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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!
1310.サブリーとレイモンドによれば、箱をかぶせていない教職員が襲ってきた、ということなの。操られていたのか、暗示をうけていたのか。
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「箱をかぶせ終わった教職員は、動かなかったんだけど、まだかぶせていない教職員が、急に攻撃してきた。」
とサブリー。
「教職員の攻撃の型は、学生が使っている型とは違う。
まともに騎士学校を卒業した騎士が習得している剣術だと思う。
実戦的な動きだった。」
とレイモンド。
「脅し、かしら?」
ボクは、一抹の希望を持ちたくて、サブリーとレイモンドに確認したの。
「全員が、一斉に、俺達の急所に狙いを定め、次の瞬間には攻撃に移っていた。
脅しと言うのは、無理があると思う。」
とレイモンド。
「騎士学校の教職員のうち、箱をかぶっていなかった者は、近衛のサブリーとレイモンドに剣を向けただけでなく、仕留めようと動いたのかしら?」
「動きだけを見て判断すると、仕留めにきていた。」
とサブリー。
「動きだけ?動き以外に何が起きた?」
とダンシェル。
「何も起きなかった。」
とサブリー。
「どういうことかしら?」
「無気力なまま、攻撃してきたんだ。
攻撃したいからしているのか
攻撃したくないけれど、攻撃させられているのか。
何も自覚のないまま攻撃しているのか。
意思の有無を読み取るよりも先に、退避したから、そのあたりは分からない。」
とレイモンド。
「暗示かもしれないけど、操られているのかもしれない。」
とサブリー。
暗示なら、攻撃する意思があって、攻撃してきた、ということなの。
操られていたら、両方の可能性があるの。
「教職員の標的は、サブリーとレイモンドに固定しているのかしら?」
「俺達が、俺達だと認識して攻撃してきたのか、目の前にいるから攻撃するのか、までは、分からなかった。」
とレイモンド。
この建物に仕掛けをした者は、ボク達が解決のために色々動くことを見越して、何重にも罠を仕掛けたの。
騎士学校の教職員のうち、サブリーとレイモンドに攻撃を加えた者と、剣を突きつけた者には、どんな未来も、もうこないの。
騎士による自国の貴族子弟に対する攻撃は、騎士が正気であろうとなかろうと、厳罰なの。
攻撃した騎士を止めなかった同僚の騎士も、無罪放免にはならないの。
無気力にさせられていたから、教職員の同僚を止めることができなかった、と自己弁護しても、認められないの。
操られている状態で、騎士が自国の貴族子弟に危害を加えることを咎めないと認めると、コーハ王国の騎士は次々と操られてしまうもの。
操られていようがいまいが、騎士が、自国の貴族階級へ刃を向けたらダメなの。
操られないように抵抗するか、操られないような状態になるか。
操られる前に、危険を訴えるか。
操られたと自己申告するか。
騎士は、戦闘職なの。
戦闘職は、待遇がいいの。
なぜ、待遇がいいかというと。
待遇を良くするだけの理由があるからなの。
ボクが、今、するべきことは一つなの。
とサブリー。
「教職員の攻撃の型は、学生が使っている型とは違う。
まともに騎士学校を卒業した騎士が習得している剣術だと思う。
実戦的な動きだった。」
とレイモンド。
「脅し、かしら?」
ボクは、一抹の希望を持ちたくて、サブリーとレイモンドに確認したの。
「全員が、一斉に、俺達の急所に狙いを定め、次の瞬間には攻撃に移っていた。
脅しと言うのは、無理があると思う。」
とレイモンド。
「騎士学校の教職員のうち、箱をかぶっていなかった者は、近衛のサブリーとレイモンドに剣を向けただけでなく、仕留めようと動いたのかしら?」
「動きだけを見て判断すると、仕留めにきていた。」
とサブリー。
「動きだけ?動き以外に何が起きた?」
とダンシェル。
「何も起きなかった。」
とサブリー。
「どういうことかしら?」
「無気力なまま、攻撃してきたんだ。
攻撃したいからしているのか
攻撃したくないけれど、攻撃させられているのか。
何も自覚のないまま攻撃しているのか。
意思の有無を読み取るよりも先に、退避したから、そのあたりは分からない。」
とレイモンド。
「暗示かもしれないけど、操られているのかもしれない。」
とサブリー。
暗示なら、攻撃する意思があって、攻撃してきた、ということなの。
操られていたら、両方の可能性があるの。
「教職員の標的は、サブリーとレイモンドに固定しているのかしら?」
「俺達が、俺達だと認識して攻撃してきたのか、目の前にいるから攻撃するのか、までは、分からなかった。」
とレイモンド。
この建物に仕掛けをした者は、ボク達が解決のために色々動くことを見越して、何重にも罠を仕掛けたの。
騎士学校の教職員のうち、サブリーとレイモンドに攻撃を加えた者と、剣を突きつけた者には、どんな未来も、もうこないの。
騎士による自国の貴族子弟に対する攻撃は、騎士が正気であろうとなかろうと、厳罰なの。
攻撃した騎士を止めなかった同僚の騎士も、無罪放免にはならないの。
無気力にさせられていたから、教職員の同僚を止めることができなかった、と自己弁護しても、認められないの。
操られている状態で、騎士が自国の貴族子弟に危害を加えることを咎めないと認めると、コーハ王国の騎士は次々と操られてしまうもの。
操られていようがいまいが、騎士が、自国の貴族階級へ刃を向けたらダメなの。
操られないように抵抗するか、操られないような状態になるか。
操られる前に、危険を訴えるか。
操られたと自己申告するか。
騎士は、戦闘職なの。
戦闘職は、待遇がいいの。
なぜ、待遇がいいかというと。
待遇を良くするだけの理由があるからなの。
ボクが、今、するべきことは一つなの。
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