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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!
1229.リッチェルが、サブリーに告白したの。『他の誰かにサブリーの隣を譲る気はないよ。』
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「貴族学校で、フィリスに迫った公爵子息は、第2王子派閥と第3王子派閥の危機的状況を打破するために、近衛別働隊を利用しようとしたよね?」
とリッチェル。
「失礼極まりなかったの。」
「本当にね。
近衛別働隊を利用しようとした公爵子息は、派閥内の学生のうち、現状に甘んじている学生は切り捨てて、公爵子息の考えに賛同した学生だけを選んで、側に残していたよ。
本来の派閥のあり方は、トップが、派閥内で選り好みをするんじゃなく、まとめて、全体を引き上げるものなのに。」
とリッチェル。
「派閥のトップの公爵子息が、派閥のまとめ上げを諦めて、選別することを良しとしていた。
派閥のトップに立つ責任を教わらなかったのか、経験が足りずにできなかったのか。」
とアラン。
「これから、指導してはいくけれどね。
貴族学校の学生の第2王子派閥と第3王子派閥は、現在、派閥として正常に機能していない。」
とリッチェル。
「ボクも、今日、現状を理解したの。
その状況をふまえて、アラン、バージニはユージュアルを、リッチェルはサブリーを口説きたいのかしら?
真剣に。」
ボクの隣にいるサブリーとユージュアルの緊張が高まる。
「そうだよ。」
とリッチェル。
「心情の変化かしら?状況の変化かしら?」
「状況の変化だよ。俺はね。」
とリッチェル。
ボクの隣にサブリーは、ひくり、と体をびくつかせたの。
「俺への気持ちは、ない?」
とリッチェルに確認するサブリー。
「俺の気持ちは、変わらないよ。
今まで自覚していなかったけど、今日は自覚したかな。」
とリッチェル。
「何を?いや、待って。やっぱり、いい。俺は聞かない。」
とサブリー。
「聞いてもらうよ、サブリー。
派閥がずっと機能しているなら、俺は、派閥の決定に変わらず従っていたよ。
派閥は、俺からの情報と俺の働きを求めても、俺からの求めには、お茶を濁すどころか、対応する気がないことを、今日は確信したから、俺は行動に出ることにした。
元々、派閥内で重要視されてはこなかったけれど。
重要視していないことを隠しもしない奴らがサブリーに近づくのを黙って見ているのは、気分が悪くてね。
サブリーの愛おしさを知らない奴らが、サブリーにまとわりつくのを永遠に止めさせたいと思ったんだよ。」
とリッチェル。
「永遠!永遠に?」
とサブリー。
「そうだよ。
俺は、サブリーの良さを知らないやつらを、永遠にサブリーに近づけたくない。」
とリッチェル。
「そんなの、無理だろ?」
とサブリー。
「サブリーと俺がいることを当たり前にして、俺とサブリーの間には、誰も入らせない。」
とリッチェル。
「ええ!急にそんなことを言われても。」
とサブリー。
「サブリーが俺といることを心地よいと感じて、一緒にいたいとサブリーが思ってくれるようになるまで、時間をかけるけれど、他の誰かに、サブリーの隣を譲る気はないよ。」
とリッチェル。
とリッチェル。
「失礼極まりなかったの。」
「本当にね。
近衛別働隊を利用しようとした公爵子息は、派閥内の学生のうち、現状に甘んじている学生は切り捨てて、公爵子息の考えに賛同した学生だけを選んで、側に残していたよ。
本来の派閥のあり方は、トップが、派閥内で選り好みをするんじゃなく、まとめて、全体を引き上げるものなのに。」
とリッチェル。
「派閥のトップの公爵子息が、派閥のまとめ上げを諦めて、選別することを良しとしていた。
派閥のトップに立つ責任を教わらなかったのか、経験が足りずにできなかったのか。」
とアラン。
「これから、指導してはいくけれどね。
貴族学校の学生の第2王子派閥と第3王子派閥は、現在、派閥として正常に機能していない。」
とリッチェル。
「ボクも、今日、現状を理解したの。
その状況をふまえて、アラン、バージニはユージュアルを、リッチェルはサブリーを口説きたいのかしら?
真剣に。」
ボクの隣にいるサブリーとユージュアルの緊張が高まる。
「そうだよ。」
とリッチェル。
「心情の変化かしら?状況の変化かしら?」
「状況の変化だよ。俺はね。」
とリッチェル。
ボクの隣にサブリーは、ひくり、と体をびくつかせたの。
「俺への気持ちは、ない?」
とリッチェルに確認するサブリー。
「俺の気持ちは、変わらないよ。
今まで自覚していなかったけど、今日は自覚したかな。」
とリッチェル。
「何を?いや、待って。やっぱり、いい。俺は聞かない。」
とサブリー。
「聞いてもらうよ、サブリー。
派閥がずっと機能しているなら、俺は、派閥の決定に変わらず従っていたよ。
派閥は、俺からの情報と俺の働きを求めても、俺からの求めには、お茶を濁すどころか、対応する気がないことを、今日は確信したから、俺は行動に出ることにした。
元々、派閥内で重要視されてはこなかったけれど。
重要視していないことを隠しもしない奴らがサブリーに近づくのを黙って見ているのは、気分が悪くてね。
サブリーの愛おしさを知らない奴らが、サブリーにまとわりつくのを永遠に止めさせたいと思ったんだよ。」
とリッチェル。
「永遠!永遠に?」
とサブリー。
「そうだよ。
俺は、サブリーの良さを知らないやつらを、永遠にサブリーに近づけたくない。」
とリッチェル。
「そんなの、無理だろ?」
とサブリー。
「サブリーと俺がいることを当たり前にして、俺とサブリーの間には、誰も入らせない。」
とリッチェル。
「ええ!急にそんなことを言われても。」
とサブリー。
「サブリーが俺といることを心地よいと感じて、一緒にいたいとサブリーが思ってくれるようになるまで、時間をかけるけれど、他の誰かに、サブリーの隣を譲る気はないよ。」
とリッチェル。
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