《本編 完結 続編 完結》29歳、異世界人になっていました。日本に帰りたいのに、年下の英雄公爵に溺愛されています。

かざみはら まなか

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第9章 オレはケレメイン大公国の大公妃殿下です。

276.お口で隠しますか?開放感は愛を育むスパイスになりますか?

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クロード!

オレは、気持ちよさよりも、びっくり!が勝った。

オレとクロードは、お医者さんごっこで道具を使ったプレイの経験はあるけれど、クロードからの口淫は初めて。

手では、撫でたり、しごいたり、寸止めされたりしてきたけれど。

思わず動きを止めたオレ。
動じないクロード。

クロード、その余裕は、どこから出しているんだ!

「ヒサツグは、ベッドに立つ。」
クロードは、オレのナニを舐めながら、オレに指示してくる。

「ベッドに立つ?」
オレは、躊躇した。

ガラス張りの部屋のベッドの上に、全裸で立つ?

外から見えるぞ、確実に。

「心配はいらない。ヒサツグのモノは、私が口に含んで隠す。」
とクロード。

局部をお盆で隠す代わりに、クロードの口の中に入れる?

アリ?アリなのかな?

オレの局部は、クロードの頭で隠れているから、見えてないよ、大丈夫って?

いやいや、ナシだよなー。

ナニされているか、外から丸わかりだぞ。

オレが、拒否することをクロードは、見越していた。

「ヒサツグ。
ここは、城の中の部屋。
部屋の中にはベッドもある。
ヒサツグをベッドから、下ろしたりはしない。

いつも通り、私とヒサツグが愛し合うための部屋。

開放感は、愛を育むスパイス。
ヒサツグに危ないことは何もさせない。」
とクロード。

開放感は、愛を育むスパイス?

クロードは、青姦がしたいけれど、オレが部屋の中、ベッドでしたい。

オレとクロードの意向を両方取り入れるために、青姦気分が味わえる部屋に改装したんだな、クロード。

クロードは、開放感ある営みをしたいという欲望に突っ走るんじゃなく、オレへの配慮をまず考えてくれた。

クロードの願いを叶えてやりたい気持ちが、むくむく湧いてくる。

同時に。
誰かに見られたら、と思うと、踏ん切りが。

オレは、見晴らしのよい部屋の窓から、周囲を確認した。

部屋の周囲には、一人もいない。

珍しい。

オレとクロードの二人っきり。

オレの心の天秤は、じわじわと傾いていく。

いつもの寝室でするより、人目を気にしなくていいんじゃないかな?

いつもの寝室だと、続き部屋には、誰かが必ずいる。

ガラス張りで、オープンなこの部屋の中でする方が、かえって、恥ずかしくないんじゃないかな?

今まで、人が聞いていると思うと、試せなかった前戯や体位を色々、誰にも知られずに試せるチャンスじゃないかな?

開放感にドキドキするのも、悪くない気がする。

新しい可能性の扉を開いてみる?

オレが、クロードの夢を叶えたら、準備していたクロードは、絶対喜ぶ。

オレが断ったら、クロードは、残念に思うよなー。

部屋の改装までして。

オレも男だ。

クロードの用意した安全な場所で、開放感を楽しむくらいの余裕はあるぞ!

「分かった。クロード、これでいいかな?」
オレは、肩幅に足を開いて、ベッドに立つ。

「ヒサツグは、魅力的。」
とクロード。

オレのナニの先端を、ぱくっと、くわえるクロード。

クロードが、オレのナニを口の中に!

オレの体中の血が、顔とナニに集まっていく。

クロードにぱくっとされているだけなのに、オレのナニは、むくむく元気になっている。

クロードが、少し口を動かしただけでも、出てしまうかも。

クロードは、オレが真っ赤になっていくのを、オレのナニをくわえながら、見上げている。

真っ赤になっていくオレをクロードに見られている、と思うと。

「クロード。」

クロードの両手が、オレの尻たぶを、ぐっと横に広げた。

クロード!
そんなことをしたら、尻の穴が外から見える!

見られるかも、と思ったら、きゅっと穴が引き締まった。

オレ、ひょっとして、興奮してるのかな?

クロードは、オレのナニをくわえながら、オレの変化を見ている。

クロードに、興奮しているオレを見られている。

恥ずかしいから、嫌だとか言っていたのに、オレ、露出に興奮するタイプだったりするのかな?

クロードは、オレの隠れた性癖を探し当てたのかな?

ドキドキが、恥ずかしさから気持ちよさにスライドしていく。

クロードは、オレのナニをくわえたまま、優しくペロペロと舐め始めた。

激しくないのが、もどかしくて、気持ちいい。

クロードの目は、ずっと、オレの顔に固定されている。

クロードに顔を見られながら、ナニをペロペロされていると、恥ずかしさのあまり、もっと激しく、と言いたくなってくる。

クロードは、オレの尻を両手でもみしだく。

「クロード。尻の手じゃなく、口を動かせ。」

クロードは、オレのナニを口から出した。

「私の口は、ヒサツグのモノを隠すために使っている。動かすと、ヒサツグのモノが見える。」
とクロード。

「見えていい。オレのは、全部、どこもかしこも見えていいから。」
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