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第6章 異世界で公爵の伴侶やってます。溺愛とは、何でしょうか。
118.『二回も殺されに行く気?見切り発車過ぎるよ?』『すみません。浅はかでした。やり直します。』平民を送り込んできた目的を考えています。
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「神子様とクロードがいたら、ご成婚パレードは、乗り切れるかな?」
「甘すぎる。二回も殺されに行く気?」
と神子様。
「すみません。やり直します。」
オレは、平謝り。
やってみたら、うまくいった、とか、夢のまた夢だな。
命懸けの夢は見ない。
「見切り発車は、協力者がうまくやっているから、成功するんだよ。」
と神子様。
「ごめんなさい。オレが浅はかでした。」
「医者は、大仕事に向かないよ、勘違いしているだけで、根が小市民だから。」
と神子様。
「神子様、人間の理解が深いなー。」
「ぼくは、一年くらい、王侯貴族がいる王城にいたんだよ?
魑魅魍魎の巣窟に。」
と神子様。
「お勤めご苦労さまでした。」
オレは、思わず、言ってしまった。
「まだ、ぼくのお勤めは、終わらせて貰ってないんだよ。」
と神子様。
「ごめん。失言でした。」
「公爵は、狙撃手を探そうとしているよ。」
と神子様。
「狙撃手は、動かないと、こちらからは分からないよな?」
「無駄なら、止めさせなよ。あなたが、言わないと、止められない。」
と神子様。
「クロードに合流するとして、今後、どうするか、だなー。」
「警備が手薄だったんだよね。」
と神子様。
「王侯貴族が入ってくるのを警戒すれば、危険は格段に減ると思ったんだ。
国王陛下からの追加投入を避けるために、水際対策は続行したい。」
「水際対策を緩めれば、内側の混乱に乗じて、刺客が増えるかもね。」
と神子様。
「刺客は、敵だとはっきり分かる。
公爵領内で、暴動を扇動されたら、公爵領民が敵に回るから、それは避けたいな。」
「王侯貴族じゃなく、平民を送り込んできた目的は、公爵領を内側から破壊するため、と考えているんだ?」
と神子様。
「平民を何人捕まえても、平民からじゃ、大元にはたどり着けない。
王都は、ちらっとしか見ていないけれど、職にあぶれた人が、公爵領より目についた。
王都は、公爵領より復興が遅れている。
公爵領の方が豊かだと、聞かされたら、流れてくる人がいると思う。
でも、公爵領は、公爵領民だけで手一杯だ。
外から来た人には、そう見えないだろうけど。
流入してきた、仕事のない王都民は、公爵領でも、王都と同様にあぶれる。
王都から流入してきた王都民は、公爵領に仕事がなくても、王都には戻らないとオレは思う。
流入してきた平民の中に、何人か、扇動者がいれば、復興に向けて取り組んでいる領民が取り込まれる可能性を考えた。」
「時間との戦いだよね。」
と神子様。
「甘すぎる。二回も殺されに行く気?」
と神子様。
「すみません。やり直します。」
オレは、平謝り。
やってみたら、うまくいった、とか、夢のまた夢だな。
命懸けの夢は見ない。
「見切り発車は、協力者がうまくやっているから、成功するんだよ。」
と神子様。
「ごめんなさい。オレが浅はかでした。」
「医者は、大仕事に向かないよ、勘違いしているだけで、根が小市民だから。」
と神子様。
「神子様、人間の理解が深いなー。」
「ぼくは、一年くらい、王侯貴族がいる王城にいたんだよ?
魑魅魍魎の巣窟に。」
と神子様。
「お勤めご苦労さまでした。」
オレは、思わず、言ってしまった。
「まだ、ぼくのお勤めは、終わらせて貰ってないんだよ。」
と神子様。
「ごめん。失言でした。」
「公爵は、狙撃手を探そうとしているよ。」
と神子様。
「狙撃手は、動かないと、こちらからは分からないよな?」
「無駄なら、止めさせなよ。あなたが、言わないと、止められない。」
と神子様。
「クロードに合流するとして、今後、どうするか、だなー。」
「警備が手薄だったんだよね。」
と神子様。
「王侯貴族が入ってくるのを警戒すれば、危険は格段に減ると思ったんだ。
国王陛下からの追加投入を避けるために、水際対策は続行したい。」
「水際対策を緩めれば、内側の混乱に乗じて、刺客が増えるかもね。」
と神子様。
「刺客は、敵だとはっきり分かる。
公爵領内で、暴動を扇動されたら、公爵領民が敵に回るから、それは避けたいな。」
「王侯貴族じゃなく、平民を送り込んできた目的は、公爵領を内側から破壊するため、と考えているんだ?」
と神子様。
「平民を何人捕まえても、平民からじゃ、大元にはたどり着けない。
王都は、ちらっとしか見ていないけれど、職にあぶれた人が、公爵領より目についた。
王都は、公爵領より復興が遅れている。
公爵領の方が豊かだと、聞かされたら、流れてくる人がいると思う。
でも、公爵領は、公爵領民だけで手一杯だ。
外から来た人には、そう見えないだろうけど。
流入してきた、仕事のない王都民は、公爵領でも、王都と同様にあぶれる。
王都から流入してきた王都民は、公爵領に仕事がなくても、王都には戻らないとオレは思う。
流入してきた平民の中に、何人か、扇動者がいれば、復興に向けて取り組んでいる領民が取り込まれる可能性を考えた。」
「時間との戦いだよね。」
と神子様。
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