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第7章 使用人を帯同しない女子寮の秘密

244.ベリーベリー・イニー。ベリーベリー・イニーの元友達、レベッカ・ショアの二度目ましてさんであるナンシー・ボーンの母からの相談。

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レベッカ・ショアが、問いただしたところ、二度目まして、は、あやふやに笑うばかりで答えなかった。

3人の女子学生のうちの1人は。
「違いますよー。」
と言っていた。

レベッカ・ショアは、ベリーベリー・イニーと所属クラスが違ったので、この3人の言うことが本当か嘘か、判断がつかない。

「はっきりしないから、私は、自分で確かめる。」
とレベッカ・ショア。

レベッカ・ショアがきっぱりと言い切ると、二度目まして、は体をびくっとさせて、残りの3人は、むすっとした。


その後、日を分けて、キャスリーヌとベリーベリー・イニーに確認したレベッカ・ショアは、確認できて、満足していた。



風雲急を告げる。

発端は、ベリーベリー・イニーがされた頼まれごとだった。


ベリーベリー・イニーは、自宅通学をしている。

誰かに誘われて、ベリーベリー・イニーも乗り気だったら、一緒に帰ったりもするが、だいたい、通学は、1人だ。

入学当初。
新入生平民クラスの平民は、貴族の3人娘の対応でバラバラになった。

ベリーベリー・イニーは、平民寮の寮生の女子学生に友達辞める宣言をしたこともあって、
平民寮の寮生には嫌がられ、
自宅通学組には、クセが強そうだと遠巻きにされていた。

マーゴット、キャスリーヌ、バネッサと仲良くなってから、他の人とも話をするようになったけれど。

ベリーベリー・イニーにとって、新しく話すようになった人は、どうしても話をしたい人というわけじゃない。

だから。
最近、また、遠巻きにされだしたので、そういう時期かな?と認識している。

集団心理を追いかける気はベリーベリー・イニーには、ない。



ある日の放課後。
ベリーベリー・イニーの元に相談に訪れた人物がいた。

ベリーベリー・イニーが、久しぶり会った、その人はくたびれていた。
その人は、帰宅したベリーベリー・イニーの顔を見て、飛びつくように聞いてきた。

ベリーベリー・イニーが、元友達と言い切り、レベッカ・ショアが二度目ましてさん、と呼ぶ少女ナンシー・ボーン。
そのナンシーの母が、ベリーベリー・イニーの家にいた。
珍しいこともあるもんだ、とベリーベリー・イニーは思った。

「うちのナンシー、学校でどう?」
とナンシー母。

「ナンシーとは、学園で一緒にいたことがありません。
授業もかぶっていません。
私が選択している授業では見てません。」
とベリーベリー・イニー。

「全然?」
とナンシー母。

「はい。平民クラスの初日と、その翌日を除いて、ナンシーと、学園では、会ったことはないです。」
とベリーベリー・イニー。

「ナンシーは、1週間に1度、寮から帰ってきていたの。」
とナンシー母。

「最初のうちは、毎回、ナンシーは、学園を楽しみに登校していたのに。」
てナンシー母。

「楽しみにしていた学園に行き渋るようになって。

このところ学園を休んでいるの。

だから、学園で何かあったのか、と思って。

もし、何か分かったら、教えて。」
と言って、ナンシー母は帰った。


その後。
暫くして。

ベリーベリー・イニーは、学校帰りにナンシー母を見かけたので、聞いてみた。

「最近、ナンシーは?」

「寮生のお友達が、外出許可をとって、毎朝ナンシーを迎えに来てくれてるようになったのよ。

お陰で、ナンシーも学園に行っているわ。

学園から帰ってきたら、ぐったりしているけれど。」
と、ナンシー母は、ほっとしていた。
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