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第7章 使用人を帯同しない女子寮の秘密
265.スラッルス・トークン。『ヤスさん。俺はあんたにトップになってほしかった。あんたが、他の誰かに膝を折るために、というなら、俺は。』
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バネッサとマーゴットは、タオルやシーツを拝借し、ベリーベリー・イニーの父が使っているであろうベッドに、スラッルス・トークンを寝かせることにした。
スラッルス・トークンの傷の状況を確認するマーゴットとバネッサ。
「内蔵は無事ね。」
とは、バネッサの所見。
「魔法でスパッと斬られている分、傷口からの毒の吸収もない。」
とは、マーゴットの所見。
「これだけの切り傷で、ナイフに毒が塗ってあったら、時間の問題だったわね。」
とバネッサ。
ざくざく刻まれたスラッルス・トークンの枕元で話をする2人の少女。
スラッルス・トークンが、身じろぎした。
「バネッサ。キャスリーヌは、医者、レベッカ・ショアとベリーベリー・イニーと、ベリーベリー・イニーの母親の引率だから、スピード重視じゃない。誘導してほしい。」
とマーゴット。
バネッサは、スラッルス・トークンを見ると、マーゴットに了承の意を伝えて出ていった。
「言いたいことを言いなさい。」
とマーゴット。
「悪い。しくじった。」
とスラッルス・トークン。
「敗因は?」
とマーゴット。
「前世の戦い方を踏襲すればいけると思って、驕っていた。
この世界の魔法を使う戦い方をナメていた。」
とスラッルス・トークン。
「ごめん、マーゴット。
キャスリーヌにも、本当に、ごめん。
俺は、前世の人生経験があるから、余裕だと思って、新しい人生をナメてかかっていたわ。」
とスラッルス・トークン。
「わたしは、自分に黒星をつけたままにはしない。」
とマーゴット。
「ああ。分かっている。俺の侮りが、敗因だ。」
とスラッルス・トークン。
スラッルス・トークンは、思った。
このまま、息を引き取るときのために、マーゴットは看取るつもりでいてくれたのかなー、と。
死ななくても、死にそうになって、作戦を遂行できず、ボスに助けにこさせるなんて、直属の部下が、一番やってはいけない失態だ。
もう、マーゴットの部下はクビだろう、とスラッルス・トークンは覚悟した。
だから。
話しておきたいことを話しておくことにした。
最後になるしなー。
「前世の話なんだけど、聞いてくれねーか?」
とスラッルス・トークン。
「話せば?」
とマーゴット。
「俺の前世は、さっきみたいな連中の1人だった。
家族とうまくいかなくて、彷徨っていたところをヤスさんに拾ってもらった。」
「ヤスさんの下で、人生や業界について、ヤスさんに教わりながら生きていた俺は、ヤスさんだけを見ていた。」
「ヤスさんがいるから、生きてこれたし、ヤスさんのためなら命も惜しくない。
そう思っていた。」
「俺の世界は、ヤスさんが全てで、ヤスさんは、世界一凄いと思っていた。」
「俺は、いつしか夢を見ていた。」
「ヤスさんがトップになる日を。」
「ヤスさんこそが、トップになるのに相応しい。ヤスさんより相応しい人なんかいない、と思っていた。」
「ヤスさんにトップになってほしい。
いつしか、そう考えるようになった俺は、より一層、ヤスさんの下で精力的に活動するようになった。」
「そうこうしているうちに、ヤスさんの右腕とまではいかないが、俺は、それなりのポジションに食い込んだ。」
「俺は、順調だと思っていた。このまま、ヤスさんは、トップになると。」
「毎日、活気があって、楽しかった。
だけどなー。
人生ってものは、禍福はあざなえる縄の如しなんだ。
ヤスさんは、違う人をトップに推した。
ある日。
ヤスさんは、その人をトップにするために、ヤスさんが、信頼している俺に仕事を任せたい、と言ったんだ。」
「結果的に、俺は、ヤスさんの信頼に応えることが出来なかった。
その件で、俺は、ヤスさんの信頼を失い、失脚した。
後は、まあ、泣かず飛ばずな人生だなー。
遠くから、トップを支えるヤスさんを見ていた。
俺の前世は、尻すぼみで終わったが、自分の選択は後悔してねー。
ヤスさんの悔しそうな顔は何度も思い返すけども。
周りが見えて、立ち回りができて、政治が分かってきたら、ヤスさんがトップにならない判断は、妥当だったと頭では理解できるようになった。
ヤスさんの信頼を裏切った愚かさも。
それでも。
それでも、俺は、自分の思いに反することをすることは、出来なかったんだ。
俺は、ヤスさんがトップに立つ姿を見るために、頑張ってきたんだ。
ヤスさんが、誰かに頭を下げたり、膝を折るために、頑張ってきたわけじゃねー。
ヤスさんの信頼に応えたい気持ちもあったが、ヤスさんがトップに立たないと決めたことの方が、俺には苦しかった。」
スラッルス・トークンは、話している間ずっと天井を見ていた。
「そういうことだから。俺は、今世、誰の下にもつかねーか。
トップに立つやつの下につく、と決めていた。」
スラッルス・トークンは、マーゴットを見た。
「気づいたら、マーゴットの部下に志願していたけどなー。人生ってやつは、分からねーなー。」
スラッルス・トークンは、また天井を見た。
「今回は、まあ、あんまりにも、しくじりが酷くて、笑うしかないぐらいだけどなー。」
「最後に、マーゴットに聞いてほしかったんだ。」
「なぜ、最後?」
目をぱちくりさせるマーゴット。
「いや、俺、クビじゃねーのか?」
と恐る恐る聞くスラッルス・トークン。
「何のために?」
とマーゴット。
「大失敗して、マーゴットに黒星を。」
とスラッルス・トークン。
「黒星はまだついていない。つきそうになっただけ。」
マーゴットは、じろりと睨む。
「あ、はい。」
とスラッルス・トークン。
「挽回して、白星にする。わたしは、全戦全勝を突き進む。」
マーゴットは、スラッルス・トークンを見ながら、呼びかける。
「スラッルス・トークン。」
「あ、はい。」
とスラッルス・トークン。
「敗因を突き止めたなら、次は?」
とマーゴット。
「対策して、勝つ。」
とスラッルス・トークン。
スラッルス・トークンの傷の状況を確認するマーゴットとバネッサ。
「内蔵は無事ね。」
とは、バネッサの所見。
「魔法でスパッと斬られている分、傷口からの毒の吸収もない。」
とは、マーゴットの所見。
「これだけの切り傷で、ナイフに毒が塗ってあったら、時間の問題だったわね。」
とバネッサ。
ざくざく刻まれたスラッルス・トークンの枕元で話をする2人の少女。
スラッルス・トークンが、身じろぎした。
「バネッサ。キャスリーヌは、医者、レベッカ・ショアとベリーベリー・イニーと、ベリーベリー・イニーの母親の引率だから、スピード重視じゃない。誘導してほしい。」
とマーゴット。
バネッサは、スラッルス・トークンを見ると、マーゴットに了承の意を伝えて出ていった。
「言いたいことを言いなさい。」
とマーゴット。
「悪い。しくじった。」
とスラッルス・トークン。
「敗因は?」
とマーゴット。
「前世の戦い方を踏襲すればいけると思って、驕っていた。
この世界の魔法を使う戦い方をナメていた。」
とスラッルス・トークン。
「ごめん、マーゴット。
キャスリーヌにも、本当に、ごめん。
俺は、前世の人生経験があるから、余裕だと思って、新しい人生をナメてかかっていたわ。」
とスラッルス・トークン。
「わたしは、自分に黒星をつけたままにはしない。」
とマーゴット。
「ああ。分かっている。俺の侮りが、敗因だ。」
とスラッルス・トークン。
スラッルス・トークンは、思った。
このまま、息を引き取るときのために、マーゴットは看取るつもりでいてくれたのかなー、と。
死ななくても、死にそうになって、作戦を遂行できず、ボスに助けにこさせるなんて、直属の部下が、一番やってはいけない失態だ。
もう、マーゴットの部下はクビだろう、とスラッルス・トークンは覚悟した。
だから。
話しておきたいことを話しておくことにした。
最後になるしなー。
「前世の話なんだけど、聞いてくれねーか?」
とスラッルス・トークン。
「話せば?」
とマーゴット。
「俺の前世は、さっきみたいな連中の1人だった。
家族とうまくいかなくて、彷徨っていたところをヤスさんに拾ってもらった。」
「ヤスさんの下で、人生や業界について、ヤスさんに教わりながら生きていた俺は、ヤスさんだけを見ていた。」
「ヤスさんがいるから、生きてこれたし、ヤスさんのためなら命も惜しくない。
そう思っていた。」
「俺の世界は、ヤスさんが全てで、ヤスさんは、世界一凄いと思っていた。」
「俺は、いつしか夢を見ていた。」
「ヤスさんがトップになる日を。」
「ヤスさんこそが、トップになるのに相応しい。ヤスさんより相応しい人なんかいない、と思っていた。」
「ヤスさんにトップになってほしい。
いつしか、そう考えるようになった俺は、より一層、ヤスさんの下で精力的に活動するようになった。」
「そうこうしているうちに、ヤスさんの右腕とまではいかないが、俺は、それなりのポジションに食い込んだ。」
「俺は、順調だと思っていた。このまま、ヤスさんは、トップになると。」
「毎日、活気があって、楽しかった。
だけどなー。
人生ってものは、禍福はあざなえる縄の如しなんだ。
ヤスさんは、違う人をトップに推した。
ある日。
ヤスさんは、その人をトップにするために、ヤスさんが、信頼している俺に仕事を任せたい、と言ったんだ。」
「結果的に、俺は、ヤスさんの信頼に応えることが出来なかった。
その件で、俺は、ヤスさんの信頼を失い、失脚した。
後は、まあ、泣かず飛ばずな人生だなー。
遠くから、トップを支えるヤスさんを見ていた。
俺の前世は、尻すぼみで終わったが、自分の選択は後悔してねー。
ヤスさんの悔しそうな顔は何度も思い返すけども。
周りが見えて、立ち回りができて、政治が分かってきたら、ヤスさんがトップにならない判断は、妥当だったと頭では理解できるようになった。
ヤスさんの信頼を裏切った愚かさも。
それでも。
それでも、俺は、自分の思いに反することをすることは、出来なかったんだ。
俺は、ヤスさんがトップに立つ姿を見るために、頑張ってきたんだ。
ヤスさんが、誰かに頭を下げたり、膝を折るために、頑張ってきたわけじゃねー。
ヤスさんの信頼に応えたい気持ちもあったが、ヤスさんがトップに立たないと決めたことの方が、俺には苦しかった。」
スラッルス・トークンは、話している間ずっと天井を見ていた。
「そういうことだから。俺は、今世、誰の下にもつかねーか。
トップに立つやつの下につく、と決めていた。」
スラッルス・トークンは、マーゴットを見た。
「気づいたら、マーゴットの部下に志願していたけどなー。人生ってやつは、分からねーなー。」
スラッルス・トークンは、また天井を見た。
「今回は、まあ、あんまりにも、しくじりが酷くて、笑うしかないぐらいだけどなー。」
「最後に、マーゴットに聞いてほしかったんだ。」
「なぜ、最後?」
目をぱちくりさせるマーゴット。
「いや、俺、クビじゃねーのか?」
と恐る恐る聞くスラッルス・トークン。
「何のために?」
とマーゴット。
「大失敗して、マーゴットに黒星を。」
とスラッルス・トークン。
「黒星はまだついていない。つきそうになっただけ。」
マーゴットは、じろりと睨む。
「あ、はい。」
とスラッルス・トークン。
「挽回して、白星にする。わたしは、全戦全勝を突き進む。」
マーゴットは、スラッルス・トークンを見ながら、呼びかける。
「スラッルス・トークン。」
「あ、はい。」
とスラッルス・トークン。
「敗因を突き止めたなら、次は?」
とマーゴット。
「対策して、勝つ。」
とスラッルス・トークン。
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