275 / 673
第9章 オレはケレメイン大公国の大公妃殿下です。
275.見晴らしのよい窓が大きな寝室は、クロードが改装させた部屋です。クロードの脱がしのテクニックが冴えわたっていて、追いつけません。
しおりを挟む
クロードとオレは、見晴らしのいい部屋に来た。
屋外の展望台みたいな部屋。
最近、クロードが、部屋を改装させていた。
納得の出来だと、クロードが太鼓判を押したので、今日は、初めて、部屋の中に入る。
オレは、クロードのしたいことは、できる限りさせたい、と思う。
オレのすることで、クロードが喜ぶのなら、多少の苦労は飲み込める。
オレが、そんな風にクロードを愛しているように。
クロードも、自分のためよりも、オレを思って頑張るような愛し方をする。
「クロードは、オレがしたいようにさせようとする。
オレは、クロードの懐の広さに感謝している。
だからこそ。
オレは、クロードが、オレといるために、クロード自身をすり減らすことがないようにしたい。
オレとクロードは、お互いだけだ。
どちらかが、無理をして倒れたら、もう一人も倒れる。
オレとクロードは、共倒れにならないのが一番大事。
今、オレとクロードが倒れたら、ケレメイン大公国は終わる。
オレは、倒れている間に、負けが決まったら、嫌だぞ?
それと。
オレは、クロードがした苦労をクロードだけの苦労にしたくない。
オレは、後で、クロードが苦労していたと知るより、一番最初に、知りたい。
クロードとオレの二人で、苦労を最小限にする方法を一緒に考えるのが、オレの性に合っている。」
オレとクロードは、景色を見ながら話をしている。
「ヒサツグが倒れるのも、負けて離れ離れになるのも、私は嫌だ。」
とクロード。
「オレは、クロードが倒れるのが嫌だから、オレ達二人の願いを叶えるために、二人とも倒れないようにするのが、最適解だな。」
クロードに手を引かれて、部屋の中に入ったんだけどなー。
天井近くから腰より下の位置まで、一枚の窓。
部屋の中は明るくていい。
寝室にしては、窓が大きすぎるんだよなー。
壁の全面が窓、には、なっていないけれど。
足元以外がガラス張りの観覧車に乗っている気分。
改装して寝室にした、と聞いたんだけどな。
オープンマインドじゃなく、オープンボディー?
ベッドの上にいると、部屋の外から、何をしているのか丸見えにならないかな?
「クロード、この部屋は何のために、隠さない造りになっているのかな?」
クロードに意図を確認しないとな?
「私とヒサツグの幸せのおすそ分けのため。」
とクロード。
「幸せのおすそ分け?
結婚式で配るプチギフト的な?
オレとクロードの結婚式は、妨害が入ったから、ここで、おすそ分けをし直すのかな?」
幸せのおすそ分けは、寝室でするものなのか?
オレの疑問に、クロードはにこにこと無害な顔で返事をする。
「私は、幸せのおすそ分けについてよく知っている。ヒサツグは、安心して、私に委ねてしまうといい。」
とクロード。
「ありがとう。クロードに任せる。クロード、無理はするなよ?」
クロードが、自信満々だから、任せるかなー。
「無理はしない。私がしたかったから。」
とクロードは言っていた。
そーだな。
無理してはいないな、クロードは。
なあ、クロード。
疲れを労いながら、軽く酒を飲んでいたよな?
クロードが酒を飲ませてほしい、とオレに言ったんで、オレも機嫌よく、口移しで飲ませた。
三回目くらいで、口移しが終わっても、口を離したくなくなった。
オレは、口を開けて、クロードの唇を舌でつついて、舌を誘い出す。
クロードと舌を絡めながら、ベッドを指差すと、クロードは、オレをお姫様抱っこでベッドに乗せて、クロード自身もベッドに乗ってきた。
舌を絡めたまま。
オレは、クロードの服を脱がしにかかる。
今日のクロードの服は、特に脱がしにくい。
ボタンと装飾が多すぎる。
オレがモタモタしていると、クロードが、オレの服をスルスルと脱がしだした。
今日のクロードは、自分から服を脱ごうとしない。
オレが、舌を絡めたまま、クロードの服を脱がそうと奮闘している間に、クロードは、次の段階に進んでいく。
オレの胸の尖りをつまんでは引っ張り、を繰り返して遊んでいるクロード。
クロード、余裕があるのも今のうちだけだからな?
オレがキスをやめて、クロードの服を脱がすのに集中しようかな、と考えた。
オレの舌が離れると、クロードの舌が追いかけてくるんだ。
クロードの舌が離れたままだと、オレの舌も物足りない。
クロードの舌が追いかけてくると、離れていた分、もっと激しくしたくなる。
クロードの手が、オレのズボンにかかった。
待て。待て。
オレだけ、全裸になってたまるか。
オレは、躍起になって、クロードの服と戦っている。
クロードの服のボタンを一つ外す間に、オレのズボンは、足から抜けていた。
クロード、脱がしのテクニックが、冴えているな。
今度、オレに伝授しろ。
下着も、ズボンを見習って、速やかにオレの体から離れていく。
クロード、スピード早すぎ!
オレだけ全裸なんだけど?
まだ、靴下は履いているけれどな?
オレをすっぽんぽんにしたクロードは、下着に隠れていた、オレのナニと、尻に手を伸ばしてきた。
タイムだ!クロード!
オレは、全然、クロードに触れていないぞ!
オレは、クロードの猛攻を止めるために、クロードの口から、口を離した。
「クロード、待て、オレ、まだ。クロード?え?」
オレの口から離れたクロードの口は、オレが話しかける間に移動して、オレのナニをくわえていた。
どんな早技!
屋外の展望台みたいな部屋。
最近、クロードが、部屋を改装させていた。
納得の出来だと、クロードが太鼓判を押したので、今日は、初めて、部屋の中に入る。
オレは、クロードのしたいことは、できる限りさせたい、と思う。
オレのすることで、クロードが喜ぶのなら、多少の苦労は飲み込める。
オレが、そんな風にクロードを愛しているように。
クロードも、自分のためよりも、オレを思って頑張るような愛し方をする。
「クロードは、オレがしたいようにさせようとする。
オレは、クロードの懐の広さに感謝している。
だからこそ。
オレは、クロードが、オレといるために、クロード自身をすり減らすことがないようにしたい。
オレとクロードは、お互いだけだ。
どちらかが、無理をして倒れたら、もう一人も倒れる。
オレとクロードは、共倒れにならないのが一番大事。
今、オレとクロードが倒れたら、ケレメイン大公国は終わる。
オレは、倒れている間に、負けが決まったら、嫌だぞ?
それと。
オレは、クロードがした苦労をクロードだけの苦労にしたくない。
オレは、後で、クロードが苦労していたと知るより、一番最初に、知りたい。
クロードとオレの二人で、苦労を最小限にする方法を一緒に考えるのが、オレの性に合っている。」
オレとクロードは、景色を見ながら話をしている。
「ヒサツグが倒れるのも、負けて離れ離れになるのも、私は嫌だ。」
とクロード。
「オレは、クロードが倒れるのが嫌だから、オレ達二人の願いを叶えるために、二人とも倒れないようにするのが、最適解だな。」
クロードに手を引かれて、部屋の中に入ったんだけどなー。
天井近くから腰より下の位置まで、一枚の窓。
部屋の中は明るくていい。
寝室にしては、窓が大きすぎるんだよなー。
壁の全面が窓、には、なっていないけれど。
足元以外がガラス張りの観覧車に乗っている気分。
改装して寝室にした、と聞いたんだけどな。
オープンマインドじゃなく、オープンボディー?
ベッドの上にいると、部屋の外から、何をしているのか丸見えにならないかな?
「クロード、この部屋は何のために、隠さない造りになっているのかな?」
クロードに意図を確認しないとな?
「私とヒサツグの幸せのおすそ分けのため。」
とクロード。
「幸せのおすそ分け?
結婚式で配るプチギフト的な?
オレとクロードの結婚式は、妨害が入ったから、ここで、おすそ分けをし直すのかな?」
幸せのおすそ分けは、寝室でするものなのか?
オレの疑問に、クロードはにこにこと無害な顔で返事をする。
「私は、幸せのおすそ分けについてよく知っている。ヒサツグは、安心して、私に委ねてしまうといい。」
とクロード。
「ありがとう。クロードに任せる。クロード、無理はするなよ?」
クロードが、自信満々だから、任せるかなー。
「無理はしない。私がしたかったから。」
とクロードは言っていた。
そーだな。
無理してはいないな、クロードは。
なあ、クロード。
疲れを労いながら、軽く酒を飲んでいたよな?
クロードが酒を飲ませてほしい、とオレに言ったんで、オレも機嫌よく、口移しで飲ませた。
三回目くらいで、口移しが終わっても、口を離したくなくなった。
オレは、口を開けて、クロードの唇を舌でつついて、舌を誘い出す。
クロードと舌を絡めながら、ベッドを指差すと、クロードは、オレをお姫様抱っこでベッドに乗せて、クロード自身もベッドに乗ってきた。
舌を絡めたまま。
オレは、クロードの服を脱がしにかかる。
今日のクロードの服は、特に脱がしにくい。
ボタンと装飾が多すぎる。
オレがモタモタしていると、クロードが、オレの服をスルスルと脱がしだした。
今日のクロードは、自分から服を脱ごうとしない。
オレが、舌を絡めたまま、クロードの服を脱がそうと奮闘している間に、クロードは、次の段階に進んでいく。
オレの胸の尖りをつまんでは引っ張り、を繰り返して遊んでいるクロード。
クロード、余裕があるのも今のうちだけだからな?
オレがキスをやめて、クロードの服を脱がすのに集中しようかな、と考えた。
オレの舌が離れると、クロードの舌が追いかけてくるんだ。
クロードの舌が離れたままだと、オレの舌も物足りない。
クロードの舌が追いかけてくると、離れていた分、もっと激しくしたくなる。
クロードの手が、オレのズボンにかかった。
待て。待て。
オレだけ、全裸になってたまるか。
オレは、躍起になって、クロードの服と戦っている。
クロードの服のボタンを一つ外す間に、オレのズボンは、足から抜けていた。
クロード、脱がしのテクニックが、冴えているな。
今度、オレに伝授しろ。
下着も、ズボンを見習って、速やかにオレの体から離れていく。
クロード、スピード早すぎ!
オレだけ全裸なんだけど?
まだ、靴下は履いているけれどな?
オレをすっぽんぽんにしたクロードは、下着に隠れていた、オレのナニと、尻に手を伸ばしてきた。
タイムだ!クロード!
オレは、全然、クロードに触れていないぞ!
オレは、クロードの猛攻を止めるために、クロードの口から、口を離した。
「クロード、待て、オレ、まだ。クロード?え?」
オレの口から離れたクロードの口は、オレが話しかける間に移動して、オレのナニをくわえていた。
どんな早技!
10
お気に入りに追加
1,818
あなたにおすすめの小説

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

【完結】冷血孤高と噂に聞く竜人は、俺の前じゃどうも言動が伴わない様子。
N2O
BL
愛想皆無の竜人 × 竜の言葉がわかる人間
ファンタジーしてます。
攻めが出てくるのは中盤から。
結局執着を抑えられなくなっちゃう竜人の話です。
表紙絵
⇨ろくずやこ 様 X(@Us4kBPHU0m63101)
挿絵『0 琥』
⇨からさね 様 X (@karasane03)
挿絵『34 森』
⇨くすなし 様 X(@cuth_masi)
◎独自設定、ご都合主義、素人作品です。


【完結】最強公爵様に拾われた孤児、俺
福の島
BL
ゴリゴリに前世の記憶がある少年シオンは戸惑う。
目の前にいる男が、この世界最強の公爵様であり、ましてやシオンを養子にしたいとまで言ったのだから。
でも…まぁ…いっか…ご飯美味しいし、風呂は暖かい…
……あれ…?
…やばい…俺めちゃくちゃ公爵様が好きだ…
前置きが長いですがすぐくっつくのでシリアスのシの字もありません。
1万2000字前後です。
攻めのキャラがブレるし若干変態です。
無表情系クール最強公爵様×のんき転生主人公(無自覚美形)
おまけ完結済み
何も知らない人間兄は、竜弟の執愛に気付かない
てんつぶ
BL
連峰の最も高い山の上、竜人ばかりの住む村。
その村の長である家で長男として育てられたノアだったが、肌の色や顔立ちも、体つきまで周囲とはまるで違い、華奢で儚げだ。自分はひょっとして拾われた子なのではないかと悩んでいたが、それを口に出すことすら躊躇っていた。
弟のコネハはノアを村の長にするべく奮闘しているが、ノアは竜体にもなれないし、人を癒す力しかもっていない。ひ弱な自分はその器ではないというのに、日々プレッシャーだけが重くのしかかる。
むしろ身体も大きく力も強く、雄々しく美しい弟ならば何の問題もなく長になれる。長男である自分さえいなければ……そんな感情が膨らみながらも、村から出たことのないノアは今日も一人山の麓を眺めていた。
だがある日、両親の会話を聞き、ノアは竜人ですらなく人間だった事を知ってしまう。人間の自分が長になれる訳もなく、またなって良いはずもない。周囲の竜人に人間だとバレてしまっては、家族の立場が悪くなる――そう自分に言い訳をして、ノアは村をこっそり飛び出して、人間の国へと旅立った。探さないでください、そう書置きをした、はずなのに。
人間嫌いの弟が、まさか自分を追って人間の国へ来てしまい――

身代わりになって推しの思い出の中で永遠になりたいんです!
冨士原のもち
BL
桜舞う王立学院の入学式、ヤマトはカイユー王子を見てここが前世でやったゲームの世界だと気付く。ヤマトが一番好きなキャラであるカイユー王子は、ゲーム内では非業の死を遂げる。
「そうだ!カイユーを助けて死んだら、忘れられない恩人として永遠になれるんじゃないか?」
前世の死に際のせいで人間不信と恋愛不信を拗らせていたヤマトは、推しの心の中で永遠になるために身代わりになろうと決意した。しかし、カイユー王子はゲームの時の印象と違っていて……
演技チャラ男攻め×美人人間不信受け
※最終的にはハッピーエンドです
※何かしら地雷のある方にはお勧めしません
※ムーンライトノベルズにも投稿しています

転生貧乏貴族は王子様のお気に入り!実はフリだったってわかったのでもう放してください!
音無野ウサギ
BL
ある日僕は前世を思い出した。下級貴族とはいえ王子様のお気に入りとして毎日楽しく過ごしてたのに。前世の記憶が僕のことを駄目だしする。わがまま駄目貴族だなんて気づきたくなかった。王子様が優しくしてくれてたのも実は裏があったなんて気づきたくなかった。品行方正になるぞって思ったのに!
え?王子様なんでそんなに優しくしてくるんですか?ちょっとパーソナルスペース!!
調子に乗ってた貧乏貴族の主人公が慎ましくても確実な幸せを手に入れようとジタバタするお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる