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第6章 異世界で公爵の伴侶やってます。溺愛とは、何でしょうか。
177.『取り逃がした?一体、何人を?』上の能天気さが、下に伝染したのですか。これからは、どこにいても、狙われると考えないといけませんね。
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オレは、クロードに抱きしめられながら眠った。
身動きが取れなくて、寝にくかったけれど、ショックを受けた当日くらいはな。
クロードに、クロードと対等に話せる人や、クロードが頼れる人がいたらなー。
オレさえいたら、何もいらない、にはならなかったと思う。
日本以上に、こちらは、友情だけでは、関係が続かないんだと思う。
友情の対価として、利を示すことがなかったクロードは、清廉な精神の持ち主だ。
清廉さ故に、友人を疑わず、友人に追い込まれた。
清廉さだけでは、人の思惑にすり潰されていくばかり。
清廉さ故に、助ける者もいない。
神子様が、特定の誰かと交流があるとの報告に、調査を命じず、神子様が楽しそうで良かったと話していたクロード。
報告をあげた者の聞きたかった返事との相違。
組織の頭に、危機感がないと、下が、頑張っても疲れてしまう。
クロードに、能天気でいる時間は終わったと自覚させることが出来た。
国王陛下とぶつかる前に。
オレは、公爵の伴侶。
オレが、裏で画策したり、立ち回っても、ケレメイン公爵クロードが、変わらなければ、勝機はない。
オレは、最期の瞬間、クロードと一緒にいるぞ。
だから、頑張って、長生きしような?
神子様が会いにいった人物は、クロードが、報告を受けていた人物だった。
捕り物は、騒ぎになって、全員は捕まえられなかった、という。
ほけほけ、と報告を受けるクロードの横で、オレは、キレた。
『上の能天気さが、下に伝染したんじゃないのか?
取り逃がしただと?
騒ぎになったんじゃなく、騒ぎを作り出した協力者がいたんだ、確保しろ。』
と捕縛に行かせたら、もう該当者は、いなくなっていた。
暗殺者と共に、
公爵領内で潜伏先を変えたか、公爵領内から出ていったか。
一網打尽にしなかったから、もう一波乱くるじゃないか。
今度は、今までよりも、本腰入れて殺しに来る。
命を狙われるのは、ストレスが溜まる。
医者は、妹、妹といた仲間を公爵領の外に連れ出した。
医者と一緒にいた連中は、医者がいなくなったとき、暗殺者と合流していたと、オレは、推測している。
狙撃手と暗殺者が、同一人物かどうかは、捕まえた暗殺者に聞いてみるとしよう。
オレが尋問に立ち会うことは、危険だと難色を示されたが、暗殺者を取り逃がした時点で、どこも危険だと言ったら、反論はなかった。
今から、尋問タイム。
身動きが取れなくて、寝にくかったけれど、ショックを受けた当日くらいはな。
クロードに、クロードと対等に話せる人や、クロードが頼れる人がいたらなー。
オレさえいたら、何もいらない、にはならなかったと思う。
日本以上に、こちらは、友情だけでは、関係が続かないんだと思う。
友情の対価として、利を示すことがなかったクロードは、清廉な精神の持ち主だ。
清廉さ故に、友人を疑わず、友人に追い込まれた。
清廉さだけでは、人の思惑にすり潰されていくばかり。
清廉さ故に、助ける者もいない。
神子様が、特定の誰かと交流があるとの報告に、調査を命じず、神子様が楽しそうで良かったと話していたクロード。
報告をあげた者の聞きたかった返事との相違。
組織の頭に、危機感がないと、下が、頑張っても疲れてしまう。
クロードに、能天気でいる時間は終わったと自覚させることが出来た。
国王陛下とぶつかる前に。
オレは、公爵の伴侶。
オレが、裏で画策したり、立ち回っても、ケレメイン公爵クロードが、変わらなければ、勝機はない。
オレは、最期の瞬間、クロードと一緒にいるぞ。
だから、頑張って、長生きしような?
神子様が会いにいった人物は、クロードが、報告を受けていた人物だった。
捕り物は、騒ぎになって、全員は捕まえられなかった、という。
ほけほけ、と報告を受けるクロードの横で、オレは、キレた。
『上の能天気さが、下に伝染したんじゃないのか?
取り逃がしただと?
騒ぎになったんじゃなく、騒ぎを作り出した協力者がいたんだ、確保しろ。』
と捕縛に行かせたら、もう該当者は、いなくなっていた。
暗殺者と共に、
公爵領内で潜伏先を変えたか、公爵領内から出ていったか。
一網打尽にしなかったから、もう一波乱くるじゃないか。
今度は、今までよりも、本腰入れて殺しに来る。
命を狙われるのは、ストレスが溜まる。
医者は、妹、妹といた仲間を公爵領の外に連れ出した。
医者と一緒にいた連中は、医者がいなくなったとき、暗殺者と合流していたと、オレは、推測している。
狙撃手と暗殺者が、同一人物かどうかは、捕まえた暗殺者に聞いてみるとしよう。
オレが尋問に立ち会うことは、危険だと難色を示されたが、暗殺者を取り逃がした時点で、どこも危険だと言ったら、反論はなかった。
今から、尋問タイム。
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