上 下
217 / 430
第8章 29歳、異世界人になっていました。日本に帰りたいのに、英雄公爵に溺愛されています。

217.オレが、明日にしよう、もう十分だと言っているのに、クロードは、まだ足りない、と終わろうとしないんです。

しおりを挟む
クロードから返事が返ってこない。

「クロード?」

クロード!クロードのナニが入り口を押し開いてきたぞ!

オイ!入ってきてるぞ!

「クロード、入ってる!入ってきた!今日は、もうしないんだって!」

オレは、うつ伏せで上体を押さえこまれ、尻だけクロードに差し出す形になりながら、クロードに訴えた。

クロードは、返事しない。

クロードは、何も言わずに、腰を進めてくる。

どんどん入ってくる。

クロード?

クロード?

どうしたんだ?

「ヒサツグ。まだ、出来る。」
とクロード。

「出来るけど、今日は、今日は、終わり。」

「終わりにしない。」
とクロード。

「クロード?」

「ヒサツグの愛を確かめたりない。」
クロードは、そう言うなり、ガツンと一気に挿れてきた。

「はっ。ひっ。」
クロードは、オレを揺さぶり始めた。

一回、馴染んでいたオレの中は、クロードのナニを貪欲にむさぼり出す。

「あ、あ。いい。」
クロードのナニを内側に感じながら、二回目に達した後、オレは脱力していた。

今日は、色々あったから、クロードは発散したいのかな?

でも、今日は、二回戦で十分。

オレは、もう、掻き出して寝たい。

「クロード、もう、十分だ。これ以上したら、明日動けなくなる。」

オレは、頭を巡らせて、顔を上げた。

オレをじっと見下ろすクロードと目が合った。

「今は、まだ、明日、動ける?」
クロードに確認されて、オレは頷いた。

「おう。だから、もう終わりに。」

オレは、横向きに寝かされた。

「クロード、寝る前に、掻き出して、清拭したいんだけど?」

クロードは、オレの後ろに滑り込む。

え?
まさか?

「まだ、ヒサツグの愛を確かめたりない。」
と言うなり、クロードは、オレの尻を揉み始めた。

「クロード、明日にしよう。」
オレは、お願いするつもりで、声をあげた。

「明日も、勿論する。今日の分がまだ足りない。」
とクロード。

「足りない?足りないって、そんな。今日は、もう十分。あ、また入ってくる。」

クロードは、脱力しているオレの中に、ぐいぐいと分け入ってくる。

「クロード、なんで?」

いつもは、こんなに強引じゃないのに。

「ヒサツグの愛を確かめる。」
とクロード。

「愛している。愛しているから。今日は、もう。」
と、クロードにお願いしてみた。

クロードは、オレのナニへと手を伸ばした。

「待て。本当に動けなくなる!」
オレは、クロードに三回戦目を止めさせたかった。

クロードは、オレのナニをしごきながら、腰を揺する。

「クロード、オレは、もう、体力が限界だから。もう出さなくても。」

クロードの手が激しくなった。

「明日は、出さなくても気持ちよくする。」
とクロード。

「明日の話じゃない。今日の話。今日は、もう十分。」

オレは、十分だと言っているのに、クロードに追い上げられて出してしまい、翌朝は、動けなくなっていた。

オレは、朝から、寝室のベッドを出ることが出来ず、クロードに世話を焼かれることになった。

クロードは、昨夜の鬼気迫る勢いを感じさせず、オレの世話を焼く。

クロードが、楽しそうだから、いいけれど。

今夜は、なしにして、明日こそは、自由時間を確保しよう。

日中、オレは、そんな風に考えながら過ごした。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

AI生成イラストで色々とやってみた

エッセイ・ノンフィクション / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:2

聖女の祈りを胡散臭いものだと切り捨てた陛下は愚かでしたね。

恋愛 / 完結 24h.ポイント:1,696pt お気に入り:652

【白銀の黒帝:2】嫌われ者は、竜騎士になりたい

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:7pt お気に入り:37

雪豹くんは魔王さまに溺愛される

BL / 完結 24h.ポイント:745pt お気に入り:3,006

異世界ヘアサロン あなたの魅力、引き出します

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:127pt お気に入り:12

ひとまず一回ヤりましょう、公爵様

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:2,151pt お気に入り:465

【R18】ご令嬢、禁断の愛、響き合う調べ

恋愛 / 完結 24h.ポイント:28pt お気に入り:3

【本編完結】ベータ育ちの無知オメガと警護アルファ

BL / 連載中 24h.ポイント:113pt お気に入り:471

処理中です...