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第9章 オレはケレメイン大公国の大公妃殿下です。
275.見晴らしのよい窓が大きな寝室は、クロードが改装させた部屋です。クロードの脱がしのテクニックが冴えわたっていて、追いつけません。
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クロードとオレは、見晴らしのいい部屋に来た。
屋外の展望台みたいな部屋。
最近、クロードが、部屋を改装させていた。
納得の出来だと、クロードが太鼓判を押したので、今日は、初めて、部屋の中に入る。
オレは、クロードのしたいことは、できる限りさせたい、と思う。
オレのすることで、クロードが喜ぶのなら、多少の苦労は飲み込める。
オレが、そんな風にクロードを愛しているように。
クロードも、自分のためよりも、オレを思って頑張るような愛し方をする。
「クロードは、オレがしたいようにさせようとする。
オレは、クロードの懐の広さに感謝している。
だからこそ。
オレは、クロードが、オレといるために、クロード自身をすり減らすことがないようにしたい。
オレとクロードは、お互いだけだ。
どちらかが、無理をして倒れたら、もう一人も倒れる。
オレとクロードは、共倒れにならないのが一番大事。
今、オレとクロードが倒れたら、ケレメイン大公国は終わる。
オレは、倒れている間に、負けが決まったら、嫌だぞ?
それと。
オレは、クロードがした苦労をクロードだけの苦労にしたくない。
オレは、後で、クロードが苦労していたと知るより、一番最初に、知りたい。
クロードとオレの二人で、苦労を最小限にする方法を一緒に考えるのが、オレの性に合っている。」
オレとクロードは、景色を見ながら話をしている。
「ヒサツグが倒れるのも、負けて離れ離れになるのも、私は嫌だ。」
とクロード。
「オレは、クロードが倒れるのが嫌だから、オレ達二人の願いを叶えるために、二人とも倒れないようにするのが、最適解だな。」
クロードに手を引かれて、部屋の中に入ったんだけどなー。
天井近くから腰より下の位置まで、一枚の窓。
部屋の中は明るくていい。
寝室にしては、窓が大きすぎるんだよなー。
壁の全面が窓、には、なっていないけれど。
足元以外がガラス張りの観覧車に乗っている気分。
改装して寝室にした、と聞いたんだけどな。
オープンマインドじゃなく、オープンボディー?
ベッドの上にいると、部屋の外から、何をしているのか丸見えにならないかな?
「クロード、この部屋は何のために、隠さない造りになっているのかな?」
クロードに意図を確認しないとな?
「私とヒサツグの幸せのおすそ分けのため。」
とクロード。
「幸せのおすそ分け?
結婚式で配るプチギフト的な?
オレとクロードの結婚式は、妨害が入ったから、ここで、おすそ分けをし直すのかな?」
幸せのおすそ分けは、寝室でするものなのか?
オレの疑問に、クロードはにこにこと無害な顔で返事をする。
「私は、幸せのおすそ分けについてよく知っている。ヒサツグは、安心して、私に委ねてしまうといい。」
とクロード。
「ありがとう。クロードに任せる。クロード、無理はするなよ?」
クロードが、自信満々だから、任せるかなー。
「無理はしない。私がしたかったから。」
とクロードは言っていた。
そーだな。
無理してはいないな、クロードは。
なあ、クロード。
疲れを労いながら、軽く酒を飲んでいたよな?
クロードが酒を飲ませてほしい、とオレに言ったんで、オレも機嫌よく、口移しで飲ませた。
三回目くらいで、口移しが終わっても、口を離したくなくなった。
オレは、口を開けて、クロードの唇を舌でつついて、舌を誘い出す。
クロードと舌を絡めながら、ベッドを指差すと、クロードは、オレをお姫様抱っこでベッドに乗せて、クロード自身もベッドに乗ってきた。
舌を絡めたまま。
オレは、クロードの服を脱がしにかかる。
今日のクロードの服は、特に脱がしにくい。
ボタンと装飾が多すぎる。
オレがモタモタしていると、クロードが、オレの服をスルスルと脱がしだした。
今日のクロードは、自分から服を脱ごうとしない。
オレが、舌を絡めたまま、クロードの服を脱がそうと奮闘している間に、クロードは、次の段階に進んでいく。
オレの胸の尖りをつまんでは引っ張り、を繰り返して遊んでいるクロード。
クロード、余裕があるのも今のうちだけだからな?
オレがキスをやめて、クロードの服を脱がすのに集中しようかな、と考えた。
オレの舌が離れると、クロードの舌が追いかけてくるんだ。
クロードの舌が離れたままだと、オレの舌も物足りない。
クロードの舌が追いかけてくると、離れていた分、もっと激しくしたくなる。
クロードの手が、オレのズボンにかかった。
待て。待て。
オレだけ、全裸になってたまるか。
オレは、躍起になって、クロードの服と戦っている。
クロードの服のボタンを一つ外す間に、オレのズボンは、足から抜けていた。
クロード、脱がしのテクニックが、冴えているな。
今度、オレに伝授しろ。
下着も、ズボンを見習って、速やかにオレの体から離れていく。
クロード、スピード早すぎ!
オレだけ全裸なんだけど?
まだ、靴下は履いているけれどな?
オレをすっぽんぽんにしたクロードは、下着に隠れていた、オレのナニと、尻に手を伸ばしてきた。
タイムだ!クロード!
オレは、全然、クロードに触れていないぞ!
オレは、クロードの猛攻を止めるために、クロードの口から、口を離した。
「クロード、待て、オレ、まだ。クロード?え?」
オレの口から離れたクロードの口は、オレが話しかける間に移動して、オレのナニをくわえていた。
どんな早技!
屋外の展望台みたいな部屋。
最近、クロードが、部屋を改装させていた。
納得の出来だと、クロードが太鼓判を押したので、今日は、初めて、部屋の中に入る。
オレは、クロードのしたいことは、できる限りさせたい、と思う。
オレのすることで、クロードが喜ぶのなら、多少の苦労は飲み込める。
オレが、そんな風にクロードを愛しているように。
クロードも、自分のためよりも、オレを思って頑張るような愛し方をする。
「クロードは、オレがしたいようにさせようとする。
オレは、クロードの懐の広さに感謝している。
だからこそ。
オレは、クロードが、オレといるために、クロード自身をすり減らすことがないようにしたい。
オレとクロードは、お互いだけだ。
どちらかが、無理をして倒れたら、もう一人も倒れる。
オレとクロードは、共倒れにならないのが一番大事。
今、オレとクロードが倒れたら、ケレメイン大公国は終わる。
オレは、倒れている間に、負けが決まったら、嫌だぞ?
それと。
オレは、クロードがした苦労をクロードだけの苦労にしたくない。
オレは、後で、クロードが苦労していたと知るより、一番最初に、知りたい。
クロードとオレの二人で、苦労を最小限にする方法を一緒に考えるのが、オレの性に合っている。」
オレとクロードは、景色を見ながら話をしている。
「ヒサツグが倒れるのも、負けて離れ離れになるのも、私は嫌だ。」
とクロード。
「オレは、クロードが倒れるのが嫌だから、オレ達二人の願いを叶えるために、二人とも倒れないようにするのが、最適解だな。」
クロードに手を引かれて、部屋の中に入ったんだけどなー。
天井近くから腰より下の位置まで、一枚の窓。
部屋の中は明るくていい。
寝室にしては、窓が大きすぎるんだよなー。
壁の全面が窓、には、なっていないけれど。
足元以外がガラス張りの観覧車に乗っている気分。
改装して寝室にした、と聞いたんだけどな。
オープンマインドじゃなく、オープンボディー?
ベッドの上にいると、部屋の外から、何をしているのか丸見えにならないかな?
「クロード、この部屋は何のために、隠さない造りになっているのかな?」
クロードに意図を確認しないとな?
「私とヒサツグの幸せのおすそ分けのため。」
とクロード。
「幸せのおすそ分け?
結婚式で配るプチギフト的な?
オレとクロードの結婚式は、妨害が入ったから、ここで、おすそ分けをし直すのかな?」
幸せのおすそ分けは、寝室でするものなのか?
オレの疑問に、クロードはにこにこと無害な顔で返事をする。
「私は、幸せのおすそ分けについてよく知っている。ヒサツグは、安心して、私に委ねてしまうといい。」
とクロード。
「ありがとう。クロードに任せる。クロード、無理はするなよ?」
クロードが、自信満々だから、任せるかなー。
「無理はしない。私がしたかったから。」
とクロードは言っていた。
そーだな。
無理してはいないな、クロードは。
なあ、クロード。
疲れを労いながら、軽く酒を飲んでいたよな?
クロードが酒を飲ませてほしい、とオレに言ったんで、オレも機嫌よく、口移しで飲ませた。
三回目くらいで、口移しが終わっても、口を離したくなくなった。
オレは、口を開けて、クロードの唇を舌でつついて、舌を誘い出す。
クロードと舌を絡めながら、ベッドを指差すと、クロードは、オレをお姫様抱っこでベッドに乗せて、クロード自身もベッドに乗ってきた。
舌を絡めたまま。
オレは、クロードの服を脱がしにかかる。
今日のクロードの服は、特に脱がしにくい。
ボタンと装飾が多すぎる。
オレがモタモタしていると、クロードが、オレの服をスルスルと脱がしだした。
今日のクロードは、自分から服を脱ごうとしない。
オレが、舌を絡めたまま、クロードの服を脱がそうと奮闘している間に、クロードは、次の段階に進んでいく。
オレの胸の尖りをつまんでは引っ張り、を繰り返して遊んでいるクロード。
クロード、余裕があるのも今のうちだけだからな?
オレがキスをやめて、クロードの服を脱がすのに集中しようかな、と考えた。
オレの舌が離れると、クロードの舌が追いかけてくるんだ。
クロードの舌が離れたままだと、オレの舌も物足りない。
クロードの舌が追いかけてくると、離れていた分、もっと激しくしたくなる。
クロードの手が、オレのズボンにかかった。
待て。待て。
オレだけ、全裸になってたまるか。
オレは、躍起になって、クロードの服と戦っている。
クロードの服のボタンを一つ外す間に、オレのズボンは、足から抜けていた。
クロード、脱がしのテクニックが、冴えているな。
今度、オレに伝授しろ。
下着も、ズボンを見習って、速やかにオレの体から離れていく。
クロード、スピード早すぎ!
オレだけ全裸なんだけど?
まだ、靴下は履いているけれどな?
オレをすっぽんぽんにしたクロードは、下着に隠れていた、オレのナニと、尻に手を伸ばしてきた。
タイムだ!クロード!
オレは、全然、クロードに触れていないぞ!
オレは、クロードの猛攻を止めるために、クロードの口から、口を離した。
「クロード、待て、オレ、まだ。クロード?え?」
オレの口から離れたクロードの口は、オレが話しかける間に移動して、オレのナニをくわえていた。
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