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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!
1246.デヒルお兄様とハーマルお兄様、マーゴットとボク。4人の相棒が勢揃いして、ワイズを調査したの。
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「グルリダ・ローバウルに入れ知恵をした者は、グルリダ・ローバウルの側にいる、印象の薄い髪の長い女、が最有力候補ですが、グルリダ・ローバウルは、社交の場に、実の妹以外の女性を同行していませんわ、お兄様方。
グルリダ・ローバウルの実の妹は、ぼやっとした雰囲気ではないようです。
わたし、本人と面識はありませんが、フィリスお兄様の敵に探りを入れました。」
とマーゴット。
「マーゴット。ボクのために。嬉しいの。
マーゴットは、危なくなかったかしら。」
マーゴットは、ボクにニコっとしたの。
「わたしの安全には配慮して動きましたわ。
わたしを危ない目にあわせようとする者は、生まれる時代を間違えているので、生まれ直して、前世を反省しているか、生きてきた時間を反省していますわね、今頃。」
とマーゴット。
旧ビーイット公爵家の王都邸にいるマーゴットの新しい手下は、まだ仕事をしていないことが分かったの。
マーゴットの新しい手下の炎で焼かれると、肉体のみならず魂までも焼き尽くされるから、転生できなくなるもの。
「マーゴットは、思うようにすればいいの。
ボクは、マーゴットがすることがうまくいくようにするの。」
ボクもニコニコなの。
デヒルお兄様にワイズを診断していただいたの。
診断といっても、座っているデヒルお兄様の前に、ワイズが立っているだけなの。
デヒルお兄様の耳の後ろ側から、タチノオトシゴのタノンが、ボソボソとデヒルお兄様に囁いているの。
タツノオトシゴのタノンが調べて、デヒルお兄様に報告したのかしら。
タノンたら、タツノオトシゴの隠された才能を発揮したのかしら。
ボクも、ボクの相棒に頼むの。
ハーマルお兄様のポケットに入っている、茶色い小鳥のチャーチャは、特に反応していないの。
チャーチャは、ハーマルお兄様の危険を察知する能力があるの。
チャーチャが、ハーマルお兄様に警告を発しないなら。
ワイズがここにいても、ハーマルお兄様にとって、危険はない、ということなの。
マーゴットの相棒のミノカサゴは、マーゴットのカバンの中。
ミノカサゴも大人しくしているから、マーゴットにも危険はなさそうなの。
ボクの相棒、布妖怪オリベは、カーテンのフリをしているから、この部屋のカーテンは分厚いの。
オリベは、風が吹いていないのに、カーテンを揺らしているの。
お茶目さんなの。
「問題ない。」
とデヒルお兄様。
良かったの。
「デヒルお兄様、ありがとう存じます。」
「ありがとうございました。」
とワイズ。
「デヒル殿、ありがとうございます。」
とリッチェル。
ボクがワイズの無事を喜んでいると。
「「デヒル殿。」」
アランとリッチェルが、デヒルお兄様に呼びかけたの。
アランとバージニとリッチェルが、急に改まったの。
サブリーとユージュアルが、ボクの後ろに隠れたの。
ワイズ、いよいよか、みたいな顔しているの。
何が始まるのかしら?
グルリダ・ローバウルの実の妹は、ぼやっとした雰囲気ではないようです。
わたし、本人と面識はありませんが、フィリスお兄様の敵に探りを入れました。」
とマーゴット。
「マーゴット。ボクのために。嬉しいの。
マーゴットは、危なくなかったかしら。」
マーゴットは、ボクにニコっとしたの。
「わたしの安全には配慮して動きましたわ。
わたしを危ない目にあわせようとする者は、生まれる時代を間違えているので、生まれ直して、前世を反省しているか、生きてきた時間を反省していますわね、今頃。」
とマーゴット。
旧ビーイット公爵家の王都邸にいるマーゴットの新しい手下は、まだ仕事をしていないことが分かったの。
マーゴットの新しい手下の炎で焼かれると、肉体のみならず魂までも焼き尽くされるから、転生できなくなるもの。
「マーゴットは、思うようにすればいいの。
ボクは、マーゴットがすることがうまくいくようにするの。」
ボクもニコニコなの。
デヒルお兄様にワイズを診断していただいたの。
診断といっても、座っているデヒルお兄様の前に、ワイズが立っているだけなの。
デヒルお兄様の耳の後ろ側から、タチノオトシゴのタノンが、ボソボソとデヒルお兄様に囁いているの。
タツノオトシゴのタノンが調べて、デヒルお兄様に報告したのかしら。
タノンたら、タツノオトシゴの隠された才能を発揮したのかしら。
ボクも、ボクの相棒に頼むの。
ハーマルお兄様のポケットに入っている、茶色い小鳥のチャーチャは、特に反応していないの。
チャーチャは、ハーマルお兄様の危険を察知する能力があるの。
チャーチャが、ハーマルお兄様に警告を発しないなら。
ワイズがここにいても、ハーマルお兄様にとって、危険はない、ということなの。
マーゴットの相棒のミノカサゴは、マーゴットのカバンの中。
ミノカサゴも大人しくしているから、マーゴットにも危険はなさそうなの。
ボクの相棒、布妖怪オリベは、カーテンのフリをしているから、この部屋のカーテンは分厚いの。
オリベは、風が吹いていないのに、カーテンを揺らしているの。
お茶目さんなの。
「問題ない。」
とデヒルお兄様。
良かったの。
「デヒルお兄様、ありがとう存じます。」
「ありがとうございました。」
とワイズ。
「デヒル殿、ありがとうございます。」
とリッチェル。
ボクがワイズの無事を喜んでいると。
「「デヒル殿。」」
アランとリッチェルが、デヒルお兄様に呼びかけたの。
アランとバージニとリッチェルが、急に改まったの。
サブリーとユージュアルが、ボクの後ろに隠れたの。
ワイズ、いよいよか、みたいな顔しているの。
何が始まるのかしら?
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