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第8章 魔法使いのいる世界で、魔力を持たないまま生きていく君へ。
333.マーゴットは、レベッカ・ショアに、レベッカ・ショアの母国ナーシン王国の魔法使いと魔法使いの国ソラニアの関わりを語る。
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「国が、王女殿下を上司に据えた思惑とは別に。
魔法使いと、その後輩は、王女殿下の直属という立場を立身出世の結果だととらえていた。」
とマーゴット。
「魔法使い達は、自身を成功者だと考えて、そのように振る舞い、周りにも、成功者に敬意を払うことを強要した。」
「許されたの?」
とレベッカ・ショア。
「周囲から拒否された、魔法使い達は、高度な魔法技術をいくても披露した。
『魔法使いがいないと、皆、困るんだから、早く態度を改めて、ひれ伏せ。』
と言い出した魔法使い達。」
「上司である王女殿下が、近衛を連れて、説得にきた。」
「この頃、上司である王女殿下は、体調を崩されて伏せられていることが多かった。
魔法使い達は、駆けつけた王女殿下に近衛がついているのを見て、魔法使いを武力で屈伏させる気か、と気色ばみ、王女殿下を囲む近衛に魔法を放った。」
「王女殿下は、魔法使いが放った魔法を相殺したが、その後、体調が悪化して、亡くなられている。」
「亡くなられたの!」
とレベッカ・ショア。
レベッカ・ショアの予想していた世界大戦的な、話じゃなかった。
「亡くなられた王女殿下は、三人目のお子様がお腹の中にいらっしゃったが、そちらも。」
とマーゴット。
「思っていた以上に、重い話だった。」
とレベッカ・ショア。
「まだ、重くなる。」
とマーゴット。
「王女殿下は、2人のお子様を遺された。突然の凶事で遺児になられたお二人は、毎日母親を求めて泣き暮らしていた。」
「優秀な魔法使いだからといって、王女と近衛に魔法を放った魔法使いを無罪放免にして、国におく選択肢は、ナーシン王国にはなかった。
王女殿下が亡くなられ、魔法使いの上司になれる人間は、いなくなった。」
「魔法使いの処刑が決まったが、魔法使いが、魔法で抵抗するので、捕縛もできない。」
「処刑が決まった魔法使いは、『魔法使いの不遇と国と王家が、魔法使いを殺したら、国の損失だ』と魔法を使って、国中に訴えた。」
「ナーシン王国は、大混乱になった。
ナーシン王国の魔法使いは、国と国民のために働くものだと国民は、考えていた。
ナーシン王国で、魔法使いのためだけに魔法を使う魔法使いは、その時までいなかった。」
「『魔法使いは、何をしでかすか分からない。怖いからいてほしくない、どこかにいってほしい。』という国民の嘆願が続々と届いた。」
「魔法使いは、国に搾取されてきたことを国民に訴えたら、周りが反省して、魔法使いが望む待遇を受け入れてくれるようになると考えていた。」
「魔法使いの意図しない方に、どんどん拍車がかかるね。」
とレベッカ・ショア。
「国民からは、魔法使いの追放の機運が高まり、国からは、処刑宣告。」
「魔法使い達は、揃って、ソラニアに逃げた。」
「繋がったね。」
とレベッカ・ショア。
「まだ、ある。」
とマーゴット。
「ソラニアの魔法使いは、ソラニアの外で稼いで、ソラニアでは、魔法使いを謳歌する。
ソラニアに逃げたからといって、
外に稼ぎにいかないと、生活できない、税金も払えない。」
「魔法使い達は、仕事を探したけれど、思い通りの仕事につくことはできなかった。
当時、ナーシン王国の混乱は、全世界から注目を集めていたから、ナーシン王国には、各国の密偵が結集し、国へ情報を持ち帰っていた。
魔法使いは、王女を攻撃し、ナーシン王国から処刑宣告されている、ナーシン王国民。
魔法使いを雇うのは、情報を知らない庶民か、思惑のある人々の二通り。
庶民は、二度目以降は、雇うことを拒む。」
「魔法使い達は、思惑のある人々に、なぜ、仕事が楽に決まらないのか、尋ねた。
『お尋ね者には、お尋ね者の仕事しか来ない。』
と教えられた魔法使い達は、
『真っ当な仕事がしたいなら、お尋ね者じゃなくなればいいんだよ。』
と言われて、ナーシン王国に戻った。」
「戻ったの?」
とレベッカ・ショア。
「王女殿下が亡くなられ、一年は喪に服すと発表したナーシン王国に舞い戻った魔法使い達は、
『魔法使いを不当に搾取した上に、国から追い出しておきながら、いつまでも恨みがましく、指名手配なんかしてくるな。
お望み通りこんな国とは、縁を切ってやるから、指名手配を取り消せ。』
と主張して、魔法を使って、従わせようとした。」
「なんと。」
とレベッカ・ショア。
「魔法使いに抵抗して、魔法を使える人達が、戦いに応じた。
王女殿下の遺児も。」
「弔い合戦だよ、それ。」
とレベッカ・ショア。
「魔法使い達は、自分達の魔法の技を、余すところなく国中に見せつけたため、全土に魔法の被害が拡大した。
ナーシン王国ではなく、ナーシン王国からの難民を恐れた隣国が、ソラニアに要請を出した。」
「魔法使い達は、ソラニアに入って、ソラニアの住人になっていたから、ソラニアの他の魔法使いが、引き取りに来た。」
「ナーシン王国は、魔法使いとの戦いによる被害からの復旧作業が終了すると、国内全土で、魔法非推奨を宣言し、今に至る。」
とマーゴット。
「ソラニアに行った魔法使いは?」
とレベッカ・ショア。
「ソラニアの他の魔法使いの下働きで、一生を終えた。」
とマーゴット。
「魔法に対する拒絶反応の理由を初めて知ったけど。」
とレベッカ・ショア。
「魔法じゃなく、魔法を使えて凄いだろう?という魔法使いへの拒絶なんだね。」
とレベッカ・ショア。
「リートニー教授も、マーゴットもよく知っているよね?」
とレベッカ・ショア。
「当時。ナーシン王国が倒れるか、ナーシン王国から魔法使い排斥の戦争が始まるか、と、世界中から、密偵が集まっていた。
密偵を出せるような家なら、裏も表も知っている。」
とマーゴット。
魔法使いと、その後輩は、王女殿下の直属という立場を立身出世の結果だととらえていた。」
とマーゴット。
「魔法使い達は、自身を成功者だと考えて、そのように振る舞い、周りにも、成功者に敬意を払うことを強要した。」
「許されたの?」
とレベッカ・ショア。
「周囲から拒否された、魔法使い達は、高度な魔法技術をいくても披露した。
『魔法使いがいないと、皆、困るんだから、早く態度を改めて、ひれ伏せ。』
と言い出した魔法使い達。」
「上司である王女殿下が、近衛を連れて、説得にきた。」
「この頃、上司である王女殿下は、体調を崩されて伏せられていることが多かった。
魔法使い達は、駆けつけた王女殿下に近衛がついているのを見て、魔法使いを武力で屈伏させる気か、と気色ばみ、王女殿下を囲む近衛に魔法を放った。」
「王女殿下は、魔法使いが放った魔法を相殺したが、その後、体調が悪化して、亡くなられている。」
「亡くなられたの!」
とレベッカ・ショア。
レベッカ・ショアの予想していた世界大戦的な、話じゃなかった。
「亡くなられた王女殿下は、三人目のお子様がお腹の中にいらっしゃったが、そちらも。」
とマーゴット。
「思っていた以上に、重い話だった。」
とレベッカ・ショア。
「まだ、重くなる。」
とマーゴット。
「王女殿下は、2人のお子様を遺された。突然の凶事で遺児になられたお二人は、毎日母親を求めて泣き暮らしていた。」
「優秀な魔法使いだからといって、王女と近衛に魔法を放った魔法使いを無罪放免にして、国におく選択肢は、ナーシン王国にはなかった。
王女殿下が亡くなられ、魔法使いの上司になれる人間は、いなくなった。」
「魔法使いの処刑が決まったが、魔法使いが、魔法で抵抗するので、捕縛もできない。」
「処刑が決まった魔法使いは、『魔法使いの不遇と国と王家が、魔法使いを殺したら、国の損失だ』と魔法を使って、国中に訴えた。」
「ナーシン王国は、大混乱になった。
ナーシン王国の魔法使いは、国と国民のために働くものだと国民は、考えていた。
ナーシン王国で、魔法使いのためだけに魔法を使う魔法使いは、その時までいなかった。」
「『魔法使いは、何をしでかすか分からない。怖いからいてほしくない、どこかにいってほしい。』という国民の嘆願が続々と届いた。」
「魔法使いは、国に搾取されてきたことを国民に訴えたら、周りが反省して、魔法使いが望む待遇を受け入れてくれるようになると考えていた。」
「魔法使いの意図しない方に、どんどん拍車がかかるね。」
とレベッカ・ショア。
「国民からは、魔法使いの追放の機運が高まり、国からは、処刑宣告。」
「魔法使い達は、揃って、ソラニアに逃げた。」
「繋がったね。」
とレベッカ・ショア。
「まだ、ある。」
とマーゴット。
「ソラニアの魔法使いは、ソラニアの外で稼いで、ソラニアでは、魔法使いを謳歌する。
ソラニアに逃げたからといって、
外に稼ぎにいかないと、生活できない、税金も払えない。」
「魔法使い達は、仕事を探したけれど、思い通りの仕事につくことはできなかった。
当時、ナーシン王国の混乱は、全世界から注目を集めていたから、ナーシン王国には、各国の密偵が結集し、国へ情報を持ち帰っていた。
魔法使いは、王女を攻撃し、ナーシン王国から処刑宣告されている、ナーシン王国民。
魔法使いを雇うのは、情報を知らない庶民か、思惑のある人々の二通り。
庶民は、二度目以降は、雇うことを拒む。」
「魔法使い達は、思惑のある人々に、なぜ、仕事が楽に決まらないのか、尋ねた。
『お尋ね者には、お尋ね者の仕事しか来ない。』
と教えられた魔法使い達は、
『真っ当な仕事がしたいなら、お尋ね者じゃなくなればいいんだよ。』
と言われて、ナーシン王国に戻った。」
「戻ったの?」
とレベッカ・ショア。
「王女殿下が亡くなられ、一年は喪に服すと発表したナーシン王国に舞い戻った魔法使い達は、
『魔法使いを不当に搾取した上に、国から追い出しておきながら、いつまでも恨みがましく、指名手配なんかしてくるな。
お望み通りこんな国とは、縁を切ってやるから、指名手配を取り消せ。』
と主張して、魔法を使って、従わせようとした。」
「なんと。」
とレベッカ・ショア。
「魔法使いに抵抗して、魔法を使える人達が、戦いに応じた。
王女殿下の遺児も。」
「弔い合戦だよ、それ。」
とレベッカ・ショア。
「魔法使い達は、自分達の魔法の技を、余すところなく国中に見せつけたため、全土に魔法の被害が拡大した。
ナーシン王国ではなく、ナーシン王国からの難民を恐れた隣国が、ソラニアに要請を出した。」
「魔法使い達は、ソラニアに入って、ソラニアの住人になっていたから、ソラニアの他の魔法使いが、引き取りに来た。」
「ナーシン王国は、魔法使いとの戦いによる被害からの復旧作業が終了すると、国内全土で、魔法非推奨を宣言し、今に至る。」
とマーゴット。
「ソラニアに行った魔法使いは?」
とレベッカ・ショア。
「ソラニアの他の魔法使いの下働きで、一生を終えた。」
とマーゴット。
「魔法に対する拒絶反応の理由を初めて知ったけど。」
とレベッカ・ショア。
「魔法じゃなく、魔法を使えて凄いだろう?という魔法使いへの拒絶なんだね。」
とレベッカ・ショア。
「リートニー教授も、マーゴットもよく知っているよね?」
とレベッカ・ショア。
「当時。ナーシン王国が倒れるか、ナーシン王国から魔法使い排斥の戦争が始まるか、と、世界中から、密偵が集まっていた。
密偵を出せるような家なら、裏も表も知っている。」
とマーゴット。
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