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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!

1347.ボクの相棒、布妖怪オリベにハンティア王国でしか体験できないことができる隠れた名所がないか、聞いてみたの。

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ボク達は、お仕事ではなく、遊ぶから、ハンティア王国の用意した場所で宿泊しないの。

ボク自身に、ハンティア王国から狙われなくなったという確証もないうちは、用心するの。

ボクは、魅了なんて使ったことがないけれど、ハンティア王国から、いつ何時、難癖をつけられるか分からないんだもの。

私服に着替えたボクは、布妖怪オリベを呼んだの。

「オリベ、ボクと一緒に観光するの。」

「フィリス、お仕事に来たんじゃなかった?」
と布妖怪オリベ。

「ボク達は、お仕事に来たのだけど、ハンティア王国はボク達にお仕事をさせたくないの。

だから、ボク達、時間を有意義に使うの。

まずは、ハンティア王国を観光することにしたの。

観光したら、次はどこで遊ぶか決めるの。」

「フィリスの言う観光と遊びは違うの?」
と布妖怪オリベ。

「観光は、あるものを見るの。遊びはこれから考えるの。」

「遊びは、楽しいのが一番。」
と布妖怪オリベ。

「ボクは、なかなか一緒にいられないオリベと一緒に観光して遊ぶことにしたの。」

「私はフィリスの相棒だからね。」
と布妖怪オリベ。

ハーマルお兄様とサブリーとユージュアルも私服に着替えたの。

「観光だから、ハンティア王国にしかないような場所に行こう。」
とサブリー。

「ハンティア王国でしかできない体験をしたいよなあ。」
とユージュアル。

「一般的でない珍しい観光名所?さすがに、聞いたことがない。
フィリス、オリベにオススメがないか聞いてみてくれる?」
とハーマルお兄様。

「オリベ。ボク達が楽しめる観光名所を教えてほしいの。」

オリベは、縦になったり、横になったりしながら、考えてくれたの。

「ハンティア王国に、私以外の妖怪が住んでいたんだけど、会いに行く?」
とオリベ。

「妖怪の住んでいるところが観光名所なのかしら?

それとも妖怪が観光名所かしら?」

「どっちでもあるわ。」
と布妖怪オリベ。

「面白そう。」
とユージュアル。

「行きたい、行きたい。どうやって行く?」
とサブリー。

「オリベ。出入りするときに、襲撃されても反撃できそうな場所はあるかしら?」

「4人とも、私が包んで連れていくから、私が襲撃されたら、どんどん反撃して。

本来、人間がいない場所だから、人間を見つけたら攻撃される前に、やっつけて捨てたらいいわ。」
と布妖怪オリベ。

「「「人間がいない?」」」
とハーマルお兄様とサブリーとユージュアルが、声を揃えたの。

「オリベ。オリベが案内してくれようとしている場所は、人間が入ってもいいところかしら?」

「人間が入ったら、問題無用で退治されたりしない場所がいい。」
とハーマルお兄様。

「人間を連れて行ったことはまだないからね。」
と布妖怪オリベ。

「初踏破かあ。」
とユージュアル。

「未体験ゾーン、行っちゃう?」
とサブリー。

「安全かどうかは、行ってみたら分かるわよ?」
と布妖怪オリベ。
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