はない。
オープンな秘宝館だ。
「夫婦の営みは、いつから始まったのか、始めてみたら、止まらないものです。
この部屋は、愛し合うときに、気になるものに形が似ているを集めて展示しています。
こちらの壁は、成人男性の男根に近い形の自然物を展示しています。
何でもない、石や、木でも、角度を変えて見ると、不思議なことに、伴侶のものが頭に浮かんで、愛おしく思えてきます。
反対側の壁には、二枚貝を揃えました。
この壁を見ると、いつか来た道を思い、母に対する感謝でいっぱいになります、オレは。
お母さん、産んでくれてありがとう。
残る二つの壁には、尻です。
ご注目ください。
尻の壁は、ケレメイン大公英雄クロードのこだわりが炸裂しています。
奥の壁は、クロードの一家言で尻を芸術作品へ昇華することに成功したと言えるでしょう。」
アナウンサー並みに、滑舌のいい解説をするオレ。
国王陛下夫妻は、途中まで表情を取り繕うのを忘れていた。
日本での衝撃が忘れらなくてさ。
オレは、異世界で、秘宝館を作った。
カズラくんに、手を引かれている王女様の表情は、オレの位置からじゃ、見えないなー。
「理想の尻を知ってしまった私は、同じ尻は、この世に二つとないことを知っている。」
とクロード。
オレの尻は、オレにくっついているからな。
「ヒサツグの尻の素晴らしさを絵に描いて、詩を編み、クッションにした。クッションは、まだまだ改良の余地がある。」
とクロード。
オイ、クロード!
オレの尻を再現して飾っている、と話す予定はなかっただろう!
「ヒサツグの尻を際立たせる下着ができたら、それも展示する予定だ。」
とクロード。
クロード?
下着は、展示したら、履けないけど、いいのか?
量産するのか?
量産したら、オレは、履いている下着を知られるんだなー。
大公妃のパンツなー。
下着立国、いけるかな?
下着で、外貨を稼げるかな。
来賓には、下着モニターになってもらってさ。
クロードに、相談だな。
「既婚者プログラムは、滞在中の夫婦生活を充実したものにすることを意識しています。
様々なプレイルームを日替わりでお楽しみください。
プレイルームを使ってみた感想がありましたら、翌朝にでも、お知らせください。」
オレは、にこにこと説明した。
二階より上にある来賓室は、一部屋ずつ、趣向を変えてある。
都市伝説の回転するベッドを再現することはできなかった。
「性生活への挑戦は、夫婦間で、互いに思いやる心を育みます。
オレとクロードは、互いに高め合うことで、より、愛が深まりました。」
「私とヒサツグが最近、気に入っている部屋を最上階に再現した。案内するので、是非、使用後の感想を聞かせてほしい。」
とクロード。
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