《本編 完結 続編開始》29歳、異世界人になっていました。日本に帰りたいのに、年下の英雄公爵に溺愛されています。

かざみはら まなか

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第8章 29歳、異世界人になっていました。日本に帰りたいのに、英雄公爵に溺愛されています。

239.『オレとクロードの愛の力が勝ったんだ。』『女神様は、ぼくが預かる。』ダークヒーローは、手にハリセンを持って現れる。

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「久しぶりのクロードが、オレの中にある。出たり入ったり、こすれる!ああ、気持ちいい。」
オレは、女神様の横で実況中継。

「妾の横ですることではないわ。」
と女神様はお怒り。

「クロード、いっぱいこすって、オレの中を満たしていけ。」

オレは、女神様が顔を背けるのも、なんのその。

オレは、クロードに話しかける。
「オレが寝る時は、クロードと気持ちよくなって、クロードに清拭されてから。
オレが寝起きに最初におはようを言うのはクロード。
新婚夫婦の決まりだからな?」

「ヒサツグの可愛いお願いは、毎日叶える。」
とクロード。

あ、いい。

絶対にそうしろ!

「クロードは、新妻を放置して、女神様に捕まるうっかりさんだから、オレが助けに来たんだぞ?
オレは、クロードの頼れる男だからな。」

クロードも、いい感じにのぼってきている。

執務室で、出すと、匂いがなー。

でも、女神様の撃退になるから、今日は、いいか?

女神様は、オレとクロードの愛の深さを思い知れ。

クロードは、腰を揺すりながら、オレのナニに手を伸ばした。

クロードの手、好きだなー。

この手でこすられたら、すぐ反応する。

オレが、クロードを好きだから、クロードの手も好きなんだけどなー。

出る。

あ、クロードも。

オレとクロードは、気持ちよく達した。

「臭い!臭い!臭い!妾に匂いが移るわ!」
と女神様が、騒いでいる。

クロードの膝、オレの隣で。

「うるさい。オレのクロードに近づいて、何を企んでやがった?」

「妾は、英雄が大事よ。妾の英雄が困っているなら、妾は、助ける。ふふふ。」
と女神様。

「女神様は、借金持ちに近づいてきて、借金をまとめてやるからって、まとめてヤバいところに一本化して、言いなりにさせるやり方と似ているよなー?

女神様は、クロードを言いなりにしようとしていなかったかな?

クロードは、オレの夫だから、女神様がクロードの面倒見る必要がない。

オレとクロードの前に現れて、災いを招こうとするな。」

「妾が、災いを招く?おかしなことを。」
と女神様。

突然。
女神様の頭の上に、ハリセンチョップが落ちてきた。

「妾に何をする!」
と女神様が振り向くと。

人の頭、二つ分のサイズのハリセンを手にした、元神子様、カズラ・ワケイ君がいた。

「天誅だよ?女神様は、災いしか招かないよね!」
カズラ君は、元気に、女神様の頭に再びハリセンチョップをくらわせる。

「カズラ君だ!異世界転移、おめでとう!」

オレが、祝福の言葉を贈ると。

カズラ君は、臭うはずだよ、と言った後、オレとクロードに尋ねてきた。

「事後というか直後だよね?露出しながら、イメージプレイ?」
と元神子様カズラ君。

オレの名誉のために、言い訳するぞ!

「違う!女神様が、クロードを支配しようとしていたから、オレの体で取り返したんだ!
今、オレとクロードの愛が勝った。」

「はあ?女神様は、二人から飛び散ったのが、かかって、弱っているんだよ。」
と元神子様カズラ君。

オレは、ふと我に返る。

オレ。カズラ君と会話しているけれど。
オレの中に、クロードのナニが挿さったままだった。

「かかったから?私のものは、ヒサツグの中に今もあるから、私から出たものではない。」
とクロード。

元神子様カズラ君は、平然として無罪を主張しているクロードを見た。

次にオレを見る元神子様カズラ君の目は、完全にダメな大人を見る目になっていた。

「カズラ君、色々、誤解が!説明させてくれ!」
という、オレの叫びは、クロードの声に重なって、消えた。

「ヒサツグ。会えなかった時間分、埋め尽くそう。」
とクロード。

「クロード、今?今じゃなくても。ああ!大きくしたな!」

クロードは、二回戦目に入ろうとしている。

元神子様カズラ君は、女神様に、ハリセンチョップを連続で食らわしながら、女神様を掴んで、執務室を出ていく。

「ぼく、女神様を預かるよ。女神様とは話もしたいしね。二人は、ごゆっくり。」
と元神子様カズラ君。

「ヒサツグも、執務室でしたくなったのか。私とヒサツグは、趣味が合う。」
とクロード。

クロードは、女神様がいなくなって、広くなった膝の上で、オレの位置を調整している。

待て!
待て!

女神様がいなくなったんなら、執務室で、やる必要ないんだって!

女神様に、オレとクロードのラブラブぶりを見せつけるために、したんだ。

オレは、断じて、執務室で、楽しみたかったわけじゃない!
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