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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!
1290.魔法が使いたいという怨霊にボクは。『怨霊。魔法を教えてくれる、という者が、怨霊の前に現れても、教えてもらわないようにするの。』
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ダンシェル、ロウウェル、レイモンドが、観察している間。
「貴族は、魔法が主体だから、呪術を見る機会が少ないの。
ボク達という指導者がいるときに呪術を見る機会に恵まれてよかったの。」
「貴族は、魔法が使えるんだ?いいな。いいな。」
と怨霊。
「貴族は、魔法が使えるようになるまで努力するという方が正しいかしら。
良い土に良い種を蒔いて、よい環境において世話をすると芽が出るの。」
ボクは、怨霊をなだめていたの。
「魔法使いたい。
魔法を習いたい。
魔法理論を知って、魔法を使えるようになる。」
と怨霊。
「怨霊。
魔法理論は、魔法の実技を学ぶんじゃないの。」
「何を学ぶ?」
と怨霊。
「魔法に関する学術的な事柄や歴史など、魔法に関することを網羅するの。」
「魔法に関する知識の学問?」
と怨霊。
「学問も含むの。」
「学問以外って何?」
と怨霊。
「魔法の事例も学ぶの。」
「知識を身に着けたら、魔法を使えるようになる?」
とわくわくする怨霊。
「魔法の素養があったら、魔法を使いこなせるまで練習するの。
怨霊が魔法を使えるようになるかどうかについて、ボクには、なんとも言えないの。」
「魔法は使えるようになるまで大変なんだ?
想像力でなんとかならない?」
と怨霊。
「想像力が魔法理論に基づいて展開されたなら、使えるようになるかもしれないけれど、怨霊は、独自に魔法理論を構築する必要が出てくると思うの。」
「応用じゃなくて?」
と怨霊。
「怨霊の想像力は、この世界にないものなの。
この世界にないものをこの世界の魔法理論にねじ込むことになるから、応用ではきかないの。
怨霊は、全く新しい魔法理論を作り出すことになるの。
怨霊が作り出した魔法理論は、怨霊の想像力が土台になるから、他の者には使えないの。」
「弟子をとっても教えられないんだ?」
とがっかりする怨霊。
「怨霊と全く同じ思考パターンの人でも、想像力という分野においては、怨霊とおそろいにはならないんじゃないかしら?」
「魔法がある異世界に来たのに。
学生を弟子にとったら、卒業した学生が遊びに来てくれると思った。」
と怨霊は、残念がったの。
「魔法理論は、国や貴族の家によって、差異があるものなの。
魔法理論は、その貴族の家が受け継ぐ無形の財産なの。
家の外に漏らさないものだから、怨霊に魔法を教える者がいたら、怨霊は、教わらないようにしないといけないの。
その者は、貴族ではないか、企んでいる貴族なの。」
「企み?」
と怨霊。
「家の秘密である魔法理論を怨霊が知っているのは、おかしい、と誰かに難癖つけられたら、教えてもらったと抗弁しても、怨霊は勝てないの。
怨霊は、勝てなかったら、祓われるだけでなく、怨霊に秘密を漏らしたとされる誰かが槍玉に上がり、その者は処分されてしまうの。」
「怖い、怖い!」
と怨霊。
「家督争いで、誰かを引きずり落とすときに使われることがある方法だから、怨霊は、巻き込まれないようにするの。」
「総司令は、なんで、俺にその手口を教えてくれた?」
と怨霊。
「怨霊。この手口で巻き込まれるのは、この世界の常識を知らない異世界転生者か、異世界転移者がダントツなの。」
巻き込まれら、異世界転生者も異世界転移者も、助からないことがほとんどなの。
ボク、思いやりに溢れた怨霊には、巻き込まれてほしくないの。
「貴族は、魔法が主体だから、呪術を見る機会が少ないの。
ボク達という指導者がいるときに呪術を見る機会に恵まれてよかったの。」
「貴族は、魔法が使えるんだ?いいな。いいな。」
と怨霊。
「貴族は、魔法が使えるようになるまで努力するという方が正しいかしら。
良い土に良い種を蒔いて、よい環境において世話をすると芽が出るの。」
ボクは、怨霊をなだめていたの。
「魔法使いたい。
魔法を習いたい。
魔法理論を知って、魔法を使えるようになる。」
と怨霊。
「怨霊。
魔法理論は、魔法の実技を学ぶんじゃないの。」
「何を学ぶ?」
と怨霊。
「魔法に関する学術的な事柄や歴史など、魔法に関することを網羅するの。」
「魔法に関する知識の学問?」
と怨霊。
「学問も含むの。」
「学問以外って何?」
と怨霊。
「魔法の事例も学ぶの。」
「知識を身に着けたら、魔法を使えるようになる?」
とわくわくする怨霊。
「魔法の素養があったら、魔法を使いこなせるまで練習するの。
怨霊が魔法を使えるようになるかどうかについて、ボクには、なんとも言えないの。」
「魔法は使えるようになるまで大変なんだ?
想像力でなんとかならない?」
と怨霊。
「想像力が魔法理論に基づいて展開されたなら、使えるようになるかもしれないけれど、怨霊は、独自に魔法理論を構築する必要が出てくると思うの。」
「応用じゃなくて?」
と怨霊。
「怨霊の想像力は、この世界にないものなの。
この世界にないものをこの世界の魔法理論にねじ込むことになるから、応用ではきかないの。
怨霊は、全く新しい魔法理論を作り出すことになるの。
怨霊が作り出した魔法理論は、怨霊の想像力が土台になるから、他の者には使えないの。」
「弟子をとっても教えられないんだ?」
とがっかりする怨霊。
「怨霊と全く同じ思考パターンの人でも、想像力という分野においては、怨霊とおそろいにはならないんじゃないかしら?」
「魔法がある異世界に来たのに。
学生を弟子にとったら、卒業した学生が遊びに来てくれると思った。」
と怨霊は、残念がったの。
「魔法理論は、国や貴族の家によって、差異があるものなの。
魔法理論は、その貴族の家が受け継ぐ無形の財産なの。
家の外に漏らさないものだから、怨霊に魔法を教える者がいたら、怨霊は、教わらないようにしないといけないの。
その者は、貴族ではないか、企んでいる貴族なの。」
「企み?」
と怨霊。
「家の秘密である魔法理論を怨霊が知っているのは、おかしい、と誰かに難癖つけられたら、教えてもらったと抗弁しても、怨霊は勝てないの。
怨霊は、勝てなかったら、祓われるだけでなく、怨霊に秘密を漏らしたとされる誰かが槍玉に上がり、その者は処分されてしまうの。」
「怖い、怖い!」
と怨霊。
「家督争いで、誰かを引きずり落とすときに使われることがある方法だから、怨霊は、巻き込まれないようにするの。」
「総司令は、なんで、俺にその手口を教えてくれた?」
と怨霊。
「怨霊。この手口で巻き込まれるのは、この世界の常識を知らない異世界転生者か、異世界転移者がダントツなの。」
巻き込まれら、異世界転生者も異世界転移者も、助からないことがほとんどなの。
ボク、思いやりに溢れた怨霊には、巻き込まれてほしくないの。
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