127 / 667
第6章 異世界で公爵の伴侶やってます。溺愛とは、何でしょうか。
127.神子様VS医者、その2。友人関係は、永遠に続きますが、恋人狙いは、恋人になれなかったら、終わるというマウントは、アリですか?
しおりを挟む
医者が、一人で座っている向かい側に。
クロードを真ん中にして、オレと神子様は、左右に座る。
クロードが、着席するなり、医者の目が輝き出した。
「クロード。会いたかったよ。
クロードがいないと、何もかもがうまくいかなくなって、私は、こんなことになってしまった。
どうして、私に黙っていなくなったんだ。
他の人は、ともかく、私とは会ってくれても良かっただろう?
私とクロードの仲じゃないか。
私とクロードは、簡単になしになる付き合いじゃなかっただろう?」
医者は、立て板に水のように話し始めた。
友達に言う台詞かな?
オレの友達に対して、オレは言わないと思う。
神子様は、どう感じているのかな?と、神子様の様子をうかがうと。
神子様は、顔をしかめていた。
「友人の定義が、間違っているよね。」
と神子様。
「神子様は、クロードと、イイ仲でしたから、好きなときに、クロードを独占出来ましたが、私は、クロードを追いかけなくてはならなかったのです。」
と医者。
「イイ仲、イイ仲、うるさいよ。ぼくにヤキモチをやいて、当てこするなんて、可愛くないから。」
と神子様。
うん?
ヤキモチ?
当てこすり?
オレと初めて会った日の医者は、オレに対して、余裕があった。
医者の余裕は、王城に押しかけて、クロードに会いにいっていたからか?
知ったからといっても、何の得にもならない話が、世の中にはあるんだなー。
医者が、クロードと、偶然の出会いをよそおうために、追いかけていたんだったら、執念が怖いぞ。
医者は、滔々と、神子様に語る。
「クロードと私は、本当に仲が良くて。いつも一緒にいたんです。
クロードと私は馬が合うといいますか、気のおけない友人としてずっとやってきました。
神子様は、クロードとは、どうにもならなかったんですね?
イイ仲になっていたのに結ばれないことがあるんですね。
神子様は、クロードの恋人になれませんでしたし、結婚もできませんでしたから、最後は、赤の他人ですよ。
その点、私は友人ですから、心配はいりません。
クロードと私の友情は、永遠ですから。」
と医者。
「友人の方が上だよマウントを実際に聞いたのは、初めて。」
オレは、思わず、心の声を外に出していた。
「続いて、オレが、医者に、伴侶は、友人なんて蹴散らせるよマウントをとる流れかな。
でも、この流れで、マウント合戦に入るのは、気が進まない。」
「あなたは、入ってこなくていいよ。あなたは、マウントの取り方が的外れで、クロードだけが、ウキウキして、終わるから。
ここにきて、クロードの一人勝ちとか、意味不明すぎるよ。」
と神子様。
クロードを真ん中にして、オレと神子様は、左右に座る。
クロードが、着席するなり、医者の目が輝き出した。
「クロード。会いたかったよ。
クロードがいないと、何もかもがうまくいかなくなって、私は、こんなことになってしまった。
どうして、私に黙っていなくなったんだ。
他の人は、ともかく、私とは会ってくれても良かっただろう?
私とクロードの仲じゃないか。
私とクロードは、簡単になしになる付き合いじゃなかっただろう?」
医者は、立て板に水のように話し始めた。
友達に言う台詞かな?
オレの友達に対して、オレは言わないと思う。
神子様は、どう感じているのかな?と、神子様の様子をうかがうと。
神子様は、顔をしかめていた。
「友人の定義が、間違っているよね。」
と神子様。
「神子様は、クロードと、イイ仲でしたから、好きなときに、クロードを独占出来ましたが、私は、クロードを追いかけなくてはならなかったのです。」
と医者。
「イイ仲、イイ仲、うるさいよ。ぼくにヤキモチをやいて、当てこするなんて、可愛くないから。」
と神子様。
うん?
ヤキモチ?
当てこすり?
オレと初めて会った日の医者は、オレに対して、余裕があった。
医者の余裕は、王城に押しかけて、クロードに会いにいっていたからか?
知ったからといっても、何の得にもならない話が、世の中にはあるんだなー。
医者が、クロードと、偶然の出会いをよそおうために、追いかけていたんだったら、執念が怖いぞ。
医者は、滔々と、神子様に語る。
「クロードと私は、本当に仲が良くて。いつも一緒にいたんです。
クロードと私は馬が合うといいますか、気のおけない友人としてずっとやってきました。
神子様は、クロードとは、どうにもならなかったんですね?
イイ仲になっていたのに結ばれないことがあるんですね。
神子様は、クロードの恋人になれませんでしたし、結婚もできませんでしたから、最後は、赤の他人ですよ。
その点、私は友人ですから、心配はいりません。
クロードと私の友情は、永遠ですから。」
と医者。
「友人の方が上だよマウントを実際に聞いたのは、初めて。」
オレは、思わず、心の声を外に出していた。
「続いて、オレが、医者に、伴侶は、友人なんて蹴散らせるよマウントをとる流れかな。
でも、この流れで、マウント合戦に入るのは、気が進まない。」
「あなたは、入ってこなくていいよ。あなたは、マウントの取り方が的外れで、クロードだけが、ウキウキして、終わるから。
ここにきて、クロードの一人勝ちとか、意味不明すぎるよ。」
と神子様。
38
お気に入りに追加
1,680
あなたにおすすめの小説

どうしてこうなった?(ショートから短編枠にしたもの)
エウラ
BL
3歳で魔物に襲われて両親を亡くし、孤児院育ちの黒髪黒目で童顔のノヴァは前世の記憶持ちの異世界転生者だ。現在27歳のCランク冒険者。
魔物に襲われたときに前世の記憶が甦ったが、本人は特にチートもなく平々凡々に過ごしていた。そんなある日、年下22歳の若きSランク冒険者のアビスと一線を越える出来事があり、そこで自分でも知らなかった今世の過去を知ることになり、事態は色々動き出す。
若干ストーカー気味なわんこ系年下冒険者に溺愛される自己評価の低い無自覚美人の話。
*以前ショート専用の枠で書いてましたが話数増えて収拾がつかなくなったので短編枠を作って移動しました。
お手数おかけしますがよろしくお願いいたします。
なお、プロローグ以降、途中まではショートの投稿分をまるっと載せるのでそちらと重複します。ご注意下さい。出来次第投稿する予定です。
こちらはR18には*印付けます。(でも忘れたらすみません)


嫌われものの僕について…
相沢京
BL
平穏な学校生活を送っていたはずなのに、ある日突然全てが壊れていった。何が原因なのかわからなくて気がつけば存在しない扱いになっていた。
だか、ある日事態は急変する
主人公が暗いです

どうも、卵から生まれた魔人です。
べす
BL
卵から生まれる瞬間、人間に召喚されてしまった魔人のレヴィウス。
太った小鳥にしか見えないせいで用無しと始末されそうになった所を、優しげな神官に救われるのだが…

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

実はαだった俺、逃げることにした。
るるらら
BL
俺はアルディウス。とある貴族の生まれだが今は冒険者として悠々自適に暮らす26歳!
実は俺には秘密があって、前世の記憶があるんだ。日本という島国で暮らす一般人(サラリーマン)だったよな。事故で死んでしまったけど、今は転生して自由気ままに生きている。
一人で生きるようになって数十年。過去の人間達とはすっかり縁も切れてこのまま独身を貫いて生きていくんだろうなと思っていた矢先、事件が起きたんだ!
前世持ち特級Sランク冒険者(α)とヤンデレストーカー化した幼馴染(α→Ω)の追いかけっ子ラブ?ストーリー。
!注意!
初のオメガバース作品。
ゆるゆる設定です。運命の番はおとぎ話のようなもので主人公が暮らす時代には存在しないとされています。
バースが突然変異した設定ですので、無理だと思われたらスッとページを閉じましょう。
!ごめんなさい!
幼馴染だった王子様の嘆き3 の前に
復活した俺に不穏な影1 を更新してしまいました!申し訳ありません。新たに更新しましたので確認してみてください!


嫌われ者の長男
りんか
BL
学校ではいじめられ、家でも誰からも愛してもらえない少年 岬。彼の家族は弟達だけ母親は幼い時に他界。一つずつ離れた五人の弟がいる。だけど弟達は岬には無関心で岬もそれはわかってるけど弟達の役に立つために頑張ってるそんな時とある事件が起きて.....
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる