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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!

1375.金髪碧眼の鬼と【神々の子どもたち】の話題を出すために、皇弟殿下の側近2人とサブリーとユージュアルが席を立ったのは?

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【神々の子どもたち】については、秘されている情報が少なくない。

オープンにしてよい情報もよくない情報もある。

金髪碧眼の鬼の存在は、世界中に公表しないが、隠し通すこともない。

【神々の子どもたち】に隠されている状態から脱した途端に、存在が際立つなら。

金髪碧眼の鬼に、自身が生きていける場所を探させる必要がある。

金髪碧眼の鬼を外に出した以上、ガランと皇国で、オープンにして良い情報とダメな情報の見極めて、共有する情報は共有していくことになる。

しかし。
【神々の子どもたち】の四肢を取り込んだ人間が鬼化して鬼の能力を身につけたというような情報を共有する面子は、絞りこむ必要がある。

ハーマルとフィリスと、フィリスの婚約者の皇弟殿下は、旧家の中でも、創世の十傑のうちの二家だが、皇弟殿下の側近2人の家とサブリーとユージュアルの家は、創世の十傑に含まれていない。

だから、4人は、話し合いの前に席を立った。

創世の十傑とそれ以外。

旧家の中でも、きっちり扱いが分かれている。

創世の十傑は、この世界の始まりから続いている家だけあって、世界の裏表以上の部分にも踏み込んできた。

世界の在り方について、理想を語るのではなく、真面目に考えて実行に移してきた家々が、創世の十傑だ。

【神々の子どもたち】の四肢を取り込んで、鬼化した人間の話題は、創世の十傑が取り上げる題材だ。

創世の十傑で話題にした後、他の旧家にも話題としておろしていく。

【神々の子どもたち】の話題は、神経を研ぎ澄まして話す必要がある話題だ。

【神々の子どもたち】が還られてしまったから。

【神々の子どもたち】に言及する発言をした場合に、どこで誰に何が起きるか、誰にも分からなくなってしまった。

当事者であるフィリスとフィリスの婚約者の皇弟殿下を中心に話題を展開していくのが、一番、問題を回避しやすそうだ、とハーマルはふんでいる。

ハーマルは、金髪碧眼の鬼が【神々の子どもたち】について発言する機会には、細心の注意を払う必要がある、と考えていた。

【神々の子どもたち】を人の住む世界におろし、人の世界から引き上げさせた何かが、金髪碧眼の鬼の存在を好意的に受け入れるかどうか、誰にも分からないからだ。

金髪碧眼の鬼は、旧家の出身ではないので、【神々の子どもたち】に関する教養がない。

人として生きてきた自分の視点で、【神々の子どもたち】について語ることは、問題を引き起こすかどうかということも、何も分かっていない。
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